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間借りカフェをやってみたおはなしその1 出会いと準備


もうこれは去年のおはなしになってしまいますが、
11月12月と、でも回数にしたら合わせて3回、
間借りカフェのお手伝いをさせてもらったという、
自分的にはすごくチャレンジングなできごとがありましたので
日記に認めたいと思います。

”チャレンジング”っていう言葉はあるのか?と思い調べてみると
”挑戦すること”のほかに、”意欲をそそるような””やりがいのあるさま”といった意味もあるようです。
まさに、私にとって「間借りカフェをすること」は、そんなかんじでした。


経緯については こちらの記事に

相変わらず長ったらしく、でもいっぱい気持ちを込めて、書きました。

通っていたパン教室の先生が誘ってくれて、やってみることにしました。


場所は、広島の某私設図書館。(の隣に新しく併設するカフェスペース)


先生からこのことを聞いたとき、「図書館?!」とワクワクしたのを覚えています。

だって、「図書館を作っちゃおう」って、普通思う?
どんな人が運営してるんだろう。どんな思いで、してるんだろう。


まず先生が見学に行ってくれて、実際に出店することが決まった。
そのあと、私も見学へ行かせていただいた。

見学に行く前に、福祉職だった時のクセというかなんとなく、図書館がある地域の人口とか高齢化率をざっと調べてみると、
ひとつの区だけで 私が以前住んでいた岡山のとある市の人口をざらに超えていて、
おまけに高齢化率もやっと20%を超えたくらいの数字だった。(私が前住んでいた地域は30%をゆうに超え、四捨五入すると40%に手が届く)
しかも今時珍しく人口も増えているらしく、子育て世帯が多い。

若い人が多くて、住みやすい土地なんだなぁ〜 と、行くのが楽しみになった。


話は戻って、見学の日。

図書館のオーナーさんにご挨拶した。
表情も身のこなしも声色も穏やかで優しそうな方。

ご自身のお子さんが大きくなって、「読まなくなった絵本や児童書を捨てるのが勿体無い」と感じたことをきっかけに、
地域の子ども達にたくさんの本に触れてほしいという思いから、
地域で本をシェアしながら子ども達が気軽に立ち寄ることのできる図書館を(全てDIYで)作られた、とのこと。

今では2500冊以上の絵本や児童書(ほんとにすごい量でした!)、
乳幼児も遊べるおもちゃも置いてあり、落ち着いて過ごせる空間でした。


元々公民館などが少し遠く、
午前中は小さい子どもさんを連れたお母さん、午後は学校帰りの小学生など、
たくさんの親子が出入りする居場所になっているようでした。


そうやってお話される館長さんの、
優しそうなお人柄の内に秘める熱い思いを尊敬するとともに、
単純に「居場所づくりをしたい」という思いにとても共感し、
こんな素敵な場所で、カフェとして、自分でおやつを作って提供できることがとても嬉しかったです。

これは、カフェスペースの方の、お気に入りの席の写真
こんなキッズスペースもありました〜



さて、何から準備しよう?


幸い間借りなので、利用料(これもたぶん格安)をお支払いして、
キッチンの設備・必要な備品は全てお借りできます。


自分たちで用意するものとしては、差し当たってはメニューとフライヤー。
先生と分担して、私はフライヤー(とカッコつけて呼んでいた)を担当しました。

作るの楽しかった


大きなものはこのふたつだったけど、
実際やるとなったら、前日までバタバタとアレがいる?これがいる?(たとえばお花とか花瓶とか、ケーキを飾るお皿とか)と
細々したものを思いつき次第準備しました。


何の役に立つかわかりませんが、
また自分でカフェ出店をしたいと思った時のために、覚え書きを。
会場が家から車で片道1時間かかり、忘れ物すると終了するので、前日も実際これをメモに書き出して、出発前に何度もチェックしてました。

・エプロン、三角巾
・コーヒーセット(サーバー、ドリッパー、フィルター、ポット、温度計、スケール、タイマー)
・お菓子の材料(計量しといたもの。地味に大変でした。)と型
・カウンターへお菓子を飾っておくためのお皿、ケーキクーラー
・盛り付けに使用するハーブなど
・包丁(使い慣れたものが便利でした)
・筆記用具、メニューを印刷したもの、そのほか掲示したいもの
・飾り付け(お花、花瓶とか)
・材料費の領収書、レシピのメモ

移動時間が長いため、要冷蔵のものは保冷剤いっぱい詰めてクーラーボックスに入れたりして・・・。大荷物でした。


ま、でも、総じて、私はあくまでお手伝いだったのでこんなもので・・・。
目玉のランチを担当された先生は、もっともっと準備が大変だったと思います。材料は、どうしても青果なども多いですし・・・。
また、先生が外の黒板に貼るチラシ(OPENて書いたやつ)など、
色々気がついて用意してくださっていたので、とても助かりました。


なんかいっぱい「大変」って書いちゃいましたが、
当時、実際やってるときは「いやー!大変だなあー!」と思っていたわけではなくて、
ドキドキワクワクしているのであんまり「大変」っていう実感はありませんでした。
(あと、自分で「大変!」っているレッテルを貼った瞬間、ものごとに取り組む気持ちとかどうにかしようとする気持ちが無くなっちゃうような気がして。)
今書き出してみて、「結構大変だったんじゃん」ってなっています。


やっぱり、いちばん頑張ったのはお菓子のレシピづくりでした。

自分のこだわりで、「その時のいちばん旬のものを使ったおやつを出したい」と思っていたので、
あとは自分でスーパーや直売所へ買い物に行き、果物を見ながら「これを作りたい!」と思い付いたりして、
結局、3回とも提供メニューを変えました。
出店は隔週のペースでしたが、このメニューのおかげで結構間の準備期間はあっという間に過ぎていきました。

ここまでで既に結構な分量となってしまったので、
楽しかったレシピづくり、提供したメニュー、
そして美味しかったのでぜひ実際のレシピも!次の記事に載せようと思います。


先日から新しい職場で働き始めて、1週間ほどが経ちました。

年末に、「来年(2024年)やりたいこと」を何となくまとめたけど、
そして、それらをやってみたいからこそまたパート勤務で働き始めたけど、

いざ仕事を始めてみると、
「自分が立てた目標に、取り組めるのかなぁ?」ってぼんやり思っていました。
まぁ、1週間だから、仕事でいっぱいいっぱいなのが当たり前かな。

でもこうやって、間借りカフェのことを思い出しながらnoteへ書いていたら、
また色々やってみたい気持ちが湧いてきた。

あのワクワクは、忘れられないな。
とっても貴重な体験でした!


おやつ、チラリ


つづく


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