気まぐれ映画鑑賞#1 ジーナ・ローランズ
暇さえあれば映画を観てます。
今日観たのは
『ナイト・オン・ザ・プラネット』"NIGHT ON EARTH"(1990)
監督:ジム・ジャームッシュ
LosAngels、NewYork、Paris、Rome、Helsinki、5つの都市の真夜中、
それぞれの都市でタクシードライバーと乗客の一時の関わりを描いた傑作です。
ジム・ジャームッシュの作品を見るのは、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『パーマネント・バケーション』、『パターソン』そしてこの一本で、これで4本目です。
ただのなんでもない日常をかっこよく描くジャームッシュの作品を見るのは、とても心地よいです。
LosAngels編に出演してたジーナ・ローランズ
(上の写真、ウィノナ・ライダーの後方でぼやけている女性)
が前から気になっていいて、
もう一本彼女の出演作も観ました。
『こわれゆく女』"A WOMAN UNDER THE INFLUENCE"(1974)
監督:ジョン・カサヴェテス
もともと70〜80年代のアメリカン・ニューシネマが好きでよく観ているのですが、実はこの作品は観るのが2度め。1度めは長いのと冗長な語り口に負けて全編観ることができませんでした。
でも今回はちゃんと観れた…!
確かに2時間半と観づらい作品ではあるのですが、
この映画は一言で表すなら「ジーナの顔の映画」
情緒不安定で、繊細かつ危うい女性という難しい役どころを、彼女は圧倒的迫力でやってのけます。
彼女のような強い存在感と演技力で人を惹きつける女優さんはなかなかいないと思います。
同監督でジーナが主演を務めている『グロリア』では、どんどん展開して観客を引っ張っていく語り口でしたが、
この作品ではそれとは全く逆のやり方で、一つのシークエンスに時間をかけて、家庭の姿を余すことなく描いていたということがわかりました。
監督であり夫のカサヴェテスと彼女が組んだ作品ももっと観てみようと思います。
ほとんどUNEXTにあるみたいです。
本当に便利でありがたいです。
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