指導者という幻想

みんなが指導者に対して幻想を抱いている

先生　聖職者　専門家　社長　有識者　総理大臣　大統領　・・・・

完璧などは絶対にあり得ない

しかしみんなは時に彼らに完璧を求める

だから彼らは時に完璧を装う　

みなを安心させるために？

みなを騙すために？

みなの望むイメージを提供するために？

こうなってくると理由なんてどうだっていい

扱う力や範囲が大きくでかくなればなるほど

その偽りの代償は大きくなっていく

時にはそれが大きすぎて責任が取れないなどということもでてきている

時には複雑すぎてその悲惨な結果が何に由来するのかもわからないなどということもでてきている

彼らはそれを知ってか知らずか演じ続ける

指導者の理想の演説は何時しか詐欺師の語る夢物語になってしまった

真面な指導者ならばどうなるのか

率直に彼はこう語るだろう

私にはとてもじゃないが最善策は解らない。これしか思いつかない

でもこれを言ったらどうなると思う

即刻、辞めさせられて

代わりに自信満々のインチキおじさん or インチキおばさんの登場だ

『この道しかない！』で進んだ先は・・・

だから幻想を捨てようよ

完璧な指導者などはいないんだと

一人の人間に判断を任せられるような簡単で単純なシステムでは既にもうないのだと

ＡＩがもっと進歩すればそれで代用できるのかもしれないが

だけど法律と言うのはそもそもそういうものなのではないのか？

人間の判断ではなく、過去の失敗や成功や歴史や前例を踏まえて作られた叡智により判断する

それを口頭決済の閣議決定だけで間違った解釈変更とかあり得ない話だが

しかし、想定しえない緊急事態はどうするのか？

技術革新や環境破壊などで新しく起こる想定しえない出来事はどう対処するのか？

益々、難しい判断をしなければならなくなる

一人の指導者？

無理だろ！

どう考えても難しい

理想の指導者でも難しい綱渡りだ

もしそれが、とんでもないボンクラの詐欺師だったらどうなる？

権力を集中させたところで結果が良くなるなどとは到底思えない

逆に高い確率でとんでもないことにはなりそうだけど

それだったら現時点では複雑で巨大なシステムの方を諦めて

ＡＩの方が追いついてくるのを待ったらどうだろう

そんなに急ぐ必要はないだろう

覇権！覇権！覇権！

なんて今更何言ってんだって感じだけど

そんな連中に扱えるべきもんじゃないだろ

急がば回れ

人類の叡智は多分そう言ってる