見出し画像

【保存版】TOZ(トーズ)活動内容と想い

お久しぶりです!
TOZ運営の高山です。

2021年より、Z世代向けのニュースコミュニティとして機能してきたTOZは、2022年に入り活動開始1周年を迎えました。

「そもそもTOZってどんな団体だっけ?」という方はこちらから!👇


そこで今回は、TOZが歩んできたこれまでの軌跡を記事にまとめていきます。一見様々なことに手を出しているように見えるTOZですが、この記事を通して、根本の目指す方向性が分かってくると思います!

それを少しでも多くの方に共感していただき、一緒に活動できたら大変嬉しく思います!

TOZの前身「BoSH」

TOZは2021年2月に始まりました。それまで、立ち上げメンバーは、TOZの前身である「BoSH(ボッシュ)」という団体で活動をしていました。

BoSHロゴ

BoSHとは、「Bridge of Science & Humanities」の頭文字をとった言葉で、「文系と理系の架け橋」という意味が込められています。

その名の通り、文系と理系という概念の壁を壊し、文系であっても理系分野を、理系であっても文系分野を、それぞれ自由に好奇心に従い学ぶ環境を作ってきました。

具体的には、専門家の社会人を講師としたイベントや文理交流会、プロダクト開発を行ってきました。

①イベント

第一回は、「宇宙×ビジネス」というテーマで開催しました。

イベントの様子(2018年)

コロナ前ということもあり、オフラインの開催でした。JAXAで活躍されている方々をお呼びし、当時まだあまり聞くことがなかった宇宙ビジネスを始め、宇宙の応用方法や楽しみ方を学んでいきました。

第二回は、「心理学×マーケティング」をテーマに開催しました。

イベントの様子(2019年)

こちらもマーケティング分野で日本を牽引されてきた方を講師にお招きし、少し学問的な心理学の要素を含めながら楽しく学ぶ貴重な体験となりました。

第三回は、「リアルハプティクス×社会課題」をテーマに開催しました。

イベントの様子(2019年)

ハプティクスという言葉はあまり聞き馴染みないかもしれませんが、「触覚」のことを指す言葉です。人の触る感覚を伝達するという最先端の研究をされている研究者のラボへ訪問し、最新の技術と社会での応用方法に関して学びました。

第四回は、「宇宙×衣食住」をテーマにオンライン開催しました。

イベントの様子(2020年)

宇宙での衣食住や、宇宙の環境や技術を応用した地球での衣食住など様々な観点で盛り上がりを見せている宇宙業界を学びました。

②研究所ツアー

文理に関係なく技術や学問を楽しむために、国立研究機関への見学ツアーを開催しました。

見学ツアーの様子(2019年)

例えば、宇宙研究の本拠地「JAXA」の特別見学ツアーを企画し、普段は聞けない話を含めてたくさん聞いてきました。

見学ツアーの様子(2019年)

他にも、環境や深海の研究を行っている国立研究機関「JAMSTEC」へ訪問し、見学ツアーを開催しました。

写真撮り忘れました笑

③文理交流会

BoSHのイベントやツアーでは、双方向性やワークショップの中での若者間の交流を大切にしていました。

同世代が語り、刺激し合うことで生まれる化学反応をより起こしやすくするため、様々な分野のバックグラウンドを持った人同士で一つの授業を作り上げるという「文理交流会」も開催しました。

文理交流会の様子(2021年)

オンライン上の様々なツールを使った交流会も大変盛り上がりました。

文理交流会の様子(2022年)
文理交流会の様子(2022年)


④開発プロジェクト

初心者向け機械学習勉強会やビジネスを意識したアプリ開発プロジェクトも開催しました。

機械学習勉強会の様子(2019年)
機械学習勉強会の様子(2019年)


アプリ開発の様子(2019年)

また、マップを使ったアプリ開発は、横浜市主催のビジネスコンテストで最終審査まで進出しましたが、惜しくも受賞を逃す結果となりました。

アプリデモ画面(2022年)


TOZの活動

実はTOZは、BoSHが名前を変えたわけではありません。同じメンバーに加え、新たなメンバーも加えたBoSHの中の主要プロジェクトとして2021年2月に誕生しました。

