タバコとコーヒーとマラソン
先日あるパーティで、着席円卓で隣り合わせたJT日本たばこ産業の人と話した。
「今もやっぱりJTの方ってみんなタバコ吸うんですか」と、たぶん初見の人の多くが聞きそうな「ビール会社の人ってみんなビール好きなんですよね」と全く同じような、つまらない質問で言葉を交わし始めた。
「そうですね、少なくとも吸わない人は入社してこないかもしれませんね。禁煙する人もいるから社員の喫煙率は他の会社よりちょっと高いのかな?」
「何割ぐらいが吸ってます?」
「7割ぐらいかな」
かなり多いほうじゃないか。
そんな感じでタバコ事情を聞いていった。
一番驚いたのは、今は紙巻のタバコ1箱が500円かそれ以上すると知ったこと。
もう10年以上吸っていない僕が一番記憶にあるのはマイルドセブン220円の時代だから、それには驚いだ。
電子タバコと加熱式たばこが違うことも知らなかった。
それにしても、これだけ嫌煙の世の中でもJTの売上が2兆円を超すのだから驚く。
JTの人は、パーティの間3回タバコを吸いに会場を出て行った。
吸ってくる、と言ったわけではないけど戻ってきた時の匂いでわかるものだ。
ところで、6度目のフルマラソン大会出場に備えて初めて「カフェイン抜き」をやってみた。これはコーヒー好きほど、カフェインを抜いた体にここぞと言うときに摂取するとパワーが漲(みなぎ)る、とラジオで最近聞きかじったからだった。
ところがコーヒーを断つというのが、案外簡単ではなかった。
毎朝のコーヒーをカフェインレスにしたのだけど「これほうじ茶か」って感じの物足りなさで、なんとか4日間我慢した。
で、禁煙を始めた頃を思い出したから、JTの人の話から書いた、というわけ。
35㎞地点。僕は、ポケットに入れてあった250円で購入した「メダリスト エナジージェル COFFEE & HONEY」をちゅうちゅうと吸った。
まずい!
良薬は口に苦し!
誰かに強く背中を押されたら、その瞬間脚をつって転んでしまいそうなデリケートの僕は、音楽を聴いていたイヤホンを外して、小さな声で自分を奮い立たせるように声を出すことにした。
「イチ、ニイ。イチ、ニイ」
「イチ、ニイ。イチ、ニイ」
もうこの付近になると、歩いているランナーも大勢。
しかし僕はゆっくりでも走り続けることができた。
歩かなかった。
カフェインの効果あった?と聞かれたら、あったと答える。
っていうか効果あるんだという思い込みが効果があったのかもしれないが、それを確かめることはできない。
余談。
ビール会社もJTの人も共通していると思ったのが転勤の多さ。
会社は何故そんなに転勤をさせる必要があるのだろうか?
あー、転勤のある人生と、転勤のない人生か。
やっぱり本はアナログがいい
https://note.com/tomotaka2018/m/m228124026a7f
読み終えた「ローマ人の物語」のページを折った部分を見返して
https://note.com/tomotaka2018/m/medadde02da87
view on the road
https://note.com/tomotaka2018/m/mcae79efc7162
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