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#207 子供の私は『神さまと取引』をしていた。

神社や神棚に向かって願い事をするのではなく

ただただ感謝の気持ちを伝える時間に
なったのは25歳くらいだったかな。

『こうして生きていられる事に感謝します。
いつもありがとうございます』と

お礼を伝える時間に変わりました。

昔の記事でも何度か書きましたが…

私は10才の時に

顔に腫瘍が見つかりその手術の後遺症で
感覚がなくなる事、そして最も衝撃的だったのは

『顔が半分変わるかもしれません』と
        主治医から言われたこと。

先生はレントゲンを
  じっと見たまま 私にそう告げた。

その日から私は自分がしてきた事を後悔して

・もう〇〇しませんからどうか助けてください。

・お母さんとお父さんの言うことをちゃんと聞きますからのどうか病気を決してください。

良い人間、正しい人間になりますから
どうか助けてください!!と

私は〇〇するから神様は〇〇してね!!

心の中でずっと
神さまと交換条件で私を助けてください!!と
勝手に取引をしていたんです。

泣いて、悩んで、苦しめば

きっと神さまは助けてくれる…

そう信じていたので私は毎日悩んで泣きました。

神さま!!私はこんなに泣いているんです!!

こんなに苦しいんです!!

私が神さまや神社、神棚に手を合わせるようになったのは、おばあちゃんの影響でした。

〇〇しないとバチが当たるよ!が
おばあちゃんの言うことを聞かないとバチが当たからね!!といつも言われていました。

正しい人であれば、良い人間であれば
紙さまは助けてくれるものだと本気で思っていたんです。

でも…私のそんな願いは叶わず私は人生で初めての大きな手術をする事になりました。

神さまは嘘つきだ!

私がこんなに泣いた苦しんで悩んだのに
病気を私の体から消してくれなかった。

私は心から怒りが込み上げてきました。

そんな子供時代を経て

大人になった私が思う事は

泣いても、悩んでも、苦しんでも

現実は変わりません。

だから私が変わるんです!!

私はこの病気のおかげで家族の愛を
とても強く感じたし、

この病気のおかげで
私は自分の心の声を紙に書く事を覚えたり、

泣いても、悩んでも、苦しんでも現実は変わらない!!ならば!それを受け止めてより良くなる方に進もうじゃないの!!と

ここに書ききれないくら
    いたくさんの事を学びました。

そんな風に気持ちが変わったら…

どんな事があっても私は今ここで生きている。

この事に感謝せずにはいられなくなりました。

そこから私は取引ではく

『ありがとうございます』を
     伝えるようになりました。

すると不思議なもので…

どんどんありがとうが増えていきました。

神さまはありがとうが好きなのかもしれません。

それでは今日も心穏やかに

ポジティブでありますように。

#創作大賞2024 #エッセイ部門

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