【所有から共有へ】シェアリングエコノミーが日本で普及しづらい理由とは？

こんにちは、けんちゃんです😄

最近よく耳にする言葉
『シェアリングエコノミー』

世界的に物を所有する時代から
共有する時代へとシフトしています。

そんな中でも日本での
シェアリングエコノミーは
他の先進国と比較して
遅れているように思えます。

なぜ日本では
シェアリングエコノミーが
浸透しないのでしょうか？

ということで今回は
「シャアリングエコノミーが日本に普及しづらい理由」
について解説します。

✅資本主義と社会主義

まずはおさらいです。
資本主義と社会主義の違いについて
思い出してみましょう。

一番簡単な違いは
"物の持ち主が誰になるか"
ということです。

資本主義は
お金や土地の私有を認める経済です。

自分が頑張って働いて
稼いだお金で手に入れたものは
自分の物にしても良いということです。

土地や資産などを自分で持てるのが資本主義です。

それに対して社会主義は
私有を認めず公有を主張する経済です。

全ての物は公の物であり
私有できるものではない

全部社会全体が所持しているもの
つまり、国の物という考えが社会主義です。

かつて
資本主義と社会主義が対立した結果
社会主義は崩壊していきました。

公有だと自分の頑張りが認められないので
人がどんどん無気力になっていきます。

私有を認めれば頑張った分だけ資産を増やせるのです。

人間のモチベーションを保てるため
資本主義経済が発展していきました。

✅私有しない資本主義

日本は資本主義社会です。
今は多く国が資本主義社会となっています。

そんな中で生まれた
シェアリングエコノミーは

"物を私有せずに共有する"

という考え方であり
資本主義からすると画期的なことです。

私有を認める資本主義なのに
共有経済が広がっているということは、
資本主義に変化が訪れているのです。

全世界的に共有する経済が広がっている中
日本は広がる速度が非常に遅いです。
あまり共有経済が浸透していません。

その原因は国の規制にあります。
国が規制をかけているため広がりにくいのです。

✅具体的な例

1つ例を挙げて考えてみましょう。

世界的にシェアリングエコノミーとして
広がっているライドシェアです。

日本ではあまり聞きませんよね？

「タクシーを配車するやつ？」

と思った方もいるでしょう。

日本ではコチラが浸透しています。
これらは全く別物なのです。

ライドシェアは社会全体で余っている自動車
もしくは運転手を最適化するのが目的です。

今現在、誰も乗っていない自動車なんて沢山あるし
手が空いている運転手も山のようにいます。

その余っている資産が勿体ないので
有効活用するために
必要な人に使わせてあげるシステム

余っている自動車と移動を求めている人を
繋ぐシステムがライドシェアなのです。

ところが
日本ではライドシェアは広がりませんでした。

なぜなら国がライドシェアビジネスに
規制をかけて受け入れることをしなかったからです。

国が規制をかけている間に
タクシー業界はアプリを開発しました。

余っているタクシーと
タクシーに乗りたい人を繋ぐアプリです。

これはライドシェアに似ていますが全く別物です。

このアプリは
今までのタクシー業務を効率化しただけで
ライドシェアではありません。

空いているタクシーがなければ
配車できないし、予約もできないため、
本質的には何も変わっていないのです。

ライドシェアは社会全体で
空いている自動車や運転手を繋げられるので
"配車できない"ということがなくなります。

これがシェアリングエコノミーです。

そもそもタクシーを使わなくても
移動可能な社会を作ることが共有経済なのです。

⌚1分で読み終わる記事要約

✅資本主義と社会主義
資本主義と社会主義の違いは"物の持ち主が誰になるか"

資本主義はお金や土地の私有を認める経済。
社会主義は私有を認めず公有を主張する経済。

自分の頑張りを認められない社会主義は崩壊し、
所有欲を満たせる資本主義経済が発展していった。

✅私有しない資本主義
シェアリングエコノミーは
"物を私有せずに共有する"という考え方。

私有を認める資本主義で共有経済が広がっている。
つまり、資本主義に変化が訪れている。

✅具体的な例
世界的に広がっているのはライドシェア。
日本では規制の関係でタクシー配車アプリしかない。
これらは全くの別物であり共有経済を目指すなら
ライドシェアにシフトしていくべき。

読者の皆様、いつもありがとうございます😊
また次回の記事でお会いしましょう✨

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