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間借りカフェをやってみたおはなしその2 おやつとレシピ


去年の11月〜12月に、回数にしたら3回、
間借りカフェのお手伝いをさせてもらいました。


自分にとっては とても「えい、やぁ!」と頑張ってやってみたできごと
だったので、
日記にしています。


経緯はこちら、

その1 出会いと準備 はこちらに、

それぞれ書いてみました。
たくさんの方が読んでくださり、スキもしてくださって、
とてもびっくり、嬉し恥ずかしです。
どうもありがとうございました。


要約すると、
去年の4月に広島に引っ越してきて はや半年ほど通わせてもらっているパン教室の先生が、
色々なご縁で間借りカフェを始められる際、
私におやつ担当として声をかけてくれたことがきっかけでした。

パン教室には、いつもむすめと一緒にお邪魔してます。



カフェの場所は、
「地域の子ども達に本にたくさん触れてほしい」という思いから、
地域の親子の居場所として 私設で運営されている絵本や児童書の図書館に、昨年の11月から新しく併設されたカフェスペースをお借りしました。

可愛い一角

マンションの1階部分を全て館長さんご自身でDIYで改装されていて、
入ると木の良い匂いがして、
南側の窓から入る光がとても優しくあたたかくて、
居心地の良い素敵な場所です。


そんなこんなでこの素敵なカフェスペースで、
手作りのおやつと 前職の焼き菓子店で習ったドリップコーヒーを提供させていただいたのでした。

てづくりのチラシ

今回はカフェで提供したメニューを、一部レシピも一緒にご紹介したいと思います。
何度も作り直してできたレシピで、とっても美味しいのでご参考にしていただけると嬉しいです〜。


カフェの目玉は、
”パン教室の先生が手がける「ゴパン」と麹のおかずのランチ”

でした!

ゴパンとは、米粉ではなく生のお米から作ったパンで、
広島のパン教室「Kiitos Bakery」の先生が
子どもやお母さんの健康のため作られているものです。

お米でてきてるベーコンエピ


グルテンフリーなのでアレルギーのあるお子さんはもちろん(今回は同じ厨房で小麦を使用していましたが)、
大人子ども問わず小麦製品を摂ることが多くて肌荒れや腸の不調が気になる方などに特におすすめです。

単純に、もっちりしてお米の甘みが感じられてとっても美味しいんです〜。
偏食で小麦のパンを食べてくれない子も食べてくれそう!…な気がします!

気になる方はぜひKiitos Bakeryさんのインスタをご覧ください☺️

塩麹や醤油麹ドレッシングなどを使ったおかずも、
身体に良いかつ味もしっかり付いていて、とても好評でした。
お客さんにはやはりお子さんを連れたお母さんが多くて、麹に興味を持ってくれる方もいました。


さてさて。

私が提供したおやつは、、、


○11月

紅玉りんごのクランブル バニラアイス添えと
はちみつレモンのマフィン
岡山県産みかんのマフィン
米粉のキャロットケーキ

キャロットケーキ、
当日は平置きしてスプーンですくったクリームチーズフロスティングをぽてっと落として、
その上に胡桃とローズマリーを乗せてお出ししました。
とっても可愛かったのに、写真撮れておらず。


○12月

米粉シフォンケーキ シナモン味
トッピングはメープルでキャラメリゼしたアーモンドです


ゆずと金胡麻のパウンドケーキ 
自家製ゆずジャム添え

※カフェ当日はバタバタして、写真がほぼ自宅で試作したものとなってます。

どれもこれも何が良いかな〜っていっぱい考えて、
産直へ行って品物を見て思い付いたり、
友達に「今の時期何が食べたくなる?」って聞いたりして、作りました。
何を出そうか考えるのは頭を悩ませたけど、
思いつた時の「コレだー!」感は半端なくて、
ウキウキして、楽しかったなぁ。

そしてどれもこれもいっぱい思いがこもっていて、(例えば寒くなってきたから身体を温める食材を入れようとか)
何回も作り直して
食感のために材料をこだわったりして、
できれば一つ一つ記録に残しておきたいとも思うんだけど、
それはたぶん目が飛び出るほど長くなってしまうので割愛しようかな、、どうしようかな、、、、(笑)


最初はいつも作っている小麦のお菓子にしてたけど、
グルテンフリーのランチを出していたり、
パン教室の先生の「身体に優しいものを広めたい」っていう思いに共感したり、
単純に挑戦してみたくなったりして、
途中から米粉のお菓子を作ってみました。


それが思ったより大変だったかなぁ。
小麦のときだったら、こうするためにはこの配合にしたら良いかな?って思って作ってみても、
米粉だったらぜんぜん思ったようにならなくて。
めちゃくちゃ もっちもちとかベチャベチャになったりして、
その時はショックだったなぁ。

たぶん米粉のお菓子の基礎を知らないまま配合をいじったからあんなことになったんだろうな。
色んなレシピ本を食い入るようにみたけど配合の法則がまだわからん…(笑)



そんな私ですが、
まぁ美味しければ良いでしょう!ということで、

”米粉シフォンケーキ シナモン味”のレシピ

をご紹介させてください〜。

材料
①卵黄 4個分
 メープルシロップ 20g
 太白胡麻油 25g
 豆乳 50g
 米粉 72g
 シナモン 3g (お好みでカルダモンやジンジャーパウダー加えても◎)
②卵白 4個分
 きび砂糖 50g
 スライスアーモンド(お好みで)
※卵はLサイズ(64〜70g未満)を使用しました

