見出し画像

転職2.0④「これからは誰もが4回は転職する」

トモーロです。

今回も転職4.0の解説をしていきたいと思います。これで転職4.0の解説は完結です。

前回は、伸びる業界を知るには有報をチェックし、その中でベンチャーを狙うのであれば、成長してるけどそれほど目立たないベンチャーを狙うべきだという話をしていきました。

今回の内容は、「誰もが4回は転職する時代」という話をしていきます。転職することは逃げること。職を変えたくらいで根本が変わらなければ転職先でもうまくいかない。そんな時代は、もう終わりました。

この本でも何度も書いてありますが、今の時代で一番無駄なことは「我慢しながら働くこと」です。私もこの言葉には強いパワーを感じます。これまでの転職の常識をひっくり返すような言葉ですよね。

職場の人間関係が上手くいかずにストレスが溜まっている。やりたいことがあるのになかなかチャンスが回ってこないけどそれでもいつか報われると思いながら今のポジションで我慢している。そんな風に悩んでいる方にはぜひ読んでいただきたいと思います。

それではいきましょう!


【世界との比較】

まず、タイトルに「誰もが4回は転職する時代」と書きましたが、これは単に適当に言っているわけではないんです。本ではしっかりと理由が提示されています。

それは、世界の平均勤続年数と日本との比較です。アメリカ4.2年、イギリス8.0年、ドイツ10.7年、フランス11..4年、日本11.9年となっているんです。皆さんはこの数字を見てどうでしょうか。私個人的には意外と日本人も転職しているんだなと感じました。

ここから考えると大卒から65歳まで40年間として12年刻みで転職していけば約3.6回の転職をすることになるんです。だから、誰もが4回は転職するということになるのです。

これからの時代は、この11.9年という数字はどんどん短くなっていくと思います。これまでの企業に対する価値感は、雇用の安定、会社のネームバリューが重視されていました。

しかし、現在はどうでしょう。上場企業も倒産リスクとは無縁ではないというのが本音ではないでしょうか。そのような背景から、企業の平均寿命よりも個人の労働寿命のほうが長くなってきています。

そんな時代に転職は、ほとんどの人にとってはもはや、必須になってくるのではないでしょうか。


【ネットワークの力】

転職の経験がないと、転職リスクを過大評価してしまう。確かに、周りに「転職しようかな」と話しても、いいことは聞かないですよね。その人が別に転職を経験していないのに、なぜか否定的な意見ばかりです。

特にゼロリスク思考の強い日本では、現状維持を選択してしまいます。そんな転職のハードルが高い日本で役に立つのがネットワークです。前の記事で同じ業界、近い業界から広げるのがいいという話をしました。

ネットワークをしっかり作っておけば、転職のチャンスや自分の会社も俯瞰することができる。自分のネットワークに情報を流せば、大胆なキャリアチェンジも可能になる。

しかし、ネットワークをしっかり作ることでその場しのぎのハッタリで転職することができなくなりました。面接で主張していたことの裏が取れてしまうのです。その人がどういう考えの持ち主なのか、何をやろうとしているのかなどが分かってしまうのです。


【転職をポジティブに】

最後に、これからの時代はどんどん会社ベースの働き方からプロジェクトベースの働き方へ変わっていきます。これまでの「労働=時間」という思い込みはなくなります。アウトプットが時間に比例するというのは完全に思い込みだということはみんな気づき始めています。

アメリカ企業には、なぜ我慢して働く人が少ないのか。その理由がまさにここの考え方にあります。1年間のプロジェクト目標を9か月で達成することができれば残り3ヶ月は自由にしていいという文化が根付いている。

日本の場合、職場のストレスは主に2つ。人間関係とムダな業務プロセス・社内ルールが多いようです。ここでまたアメリカとの比較になっていますのですが、アメリカでは、上司と反りが合わないときはすぐに会社を辞めるか、上司からクビにされてしまいます。

一見、とても厳しい制度に思えるかもしれませんが、この仕組みが我慢しない働き方を実現している。一方日本では、上司は部下を簡単に解雇できず、部下もそれを分かっているので、上司と部下の我慢耐久レースが始まってしまいます。

しかし、転職が当たり前になれば我慢労働は崩壊します。すると会社は、優秀な人材が集まる会社と人材の流出が阻止できない会社の二極化が進むことでしょう。

必要なのは「転職をポジティブに考える」ことです。

ではまた✋


ここまで読んでいただいてありがとうございます。この「トモーロの部屋」noteでは皆さんの学びのきっかけになるような記事、そして仕事に役立つような記事を中心に書いています。

もし、気に入っていただけたのであればスキ、コメント、フォローよろしくお願いいたします。それではまた次回お会いしましょう!


この記事が参加している募集

もし読んで面白いと思っていただけたらサポートしていただけると嬉しいです。 サポートしていただいたお金につきましては、質の高いアウトプットのために本の購入や費用に使い、よりよい情報発信をしたいと思います。