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発達障害・神経発達症の男女比について ストラテラ服用日記773日目

以前から発達障害、特に自閉スペクトラム症の男女比があると言われていることに違和感を感じていた。

少なくとも、私が接している限り、明らかな性差はないように感じていた。

少し前に下のような論文が出ていたようなので、少し紹介。
井手先生(Masakazu Ide @IDEmRes )のツイートを引用する。
ASDの診断の男女比は4:1で男性が多いと言われていますが、4回の評価で発達の軌跡を追った研究で、1:1の男女比になったという研究。
ASD診断済みの姉弟(6ヶ月〜5歳)対象に観察式のアセスメントを行い、男女の評価バイアスを減らすための調整を行った結果。 

https://www.spectrumnews.org/news/autisms-sex-bias-disappears-after-tracking-trajectories/


こんな研究もでてきたので、今後、発達障害の性差についてはより詳しい研究がなされるのではないかと思う。

ADHDも3:1で男性が多いという研究もあるが、これもそんなに大きな差があるとは思えない。(2.5:1とか1.5:1という研究もある。いずれにしろ男性が多いという結果)

こちらもエビデンスが出せるわけではないが、アセスメントに少し問題があるのではないのかなと思ったりもする。研究をされている方は必死に考えてアセスメント法を決めていると思うし、そこにケチを付けたいわけではなく、発達障害は千差万別すぎて統一のスケール(尺度)で測れない部分があるのではないかと思う。

こういった研究も進んでほしいなと思います。


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