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中東にある「奇妙な飛び地」の話
地図上でみつけてしまうと、なんとなく気になるのが「飛び地」です。
ヨーロッパにあるロシアの飛び地、カリーニングラードなどが有名ですね。
中東のアラビア半島にあるオマーンとアラブ首長国連邦の間には、珍しい「二重飛び地」があります。
オマーンの飛び地
![](https://assets.st-note.com/img/1657799821425-06SkIiZEsF.png)
アラビア半島南東部にあるオマーン。目立つのは、ホルムズ海峡に面した飛び地「ムサンダム特別行政区」です。
よく見ると、その間にも小さな飛び地があるのに気づきませんか? アラブ首長国連邦の内部にあるオマーンの飛び地「マダ」です。
飛び地の中に飛び地?
![](https://assets.st-note.com/img/1657799989984-pNNfgOLmTH.png?width=800)
さて、上図が「マダ」の拡大図。内部にさらに国境線があります。実は、ここはアラブ首長国連邦に属する「ナワ」という集落です。正確に言うと、アラブ首長国連邦の構成国シャルージャ首長国の一部です。
つまり、アラブ首長国連邦の領内にオマーンの飛び地領土があり、そのオマーンの飛び地領土の中にアラブ首長国連邦の飛び地領土がある、というわけです。
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