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ニーチェを学んで感じたこと

読者の人生にプラスワン!トモーロです。

今回は、前回まで紹介していた哲学者ニーチェを学んで私が個人的に感じたことを書いていきたいと思います。

今回のラインナップはこちら。

ニーチェを学んで.001

これら3つのことを中心に解説していきたいと思います。

それではいきましょう!


【哲学について】

まず、私自身前々から哲学について興味があったわけでも勉強していたわでもありません。きっかけはギリシャ神話を学んだ時に、少しヨーロッパ史についても触れていて、そこにニーチェが出てきて面白そうだなと思って学んでみました。

私の最初の哲学のイメージって、堅苦しくて、自分には死ぬまで関係ないことで、なんなら少し頭の作りが普通ではないんじゃないかな?っていう人が学ぶものだと思っていました。

しかし、哲学大定番のニーチェをはじめに学んでから「いやいや、哲学はすごく学ぶことがたくさんあるな」と感じました。

それでもニーチェの関連本をいくつか読んでいるうちは、哲学ってああ言えばこう言うし、やっと答えが出たと思ったらまたそこから矛盾をついてくるしと言ったような感じで、なかなか焦ったい感じで出口のないトンネルに迷い込んでしまったというような感じでした。

読み終えると、自分の奥底に眠っていた重要な考え再度スポットライトを当ててくれるような、「そういえば、そうだよな」と思わせてくれてとても勉強になります。

もし、哲学にちょっと興味があるなという人は、ぜひ簡単な本から学んでみるといいと思います。


【奴隷道徳と現代】

ニーチェを学んで私が一番驚いたことがこの「奴隷道徳」の話でした。

奴隷道徳は、ユダヤ人が苦しい奴隷生活を生き延びるために「今私たちがやっている辛いことには意味がある」という価値観を生み出した思想のこと。

当時の奴隷は、辛すぎてそのことには意味があると思わないとやっていられなかった。この考えが、まさに今の大半の社会人に当てはまっているように思えました。

会社は、ほとんどがピラミッド組織であり、当然、全員昇進できるわけでもないし、出世できるわけでもないという世界。

そのような世界において、よく上司が若手社員に対していう言葉が「今、苦しい思いを我慢すれば、この先役に立つから」ではないでしょうか。

この言葉、まさに奴隷道徳の言い換えだなと私の頭の中でつながり、とても驚き、少し恐怖すら感じました。


【自分を全肯定すればいい】

そんな奴隷道徳で少し恐怖を感じていたところに私を救ってくれた考え方が超人思想でした。

超人思想とは、これまで自分がやってきたこと、今やっていること、これからやろうとしていること全てを肯定して生きていくという考え方です。

もう全て全肯定。これまでの自分に起きた出来事は全て素晴らしいこと。また、これから起こる出来事も自分のためになる素晴らしいことだと考えればいい。

考えるというより、勇気を持ってそう決意すると言ったような感じに近いかもしれません。

この超人思想ができる人は本当に少ないし、ほとんどの人が承認欲求を満たしたいがあまり、知らないうちに周りに押し付けられた価値観で生きてしまったり、評価を気にしてしまう。

しかし、自分自身で自らを肯定できる状態とは、ベクトルが周りの価値観、評価に向いておらず、自分自身に向いている。そんな超人思想こそが生きるための最大のヒントになるのではないかと思いました。

では、また✋


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