基本的な考え方は変わりません。できるだけ様々な情報にアクセスし、知ることや学ぶことを楽しんでもらう環境を提供しており、TOZでもそれを実現してきました。

TOZの特徴は、「ニュース」「コミュニティ」です。

日々、世界情勢からビジネス、技術研究に至るまで、世界中の様々な分野のニュースにアクセス可能となりました。この未知の宝庫を利用するためには、最新で有益な多量のニュースを取得できること、その情報を処理するメディアリテラシーを身につけることが必要になります。

そこで、TOZではニュースを取得するためのシステムと、それを学び合うコミュニティを形成しました。2022年3月時点で110人を超えるZ世代がコミュニティメンバーとなり、活動しています。

①勉強会

具体的な活動の一つととして、月に1回開催していたオンライン上での勉強会があります。今回はその中でも好評だった勉強会のトピックをいくつかご紹介します。

2021年4月勉強会

まずは「点と点を繋げる」をテーマにした勉強会です。

普段はなんとなく読んでおわりになってしまうニュースに対し、実はつながっているニュース間の関係性を考察し、構造的に情報をとらえることを目指した勉強会となりました。

2021年6月勉強会

次は、「Wikipediaフル活用術」というテーマの勉強会です。

誰でも編集が可能なことから信憑性がないと軽視されがちなwikipediaですが、情報の宝庫ではあります。wikipedia内の単語から単語へとページを転々と飛んでいき、ものごとの繋がりを学んでいこうという楽しい勉強会となりました。

2021年9月勉強会

次は、「地下・地上・空中」がテーマの勉強会です。

この勉強会では、普段はあまり意識しない視点から情報を探す練習をするため、「高さ」によって分けてニュースを共有し合いました。深海や資源、宇宙や軍事など、珍しいニュースをたくさん取り上げることができ、非常に新鮮でした。

2021年10月

次は、「脱線力」をテーマにした勉強会です。

脱線力とは、出来るだけ話を脱線しないことが良いとされている現代において、脱線することの価値を見直すことを目的とした力であり、我々が考えた造語です。
他の人がつながっていないと思う脱線にこそ当事者にしか見えない繋がりがあり、視野を広げる良い機会となりました。

2022年2月勉強会

最後は、「ウクライナ」をテーマとした勉強会です。

ロシアのウクライナ軍事侵攻が報道されたのが2022年2月24日であり、世界に衝撃が走りました。それ以前から、ウクライナとロシア、そして両国を取り巻く関係に緊張が走っており、連日報道を注意してTOZでも追っていました。

そして、緊張がピークに達した20日(侵攻の4日前)に勉強会を開き、ウクライナ情勢に関わる歴史やニュースを総ざらいしました。

②哲学対話

ニュースを学ぶZ世代コミュニティとして、思考力や対話力を鍛えることを目的に行っていたのが月に一度のイベント「哲学対話」です。

この哲学対話は、「哲学」とありますが、専門的な知識も、ディスカッションのような細かいルールもありません。
あるのは以下の8つのルールだけです。

1.何を言ってもいい。
2.人の言うこと対して否定的な態度を取らない。
3.発言せず、ただ聞いているだけでもいい。
4.お互いに問いかけるようにする。
5.知識ではなく自分の経験にそくして話す。
6.話がまとまらなくてもいい。
7.意見が変わってもいい。
8.分からなくなってもいい。

(出典:「考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門」梶谷真司)
2021年4月哲学対話

「何を言ってもいい」という大原則があり、人の意見は決して否定せず、おかしなことやまとまらないことを言ってもいいという、この世で最も自由な言論空間を実現しました。

2021年11月哲学対話

毎回簡単なテーマがあり、その質問を皮切りに自由に発言、脱線、沈黙するのがこの哲学対話の醍醐味です。

おわりに

「BoSH」「TOZ」と私たちの活動を振り返っていきました。活動を通して実現したいことは変わっていません。情報や学問を知ること、学ぶこと、体験すること、そして創ること。これを実現する環境を生み出し、周りの人に楽しんでもらうこと、そして自分たちが楽しむことです。

TOZの活動はまだ続いていきます。活動や想いに共感していただける方、一緒に活動したいと思っていただける方はいつでもご連絡ください。

代表Mail:group.bosh@gmail.com
Twitter👇


この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?