山城のシーズン
私の作っているマガジンに、こういうものがあります。
長いこと更新が途絶えていますね。最後の武蔵小机城は7月の更新です(実際に行ったのは5月)。
城めぐりに飽きたわけではありません。季節による事情です。
天守があり、たいてい城郭が公園として整備されている近世城郭に対し、中世城郭(多くは山城)めぐりのシーズンは冬です。
山城の醍醐味は、空堀や馬出などの土の遺構です。夏場だと草木が生い茂っていますが、冬なら見やすくなります。
研究者ではない私は厳密さも求めないので、春先や秋口にも行きます。が、夏に山城に行くのは大変です。
まず、気温です。山だから涼しいか、というとそうでもありません。城は軍事拠点であり、街道を見下ろせる丘のような、戦略上の要地に築かれます。登山やハイキングで行くような場所には、むしろ城はありません。
なので、山城の所在地は標高でみるとあまり高くはありません。たいてい、平地と同じくらいの気温です。
城マニアは、土塁の上やら空堀の下やらぐるぐる回りながら見るので、真夏に行くと熱中症の危険があります。マムシなどに出会うのも嫌ですね。
ようやく涼しくなってきたので、関東近郊の山城めぐりを計画しているところです。次は、どこの城を紹介できるでしょうか。
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