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ユーラシア大陸横断日記7 チベット滞在記 シガツェからラサ

ユーラシア大陸を西へ西へ、中国の上海からポルトガルのロカ岬まで。
陸路・海路でユーラシア大陸を横断した、ユーラシア大陸横断(2008)の記録です。

チベット鉄道で西寧からラサへ。ラサから車でギャンツェへと向かいました。ギャンツェで1泊し、シガツェへと進みます!
前回の記事はこちらです↓

ギャンツェの安い宿でガイドさんたちと1泊し、次の日はシガツェへ。
シガツェにはタシルンポという有名な寺院がある。

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入ってみると、僧侶の方がお堂を掃除していた。
きちんと「生きた」お寺でほっとひと安心。

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お寺の一角ではちょうど禅問答が繰り広げられていた。
禅問答はチベット仏教における伝統的な修行の1つで、ポーズなどもいろいろと決められているものがあるらしい。

チベット仏教の伝統が、細々とかもしれないけれど連綿と受け継がれていることにまた少しほっとした。

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タシルンポをあとにし、その日のうちにラサに戻った。
車窓を流れていくチベットの風景はどこもとても美しい…

小さな村のようなところを通り抜けたり、遠く山肌に集落があったり。
どんな人たちがどんな生活をしているのか、もっともっと知りたいけれど、チベットで自由な旅行をするのはやはり難しくて、想像を膨らませながら窓の外を眺め続けた。

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ラサへ戻り、その日は時間があったのでラサの市街を歩いてみた。
歩いてみたとはいっても、管理の目が厳しいチベット、とくにラサでは自由に寺院を訪れることもできず、近くの商店を覗いてみる程度。

これまでラサ、ギャンツェ、シガツェをめぐってきたけれど、ポタラ宮も、ジョカンも、パンコル・チョーデも、タシルンポも、そしてチベットという世界が非常に危うく崩れかかっているのが頭から離れなかった。

この日訪れたタシルンポも、今はどうなっているのかわからない。

生きたお寺であり続けてあってほしいけれど、チベットを取り巻く情勢は年々厳しくなっている。
ここで出会った僧侶のみなさんが元気でいてくれていることを願わずにはいられない…


【おまけ】チベットはじめ中国各地でよくいただいた正宗小籠包(たぶんチェーン店?)の肉まん。
ラサのお店で3皿(30個)食べたら店主のおばちゃんに笑われました

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こちらに続きます↓


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