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「クレオパトラ」

1.「クレオパトラ」デジタルリマスター版

1963年製作、エリザベス・テイラーの「クレオパトラ」をたぶん40年ぶりぐらいに観た。豪華絢爛なシーンがより鮮やかになったデジタルリマスター版。休憩を挟んだ4時間超えは、STAYHOME週間のおかげです。

2.リバイバルで見たスペクタクル映画

僕がリバイバル映画館に通っていた80年代は、スペクタクル映画という括りが、今より確実にあった。
50年代60年代の作品を封切で見た世代ではないけど、80年代は500円以下の入場料の名画座や、テレビ映画でも見る機会があった。
チャールトン・ヘストンとユル・ブリンナーの「十戒」(1956年)、マイケル・ダクラスのお父さんカーク・ダグラスの「スパスタカス」(1960年)、戦車競争の場面が有名な「ベン・ハー」(1959年)もチャールトン・ヘストンだった。
もっと古くなるけど、大好きな「風と共に去りぬ」(1939年)もスペクタクルの枠に入れてもいいのかな。
リズ・テイラーなら「ジャイアンツ」(1956年)もそう。ジェームス・ディーンが好きで見たのだけど、ロック・ハドソンとリズ・テイラーの映画だった。

3.製作費374億円は史上2位

「クレオパトラ」の製作費374億円は、映画史上2位だとあるサイトに書いてあった。1位が「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」(2007年)の375億円で、3位が「タイタニック」(1997年)の323億円とあった。真偽は定かではないけど。
CGなどの加工技術は無かっただろう時代のセットと20万人ものエキストラ。クレオパトラのローマ凱旋の場面や海戦シーンなど、紀元前の地中海世界の物語を堪能できる。
映画の評価は公開当時も賛否を分けたそうだが、最近見た人のレビューでも、豪華絢爛なだけで感動がないというような見方の人が多くいるのもわかるけど、必見の映画だと思っている。

4.紀元前地中海世界の人々の模様

ローマ帝国の長編小説を読んでいることもあって「クレオパトラ」は絶対にまた観たかったのだが、細かな史実はさておき、当時のローマやアレキサンドリアの街や元老院の様子、軍服をはじめとしたファッション、人力で進む軍艦ガレー船など、2000年以上前の地中海世界の人々を想像できる楽しさに溢れていた。

5.クレオパトラ

皇帝シーザーとアントニウスをも虜にしてしまったクレオパトラとはどんな女性だったのか。なぜアントニウスは、ローマの人たちから英雄として称賛されることよりエジプトの女王を選んだのか。
クレオパトラは、シーザーとの間の息子がいるのになぜ自死したのか。

6 ロケ地「イスキア島」

「アクティウムの海戦」の場面で。もしかして、と思わずスマホで画面を撮って調べたら「イスキア島」。
去年閑散期のナポリ沖に浮かぶイスキア島に出かけて、帰国して、好きな映画アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」のロケ地だと知って嬉しくなったのだけど、実は「クレオパトラ」のロケ地だったと知ってびっくり。

去年イスキア島に行った時の写真を載せます。

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