上伊那ぼたん描いてます。

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最近の記事

2024-08-15: ぎっくり腰入門論

ぎっくり腰になった。 くそったれが。 実は何度も経験しているのだが、今回は今までで一番痛かったかもしれない。 幸運にもこの最悪な経験をしていない人に向けて、ぎっくり腰のなんたるかを概説したい。 なお、本稿は個人の感想であり、なんら専門的知識に基づいていないため、実際に腰痛を発症した場合はすみやかに医療機関を受診してください。 どんなもんかぎっくり腰はクソ痛い。 思わずサンジの口癖が伝染るくらい痛い。 痛みを言葉で表現するのは難しいが、筋肉痛系のジンジンと継続する痛みで

    • 2024-08-09: よく観てるYouTubeのファッション系動画

      概要SSIA(Subject Says It All)です。 こんな動画を楽しく拝見していますという紹介記事。服ネタが好きな方向け。 石川俊介の〇〇〇MARKAWAREおよびmarkaのデザイナー兼創業者である石川俊介さんのチャンネルです。 当然、自社商品の販促的な意義をもって運用されているチャンネルなのですが、石川さんの私物やアイテムのメンテナンス方法を紹介されるなど、内容は多岐に渡ります。 石川さんは素材・縫製オタクなので、アイテムに対してエモーショナルな感想だけ

      • 2024-08-08: 最近買った服のはなし

        イソノー! 最近服買ってるか? 私も今夏、多少意識的に買いましたので、今回棚卸ししてみます。 Ziggy ChenのオーバーサイズTはじめてZiggy Chenを買いました。 2012年に上海で始動した、アルチザン系のブランドです。 かねてから気になっていましたが、この手の服は(ブランドの解像度が低いと)写真で見てもピンとこないことが多いので、スルーしてきたブランドです。 この夏はAraki Yuuを買おうかなと思っていたのですが、店頭で店員さんと会話していくなかで、

        • 2024-7-22: 初北海道旅行のレポ

          北海道に行ったんすよ。 人生初。入道。 旅程は3泊4日。 成田から新千歳へ空路で移動し、札幌、登別、美瑛で1泊ずつ。 現地の移動はすべてレンタカーだ。 なかなか慌ただしいスケジュールだけど、初北海道なのでいろいろ見てみたかった。 1日目朝6時に自宅から自家用車で成田空港へ。 締切が極めて近い仕事が終わっておらず、ほぼ徹夜状態。 機上で寝られたらいいなと思いつつ、飛行機で眠れたことなんて一度もないんだよな。国際線含め。 車や電車と違って、飛行機の座席ってなんか眠れな

        2024-08-15: ぎっくり腰入門論

          2024-07-08: 最近読んだ本

          どうにも文章を書く気が起こらず、読んだ本のタイトルリストを睨みつけながら無為な時間を過ごしているのは、酷暑の兆しのためだけだろうか。 先週くらいまでめちゃくちゃに忙しく、その時期は正直本を読む知的体力もなく、noitaという1プレイが短いビデオゲームを延々やっていた。 今もやっている。 いや仕事しろよ。 スチュアート・リッチー『Science Fictions』面白い本だった。怖い本でもある。色んな意味で。 世の中の科学論文が、たとえ著名な研究者のお墨付きがあるもので

          2024-07-08: 最近読んだ本

          2024-06-10: 最近読んだ本

          今月は忙しすぎる。 祝日も無いし、6月はホスピタリティが終わってる。 8月売りの単行本作業が渋滞しているのも繁忙の一因だが、今年は漫画関連の業務が昨年とは比較にならないほど山積していて……。 もちろん、嬉しい話なのですが。 スキマ時間で、ちまちま本を読んでいます。 山田太一『昭和を生きて来た』脚本家、山田太一のエッセイ。 『夕暮れの時間に』を先日読んで面白かったので、とにかく山田のエッセイを色々読んでみたいと思い購入した。 山田は2023年に89歳で没した。 昭和初期

          2024-06-10: 最近読んだ本

          2024-05-16: 最近読んだ本

          ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。 私は仕事か、家族と(比較的)混まなそうなレジャー施設を訪れたりしていました。いつもの、ってかんじ。 バタバタしててあまり本は読めてない。 慢性的な疲労感より、この備忘録もなかなか着手できなかった。 音楽と人 編集部『別冊 音楽と人 チバユウスケ』雑誌『音楽と人』を中心として、昨年逝去したミュージシャン・チバユウスケへのインタビューを多数収録した本。『音楽と人』編集長の金光が責任編集を務めている。 チバは決して雄弁・多弁なタイ

          2024-05-16: 最近読んだ本

          2024-04-20: 関西新卒時代を振り返る(1)

          開放しているマシュマロに、おれの新卒時代に関する質問が数件届いていた。 新卒か。 おれは10年近く前、大手システムインテグレーター(SIer)の新卒採用枠になんとか潜り込んだ。そこは転勤の少ない社風だと、リクルーターから聞いていた。 おれの地元は関東だから、新卒研修後の東京本社配属は確実だと、ひそかにタカをくくっていた。 そんなマヌケに下った辞令は、まさかの関西拠点配属。 世の中、そんなに甘くはない。 現在のおれは関西を離れて久しいが、懐かしい昔日を振り返ろうと思う。

          2024-04-20: 関西新卒時代を振り返る(1)

