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#45 悪気ない〝セクハラ〟キアヌ=リーブスの超絶!神対応を知ろう

今回は、セクハラについて皆さんと考えていきたいと思います。猪瀬直樹さんのセクハラ騒動というものがありました。

東京・吉祥寺で日本維新の会の参院選に向けた街頭演説が行われました。
その場で元東京都知事・猪瀬直樹氏が東京都で立候補する海老沢由紀氏の胸などを触る公然セクハラが行われた、と報じられたのです。

猪瀬さんはこの件について自分自身のSNSで軽率な面があったなどと釈明しているということで、やはりこれは動画を見なくては始まらないのでネットに上がっている問題のくだり見てみました。

猪瀬直樹さんが応援演説に駆けつけて彼女を応援しているときに、肩をポンポンと触っているんですね、この人は、この人は、みたいな感じで、そこに僕自身はやらしさは感じませんでした。問題となっているのはその後。
胸を触る、いやそんなことがあるかと、そんな公衆の面前でしかも応援に駆け付けてるのに胸触る、てもはや変態ですからね。見てみましたが、彼が彼女の名前を言い間違えるんですね。応援に行ってるのにも関わらず。そこで、彼女がたすきをかけてるんですけれども、そのタスキのあたりを少し触るような感じに、ポンポンとするわけです。
たすきにおそらく名前が書いてあると彼は思ったのでしょうが、けれどもそこには「参議院選挙」みたいなことのみで、名前は書いていません。いや、本当はこっちだよごめんね、みたいな感じでたすきを触るわけです。そこがちょうど胸にかかってるから、見ようによっては胸などを触っている風に見えるけれど、でも胸は触ってない。

なので、ここはちょっと猪瀬直樹さんが、なんだろう、気の毒だなあと思いました。彼に悪気は全くない。そして、セクハラをしているという意識も全くない。セクハラというのは、性的な関心を持って相手が嫌がることをする、ということですが、彼は間違いなくそこに性的な関心はもっていない。彼女のその体の部位であったり、そういったところには性的関心は持っていない。まさかそんな選挙の応援演説で「触る」なんてことするわけありませんからね、仮にも元東京都知事だった方ですし。

40代女性の反応は

40代の女性にこの動画を見てもらいました。すると「気持ち悪い」って言ったんですね。触りすぎだと。

つまり、男の僕からすると、この歳のおじさんはこうしたことをやりがちだよね、という目で見てしまうのですが、女性からするとそこに嫌悪感を抱くんですね。だから、まずそもそも男女の感覚のギャップが生まれてしまってる。

ただ一方で、BTSだったらどう?と聞いたら「嬉しい」と。ひどいですね。猪瀬直樹さんとBTSを引き合いに出して僕もちょっと悪いんだけれども、そこであえてもうちょっと聞いてみました。

SMAPならどう?と。そしたら「SMAPだとギリギリだな」だって。もうそれあなたの好みの問題じゃん!と思ったのですが、年代が多分に影響してる可能性があるのでは…と思ったら、オバマ元大統領だったらそれは「嬉しい」のだと。いやいや、オバマ元大統領に肩たたかれる、ってもはやどんな名誉なことしたんだ、と突っ込みましたが。

文化的な違いがありますよね。アメリカの人たちはボディタッチが激しいというわけじゃないんだけれども、あっちの人たちって、すごく人懐っこかったりするし、ものすごく明るくワイワイやる感じの人たちが多い印象があるので、多分そうした側面もあって受け入れられるというのもあると思うんで

ちなみにバイデン大統領でも嬉しいそうです。もはや、どんだけアメリカに貢献したんだって話ですが。

キアヌ=リーブスさんの対応なら間違いはおこらない

なのでここで考えていきたいのは、まず男と女の捉え方に確実に違いがある。この猪瀬直樹さんの動画を見たとき、多分ほとんどの男性は同情すると思うんですよね。でも女性から見ると嫌悪感を抱かれてしまう。でもそこに確実に性的な関心はない。じゃあどうすればいいのかと。

ハリウッドスターのキアヌ=リーブスさんがすごいんです。

たとえば女性ファンが「写真を撮ってください」とお願いしますよね。彼は肩とか腰とかに手を回す仕草を見せるんですけれども、絶対触らないんです。写真を見ると手を回しているけれど、その手は浮いている。

肩に手を回していく神経を回したりするしぐさを見せるんですけれども、絶対に触らない、つまり彼はそこまで徹底的にしてるんです。

だって、キアヌ=リーブスさんに、そもそも近づいてきて写真撮ってくださいって言う人はファンなんですよ。彼のことが好きなんですよ。だからほぼほぼ百発百中、もし触ってくれたら、むしろ嬉しいんじゃないかとすら思うんです。でも彼はいろんなリスクを考えて、そして相手がひょっとしたら嫌かもしれないという思いもあり、絶対に体に触れないようにするんですね。

つまり表に出てくる人間である以上、そのぐらい意識しなければいけない。あの、キアヌ=リーブスさんですら、そこまでしている。

なのに、猪瀬さんはベタベタ触ってしまった。

あと付け加えるとするならば、猪瀬直樹さんって本当に不器用な方なんですよ。彼が東京都知事時代に僕は司法担当の記者をしていました。で、当時、彼が徳洲会という民間医療団体から5000万円を献金されていたのでは、という疑惑がありました。

彼が都議会でガンガン追及される中で、どうやって運んだのか、みたいな説明をするときに、このカバンに入れて運んだとカバンを持ってきたんです。
他の党の議員が、実際にやってみましょう、と言い出して5000万円を模した紙の束を入れてみたら入らないんですよ。

いや入るはずだ、なんて彼も無理やりぎゅうぎゅう詰めして、でもやっぱりチャックが閉まらない。今から思うとコントみたいなことを議会でやっていたのですが、そんな不器用な方なんです。別に擁護してるわけではありませんが、不器用なんです。

だから今回も応援に行ったはずなのに、ベタベタ触っちゃう。そして、また何か謝罪やら釈明をしなくてはいけない事態に追い込まれ。そういう方なんです。

海老沢さんはもちろん、今回の件に関して特に問題視はしていません。嫌悪感を示すことなども一切言っていないので、本来ならばセクハラは成立しないんです。ただ、つけ加えるならば「力関係」が存在しているので、彼女がもし本当に嫌悪感を抱いていたとしてもそれは言えない、ということも考えられます。

では、私たち男性はどう気をつけたらいいのか。

男性諸君はもう、キアヌ=リーブスさんを参考にしましょう。絶対に触っちゃ駄目。触るといったらなんかちょっと生々しいのですが、別に触る必要もないし、今の時代、特に触ったからっていって何かそこでコミュニケーションがより活発になるわけでもないし、むしろ、むしろマイナス要素とかデメリットしかない。

40過ぎにもなると20代の部下たちがたくさんいます。ちょっと手が触れただけでも嫌かもしれないと思い、距離をあけています。それぐらい気をつけています。

(voicy 2022年6月23日配信)

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