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寄り添うチカラのその先

さいきん、ある事業を通じて
何人かの人たちから
「トムテさんの、企業への寄り添い力がすごい」
と言っていただきました。

嬉しいですね。

でも、「寄り添う」を知っていたつもりでも
いざ自分に投げかけられた時に
「どういうところでそう思ってもらえたのか」
「そもそも寄り添うってなんだろう?」と考えてしまいました。

アルパカでカードをつくりました(記事とは関係ありません)


「寄り添う」の意味は
『①そば近く寄る。「寄り添って立つ」 ②相手のがわに立って支えるようにする。(三省堂国語辞典)』
だそうです。

これでは物理的な意味となってしまいますね。


ある記事でビジネス的な観点で説明をしてくれてました。

ポイントとしては

■相手の話に耳を傾ける
■さまざまな価値観を認める
■その人が何を望んでいるのか察する

Precious.jp

ということで、もう少し具体的にいうと

■ユーザーの期待に応える
■消費者が欲しいものを提供する
■問題を解決(サポート)する

Precious.jp

だそうです。


ん?これはユーザー側に寄り添うということかも。
これだとちょっと違う気がする。
(Precious.jpさんごめんなさい…自分の場合には違う、ということなので)

デザイナーは企業とユーザーの中間に立つことが多く、
どちらに寄り添うのか、というのを考えないと
上記のポイントでの話もずれてしまいますね。

そして個人的な考えで言うと弊社の場合は


「欲してくれるユーザーを想定しながら企業側に徹底的に寄り添う」


というのが近い気がします。

企業の歴史や人材、技術や設備、いろいろ強みはありますが
その強みを活かすには企業のことを徹底的に知ること、
内部に入り込む気持ちで企業側に立って情報を咀嚼すること、
というのが寄り添うチカラとして必要で、
記事冒頭での会話はそこを感じ取っていただけたのかもしれません。

でも、その先があるはずなんですよね。

寄り添うだけでは企業と同じ視界にしかならず、
なんならマーケティグ的な言葉で言う、その業種の「プロ」と化してしまう。

その場合、
今までの慣習にとらわれない、
強みを活かした新しい価値は生まれにくい気がします。

ちょうど中間に立てるのなら、
企業の強み(弱み)を徹底的に分かった上で
・企業とは違う視点を持って
・デザインというアウトプットを使って
・ユーザに届くアイデアを考える(デザインする)

というのがまさにデザイナーの特権!

そしてこれを繰り返す中で
最終的には企業とデザイナーが同じ景色を見始めると
いい感じになるのではと思ってます。

トムテはそんなことも意識しながら
デザインに取り組んでいたりします。


ガラスペンによる直筆!


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