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【気まぐれエッセイ】透明の天井をぶち破る

私は昔から
とっても狭い世界と
とっても広い世界が好き。


向こう岸が見える程度の空間で
ひしめき合っている人たちと
行動を合わせることが
物心ついた頃からたまらなく嫌いだった。


天井が透けている地下にいる気分。
外の世界はたぶん広いって
なんとなく分かるし
ちらちら垣間見えるのに
天井が厚くて
とても遠くて
飛び出す方法が分からない
そんな風に思っていた。


私が私らしくいると
集団は私に優しくない。
その窮屈さに怒りを覚えながら
子ども時代を過ごしてきた。

でも、大人になった私は
いたい場所を自分で選べる。
選んでいい。


今まで無理をさせてしまってごめんねって
3歳の私を
9歳の私を
13歳の私を
15歳の私を
抱きしめてあげよう。


そして自分らしい選択をした
16歳の私に、心からのありがとうを込めて
(自由な校風の高校に転入したんです。それから学校が楽しくなりました)

あとは今の私に
どーんと任せてくれればいい。
だって今の私は、
私が幸せになる術を、
私に合う場所を、
ちゃあんと知っているからね。


幸せな時間で人生を埋め尽くしたい私にとって書くことは、不幸を無駄にしない手段の1つ。サポートしていただいたお金は、人に聞かせるほどでもない平凡で幸せなひと時を色付けするために使わせていただきます。そしてあなたのそんなひと時の一部に私の文章を使ってもらえたら、とっても嬉しいです。