下準備
・材料を計量する
・型を用意する
・卵を卵黄と卵白に分けて、卵白は冷蔵庫で冷やしておく

1.卵黄にメープルシロップを加え、
  泡立て器で混ぜ合わせる(馴染んだらOK)
2.太白胡麻油を加え、
  とろっと乳化するまで混ぜる
3.豆乳を加え、混ぜる(シャバシャバになる)
4.米粉とシナモンを合わせて振るい入れ、
  そのまま泡立て器でしっかり混ぜる
  米粉なので余計グルテンを気にせずしっかり混ぜれますね

〜ここでオーブンを170度に余熱します〜

5.卵白を冷蔵庫から取り出し、
  ハンドミキサーで混ぜてメレンゲを作る
  初めは低速で、泡立ってきたら高速で。
  私は余計な気泡が入らないように
  ボウルの中でゆっくり静かに
  ハンドミキサーを動かすようにしてます
6.ふんわりしてきたらきび砂糖を3回に分けて入れる
  ※きび砂糖がすぐ溶けるよう、
   砂糖の塊があったら泡立て器でならしておく
  砂糖を入れたら低速で混ぜ、
  溶けたら高速で泡立てる を繰り返します 
  メレンゲは、つやが出てツノが立てばOKです

7.メレンゲを1/3ほど卵黄生地に入れ、
  泡立て器でしっかり馴染むまで混ぜる
  卵黄生地が柔らかくなることで、
  残りのメレンゲと混ざりやすくなります
8.卵黄生地を残りのメレンゲのボウルに流し込み、
  ゴムベラで底からすくうように混ぜる
  メレンゲの塊があると、
  焼いた時に大きな気泡になっちゃいます
9.型にそーっと流し込み、
  ゴムベラで表面をならします
  ほんの3センチくらいの高さから1度だけ型を落として、気泡を抜きます
10.あればスライスアーモンドを散らして、
   170度のオーブンで30分焼きます

よく、シフォンケーキのレシピは卵白に対し卵黄が少ないものも多いですが、
焼き比べてみて卵黄も同じ分入ってた方がしっとりして美味しいと感じました。


お子さんと一緒に食べられるよう、シナモンはちょうど良い塩梅にしてます(うちの子2歳がおいしー!ってなるくらい)
もっとスパイス感じたい!という方は、シナモンの分量を増やして米粉を少し減らしたら良いかな?と思います。


文字だけだとわかりにくいかもしれませんが、よければ参考にしてみてください。

あ!砕いたローストアーモンドをメープルシロップに一晩漬けただけのものをトッピングしても美味しいです。



間借りカフェをしてみて はっとしたこと

私は、noteでも偉そうに嘯いていたように、
人と人との繋がりづくりのため、
地域の居場所カフェをつくりたいと思っています。

そしてそのための活動として、
今回の間借りカフェのお話も、
自分が作ったお菓子を お金を貰って食べてもらうのは相当プレッシャーで、本当に私にできるのかな?ってドキドキしたけど、
えーいやったれと思い、チャレンジしてみました。


初回は赤字に終わった間借りカフェ。
2回目3回目は、館長さんが口コミしてくれたこともあり、
お昼時にふと客席を眺めてみるとなんと満席になっていたり、
ラストオーダーの時間までカフェ利用の方が続けて来てくださったりと、
自分達がご用意した空間に、たくさんの人の笑顔と話し声が溢れていました。


初回にご友人と来られた地域の方が、
2回目には「じっくり楽しみたいから」とお一人でいらっしゃって、
最終回にはお時間が合わなかったけど顔を見に来てくださって。

「(赤ちゃんがいるから)久しぶりの外食じゃわ〜」「ほんまほんま〜」とお話されていたママグループは、
キッズスペースで遊ぶ我が子を目を細めて見守っていて。

色んなテーブルで、
私たちが用意した食事やおやつをお供に、お話に花が咲いていて。
2回続けて来てくださる方もいて。



いつの間にか、かえって私の方が繋がりを実感させていただいてました。


「いらっしゃいませ」「こんにちは」で始まって、
注文と配膳などの簡単な会話をして、
「美味しかったです」「ありがとうございました」で帰っていく。


広島に来て、家族以外はほとんど知り合いのいない環境の私にとっては、
とっても心がじわっとあったかくなる時間でした。


私はいつも、「誰かのため」を演じながら、
自分の「こうしてあげたい」をしてしまいます。家庭でも、仕事でもそう。


でも、人が繋がりを感じるとき、あたたかさを感じるときって、
多くの場合は 誰かが進んで何か「してあげる」必要ってたぶんあんまりなくて、
誰かの笑顔を見るだけでも、挨拶を交わすだけでも、
それが日常的にあれば、それで良いんじゃないかな
って思いました。


だからきっと、
夢が叶ってカフェができるときがきたら、
「地域づくりをしなければ!」「みなさん繋がりを作りますよ!」って先導きってガチガチにするんじゃなくて、
肩肘張らずに、そこに開けて居れば、来てくれる人同士でだんだんと良い感じになっていくんだろうなぁって、
少しイメージができました。



ハァ〜めっちゃ長くなってしまったけど
とってもやってよかったなぁと思うし、
なんか今一気に最後のまとめの部分が浮かんできて
noteに書けてよかったなとも思いました。


金曜日 おつかれさまでした。

おわり

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