2024年 6月3日 月曜日 徒然日記 ザ・ノンフィクション…安楽死…

皆さん、おはようございます。徒然日記のお時間です。今日もここから、じっくり、ゆっくり、丁寧に綴っていきたいと思います。どうぞ最後までお付き合い下さい…

今日はまた天気悪いみたいですね。いや、曇りで持つのでしょうか。

さて、今日はですね、昨日見たザ・ノンフィクションについて…

タイトルは、私のママが決めたこと、というもの。
何を決めたのかというと、ガンで手を付けられなくなり、安楽死を選択したという、結構重たい内容でした…冒頭に、家族を看取るシーンがある、と注意が出ていました…

子宮頸がんを患ったのですが、色々な所に転移し、体の自由も奪われていき、余命宣告もうけ、もう闘う気力もうせてしまったようです…

脳にまで転移し、左目はほぼ見えない状態…得意だった料理も、コンロにこぼしてしまう始末…
痛さに耐えられず、壁を殴ってしまったこともあるそうです…

病気になる前は、キャリアウーマンとして、エリート扱いされ、仕事もバリバリとしていて、普通に結婚し、子供にも恵まれ、幸せな生活を送っていました。

でも、脳にまで転移した時、性格が変わってしまい、娘さんに当たり散らしてしまうことが怖いとのこと…

もうこれ以上は、限界だと判断しました…

安楽死は日本では認められていません。だから、スイスのある団体に任せることにしました。

スイスに旅立つ前、空港で娘さんとお別れしました。
見送る時は笑顔だった娘さんも、お母さんが旅立ってしまい、姿が見えなくなると、泣いてしまいました、やはり…

スイスについてからは、観光旅行のように、街並みをゆっくりと見て回っていました。建築学科を出ていたお母さん、建物には興味を示していました。
とても人生最後の旅行とは思えませんでした…

最後の夜、お母さんはたくさんの人に手紙を書いていました。
そして、亡くなった後、形に残るように、ボイスメッセージを残しました。

がんばってね、とか、応援してる、とか、大丈夫だよ、とか…

そして、最後の命を止める点滴をうける時がやってきました…
最後は旦那さんと二人きりで、ある程度時間を過ごしました。

それから、医者がやってきて、色々な確認事項を行った後、最後の点滴をお母さんが流しました。最後は医者でも決定権が無いかのように…

安楽死ってなんなんだろう、いけない事なんだろうか、そんな根本的な疑問が浮かびました…
自分が同じ立場だったら、同じ選択をしただろうか、そんなことも思いました…もう、病気と闘う気力も失せてしまったら…

なんだかとても切ない一時間でした。そして、今色々な障害を抱えながらも、平和な時間を過ごせていることに感謝しなくてはいけない、うつ病も患っているとはいえ、死にたいなんてそう軽々しく思ってはいけない…そんなありきたりなことを思う今日この頃でした。

追伸
今日の一曲…Mr.Children 旅立ちの唄


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