          2024-04-15: 最近読んだ本

          最近読んだ本。 といっても、足掛け数ヶ月みたいな本もある。 同じ本でも、遅々としてページが進まない日があれば、わりとスイスイ集中して読める日もあるんだけど、なんでだろう。 『美術手帖「NFTアートってなんなんだ?!」』2021年12月号の美術手帖。なのでちょっと昔の特集。 2021年はNFTバブルの只中で、投機対象としてNFTの注目度が加速度的に上昇していた時期だった。 狂乱の時期が過ぎ、2023年には過熱したブームも下火。 Crypto Punksなどと並び、クリプト

          2024-04-15: 最近読んだ本

          2024-04-07: 兼業漫画家を10年あまりやってみて思うこと

          はじめに私は今年で社会人生活10年目を迎える。 しかし、学生時代から商業漫画家として活動してきたため、兼業漫画家としての活動期間はそれを上回る(学生と漫画家との二足の草鞋を、兼業漫画家と呼びうるのか、いささか怪しくも感じるが)。 兼業漫画家がこの世にどれだけいるのか私は知らないが、「兼業で漫画家をする」ことについてのアウトプットをあまり目にしない気がするので、雑に吐き出してみようと思う。 もちろん全ては私の主観であり、兼業漫画家や漫画家全体を代表・代弁するものではないの

          2024-04-07: 兼業漫画家を10年あまりやってみて思うこと

          2024-03-20: 最近読んだ本

          3月頭はバタバタしていたため、たいして読めてもいないのだが。 西野智彦『平成金融史』元TBSテレビ報道局長である西野智彦による、副題のとおりバブル崩壊からアベノミクスに至るまでの平成経済録である。 平成金融史を大きく4つの時期に区分し、日銀、政府、省庁、そして各銀行が混乱や不安、困苦の果ての意思決定を繰り返し、泥沼のような経済不況の舞台が展開されていく。 本書において、西野は事実列挙と関係者の談話の記載に注力しており、西野自身の各組織や人物に対する批評は控えられている。

          2024-03-20: 最近読んだ本

          2024-03-13: 最近の身近な衣服の話

          月初は相変わらずバタバタしていて、ふと気づけば三月も半ばに差し掛かっている。やば。 本年は閏年とはいえ、やはり二月はその他の月より短いわけで、私のような締め切り業はこの一日二日に随分泣かされる。 「ああ、あと一日あればもっと余裕があるのに」と毎月思う。しかし、再現性のある形で反復的にそんな状態に陥るのならば、無意識下に私自身が左記のような状況下へ、自らを追いやっているに違いない。 対策も特に講じないのだから、修羅場を月々再演してしまうのだろう。反省(しているのか?)。

          2024-03-13: 最近の身近な衣服の話

          2024-03-03: 反AIと特権意識の関係について考える

          はじめに先日、『絵師の立場から言いたい「反AI」の人の態度について』と題して、以下の記事がnoteに投稿されていたことを、遅まきながら知りました。 私もしばしばnoteで言及している画像生成AIについて、それを取り巻く世論や主張に対する意見記事です。 一読して私が「おや」と思ったのは、本稿が生成AIがもたらす数種の課題(以下の拙稿でも紹介した、Ziv Epsteinらの課題区分に認められるような)そのものを主題としていない点でした。 https://note.com/

          2024-03-03: 反AIと特権意識の関係について考える

          2024-02-22: 4コマ漫画界の至宝・海藍作品を語る

          はじめに海藍(はいらん)という作家をご存知だろうか。 2000年に芳文社の「まんがタイムジャンボ」誌上で実質的に商業誌デビューした海藍は、代表作の『トリコロ』で創刊初期から「まんがタイムきらら」を牽引した。 『トリコロ』はきらら系作品として初のドラマCD化を達成し、後に設定資料集も発売されている。黎明期のきらら系作品としては異例の扱いであった。 私見では「まんがタイムきらら」史、ひいては『あずまんが大王』(あずまきよひこ)以降の萌え4コマ文脈を語る上で無視できない重要

          2024-02-22: 4コマ漫画界の至宝・海藍作品を語る

          2024-02-19: ある批判についての記憶

          多少昔の話だ。 ふと脈絡なく思い立ち、とある小説投稿サイトに短いお話をいくつか投稿したことがある。 「お話」と表現するのは、それらが小説と呼ぶにはあまりにも適当な産物であり、私自身を愉しませるという単一目的を掲げた、いわば手慰みだったからだ。日曜大工みたいなものである。 卑しくもプロとして発表している漫画作品群とは何もかも性質が違う。そのため、作者名は適当に命名し、漫画家である”塀”とは完全に切断していた。 1日に1作、夜間の隙間時間でダ―――ッと始まりから終わりまで一気

          2024-02-19: ある批判についての記憶

          2024-02-17: スペースオペラとモデルガンの思い出

          父が突然、四挺の拳銃を自宅に持ち帰ってきた。 私が小学生の頃の話だから、四半世紀近く昔の話である。 無論、いずれもモデルガンなのである。 しかし、鈍く輝く金色のダミーカートが綺麗に装填されたそれらは、我が家の玩具箱に刺さっていた安価な小児向けエアガンとは一線を画していることくらい、幼い私にも理解できた。 コルトガバメント、ワルサーP38、S&W M13 FBIスペシャル、コルトパイソン。 実に渋いラインナップである。当時、M92Fやシグプロのような拳銃を好んでいた私には

          2024-02-17: スペースオペラとモデルガンの思い出