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#78 下級生にいじめられるほど運動神経ゼロでもジムが続くワケ

僕は恐ろしいほど運動神経がありません。本当に全くなくて、僕自身、別に運動しなくていいならば、何もしないで過ごしていることの方が幸せです。

子供のとき剣道を習っていましたが、好きでやっていたわけではありません。これもまた苦痛でしかなかったのですが、バスケットボールを中学生の時に始めました。

何でしょうね、あの中学校とか高校に進んだときの部活をやらないといけない空気。僕は帰宅部で済むならばそれが最も幸せでした。学校に入ったら部活やらなくては駄目、みたいな空気に押されて入りました。親が学生時代にバスケットボールをやっていた、というだけの理由で、僕は中学1年生の時にバスケ部に入ったものの、やはり全然駄目で。

ボールがまず取れないんですよね。うまい子って、こっち見て投げないんですよ、バスケって。だんだんてボールついて、ぱっとこっち見ないで投げるもんだから、いつ来るかわからなくて体にドーンと当たって、痛い、みたいな。もう本当に役に立たない人で、中学2年生になったときに、下級生の1年生からいじめられていました。もう本当にそれくらいできないんです。

だから無理にさせちゃ駄目なんです。結局バスケ部はそれでやめて、中三からテニスに戻りました。

戻った、というのは、小学校5年生と6年生のときにちょっとだけかじってたんですよね。なので、それからずっと高校生もテニス部に入っていましたし、大学生では、テニスサークルに入っていました。大学生でテニス部も僕の中での選択肢にあり、いいなと思っていたんです。なぜいいな、と思ったかというと、その大学の敷地内にあるテニスコートを使えるのは、部活動のみで、サークルは駄目だったんです。「楽だからいいな」と思ったからだけで、でもミスジャッジしたら坊主という恐ろしいルールがあって、こんなのやってられるかということで、サークルを選びました。

それぐらいですね、運動に関しては本当に常に生ぬるい感じでのぞんできました。やっぱり「できない」というのが大きいですよね。

最近ジム仲間たちとテニスをしています

基礎体力がない

では、なぜできないのかというと、基礎体力が問題なのではないかと思っています。

今、娘が7歳なんですが、幼稚園の頃からしょっちゅう外に連れ出して公園に行っていました。アスレチックありますよね。ずっとそういったアスレチックで遊ばせて、いわゆる基礎体力、足腰ですとか、あと腕にしてもそうなんですけれども、そういう基礎的なベースがしっかり育つように心がけていました。

それが功を奏したのか、体力がすごくついているんです。同じ学年の子供たちと、例えばキャンプに行ったり遊びに行ったりしても、やっぱり一番と言っていいほど体力がある。というか元気。もちろん帰りの車でバタンキューにはなりますが、遊んでる最中とか何かやってる最中に、「疲れた、もうだるい」みたいなことは一切言いません。だから基礎体力という意味では、やっぱりついたのかなと思っています。

それに加えて、彼女に何をやりたいか聞いたらYouTubeなどでよく見ているチアリーディングをやりたい、というので近所のチアリーディングスクールを探して今に通わせています。

これもまた、体力がどんどんついていく。そしてやっていて、楽しい。好循環になっています。

体を動かすいろいろなことに挑戦!

翻って僕の場合なんですが、これだけ運動ができないのに、見た目はなんかできそう、と思われがちなんですよ。身長が180センチあって、今は中肉中背のような感じなんですが、体格というか、骨格が、自分で言うのもあれなんですが、運動ができる人みたいな骨格してるんですよ。これは父親と母親に感謝なんですが、でも、見た目とは裏腹に、全くできないんです。

運動ができないことが取り柄になった

フジテレビのアナウンサーになって、どういう仕事が降ってきたかというと、あまりにも運動神経がなさ過ぎるので、アウトドア番組に僕がよく行くようになりました。本当に不思議ですよね。

つまり、例えばシーカヤックをやりますよね、シーカヤックをしてみたら、全然思った方向に進まないんですよ。基本的に運動神経がないので。その森下が、3日後にはこんなにできるようになりました!みたいな感じで、実験台というか、こんなにできなかった人は、ここまでできるようになりました
、という流れを見せることができるわけです。できる人は、できないふりってできないんです。見る人が見たらわかる。

そういうことで、不思議なご縁でアウトドア番組でいろんな挑戦をしていくことになりました。本当にいろんなところで、いろんな経験をさせてもらったので、運動神経ないのも使いようなんだな、なんて思いました。まれなケースですが。

継続のポイントは「仲間」と「見える化」

やはり、運動神経はあるに越したことはないとやっぱりいます。それに加えて、やはり40歳を過ぎると、どうしても痩せなくなってくるんですね。同じような悩みを抱えている方が、たくさんいらっしゃると思います。20代のときとか30代の前半は、ちょっとご飯をセーブするとすぐ体重が落ちました。でも、この年になると、全然落ちません。

ということで、ジムに通うことにしました。かれこれ、なんと3年続いています。こんなに運動嫌いな僕がなぜ3年続いているか、まず仲間がいること。これね、やっぱり大事です。ジムでももちろん、僕は全然できないのですが、仲間がいる、ってすごい。10人ぐらいかな、みんなLINEでつながっていて、何時のプログラムにいく?などと相談し、一緒に行ったりしてるのですが、一緒にいくと「知哉、もっと腰を落とせ!」とか「もうちょっと腕をこうしろ!」など、皆さん真剣に指導してくれて。

そうなると、やっぱり嬉しいもので、ちょっと頑張って続けたらこの人たちみたいな体になれるのかな、なんて思いながら続けていたら3年が経ちました。

あともう一つ。見える化。これが結構、重要なのではないか、と思っています。

そこのジムでは、いわゆる体組成計の高機能なものがあって、とても細かく体脂肪量などのデータが出てきます。それを見ていると、やっぱり、少しでも良い点数、いいスコアを出したいと思ってきます。脂肪量もちょっと減らさなくては、とか逆に筋肉が増えてきたな、など、そういう体の情報が数値でわかると不思議なもので、やる気に繋がります。

子供のテストの点数と同じようなもので、やはり大人だって点数、そういった数字で見える化して、徐々にそれが改善されているのがわかると嬉しいものです。その数字を見ていると、それに比例して、当然体もやはりどんどん変わってくるのがわかるわけです。胸周りとか腕に筋肉がついてきたな、と自分でも実感すします。

変化が訪れるには時間がかかります。一朝一夕では変わりません。なので、ジムに通いだして1年間ぐらいはあんまり大きな変化なかったんですね。

ただ、その頃からたまたま仲間ができて、一緒に通うようになる。1人でやるより、やはり楽しいです。

僕は週3日から4日ぐらいジムに通っていまして、もうちょっとねお腹をへこませたい、というのはありますが、一時期よりは体の形がだいぶ改善されました。本音を言えば、何もしなくていいんだったら本当に何もしたくないのですが、とはいえもうこの年になってくるといろいろ健康管理もしっかりしなくてはいけない、ということで、この運動は続けています。

全然話が変わるのですが、女性はある程度、ちょっとお肉があった方がセクシーだと思っています。

ただ一方で、男側からすると男に対しては筋肉がそれなりにあり、お腹のお肉もないのがいい体だろうと思っていたのですが、ジム仲間との飲み会でみんなで飲んでたら女子たちが「いやいや、女子だって男性に対してはちょっとある方が好き」なんて言ってまして。

本当ですか?

それで一瞬、モチベーションが下がったのですが…

(voicy 2022年9月20日配信)

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