Tomoko Soejima

副島 智子(そえじま・ともこ) SmartHR 人事労務 研究所長 15年以上の人事労…

Tomoko Soejima

副島 智子(そえじま・ともこ) SmartHR 人事労務 研究所長 15年以上の人事労務の経験を持つ。ペーパーレス年末調整機能の企画、育児休業の改正の解説など、難しいものをわかりやすくカンタンにしてユーザーに届けることを得意とする。人事労務マイスター検定を企画運営中。

最近の記事

働きやすさは「課題特定とその言語化」で出来ている

こんにちは。SmartHR人事労務研究所の副島 (@tomosoe)です。先日、同僚からこんな言葉をもらいました。 これは、弊社の「働きやすさ」にまつわることに対していま何が起きていて、何を考えなければいけないのかを整理していたんですが、とある沼にハマってしまいました。それならばどんな沼に私がハマっているのかを吐き出してしまえ!としたドキュメントに対する同僚からの感想です。沼にハマったのは事象に対して何を課題とするのかを定めることが難しく…幾通りもある考え方の中でどれを採用

    • 2021年の振り返り!15年振りの再会は浦島太郎だった【ハイライト5選】

      本日営業最終日。宿題を残してしまったため、最後まで出社してマッスル。昨年の振り返りを見て「あーこういうこと考えてたわー」と思い出せたので、自分のためにも毎年残すようにしようかなと。 ① SmartHR 在籍6年目これまでの最長は5年。人生最大の会社在籍期間となりました。来年3月には7年目に突入。六本木グランドタワーをワンフロア借りたり、すごい調達ニュースが出たりと、社員番号10番の私にとっては「すごいですね」と第三者のような感想だったり(笑) 自身の業務的には、現在地下に

      • コロナ禍の忘年会・新年会の非合理を払拭した、SmartHRならではのクフウ1選

        SmartHR人事労務研究所の副島(@tomosoe)です。 そうだ、これオープン社内報にすればいいのではと思ったものの、もう年の瀬ですわ。アイキャッチの依頼もしてないし、季節モノでもありますし、個人noteでエイヤしちゃお!という気持ちでお送りしております。 忘年会・新年会の季節ですね。コロナも以前と比べたら・・・な状況になっていて、忘年会や新年会など、久しぶりにみんなで集まる計画をされている方も多いことでしょう。私も久しぶりにこういった会に参加しまして、とっても楽しかっ

        • 働き方の価値観や常識の変化に憂いがあるのは、あなただけではないかもしれない。

          先日、思わず業務中に泣きそうになったことがありました。SmartHRが企画する「働くの実験室(仮)」による、ムービー「“働く”の100年史|100 YEARS of WORK in JAPAN 」を見た時でした。 40代半ばのワタクシ、動画の半分以上はリアルタイムにその時代を知っている世代でもあって、単純な懐かしさと、長く働いてるなあという実感もあって、いろんなことが走馬灯のように思い出されて泣きそうになったのでした。動画内に出てくる1つ1つのメッセージに慰められたようでも

        働きやすさは「課題特定とその言語化」で出来ている

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        • 働き方の価値観や常識の変化に憂いがあるのは、あなただけではないかもしれない。

          「働きやすさ」の追求の一環として、一石を投じてみようと思うのです。

          これは誰かに制限を受けていたという話ではなく、自分で自身を制限をしていたことによって負のスパイラルを起こしていたことに気づき、自分を解放することでもっといろんなことに貢献できるのではと思い、記しているものです。 ※ 「情報発信をする立場」という文脈であり、会社の業務と個人の活動を混ぜたいという主張ではありません。むしろそこはきっちりわけたい派。 昨年くらいからでしょうか、私は自分の発信を自分で制限をしていました。会社の規模が大きくなるにつれて、また個人で運営するYouTub

          「働きやすさ」の追求の一環として、一石を投じてみようと思うのです。

          自分を信じられなくなっていた私を救ったのは、1つのSlack全社告知だった(※これは続 アンサー記事です)

          2021年も3ヶ月以上経過してるのに、今年最初のnote執筆になってしまった。 2021年といえば、現職6年目となりました。入社した時と比べて従業員数が50倍となり、会社もどんどん大きくなり、「すごいですね〜」と他人事のような感想も持ちつつ(苦笑)、毎日なんとかやっております。うまくいってることもあればそうではないこともあって、ここ最近は「自分が言っていることって役に立っていたのかな」「実はそうじゃなかったのかもな」と思うことがあり、自分が信じられなくなることもありました。

          自分を信じられなくなっていた私を救ったのは、1つのSlack全社告知だった(※これは続 アンサー記事です)

          2020年をざっくり振り返り。買ってよかったものなど。

          こんにちは。今年は一切そんな雰囲気を感じないのですが、年末です。ビックリです。え、クリスマスイブ?それってなんでしたっけ? そんな雰囲気な2020年ではありますが、りさきゃんの2020年のハイライトのnoteが素敵だったので、今年1年を振り返って自分用に記録残しておこうかなっと思って残してます。 🦠 コロナ、コロナ、コロナ、でした年明けからふつふつと聞こえてきた「コロナウィルス」という名称。まさかここまでのことになるとは想像できたでしょうか。弊社も3月末から強制リモートワ

          2020年をざっくり振り返り。買ってよかったものなど。

          仕事を任せてもらえる人になるための、人事労務担当者に効果的な2つの習慣

          これはなに?LINE社の青田さんからお声がけいただき、HRアドベントカレンダー2020「○△に大切な□✗」への参加をさせていただくこととなり、その記事となります。 「仕事を任せてもらえる人になるための、人事労務担当者に効果的な2つの習慣」と題して、私が実体験としてやってきた習慣を2つご紹介します。 人事労務業務の大前提まず、習慣をお伝えする前に人事労務という仕事の前提を2つお伝えします。 人事労務という仕事は「バックオフィス」や「コーポレート」といった組織に分類されます

          仕事を任せてもらえる人になるための、人事労務担当者に効果的な2つの習慣

          あなたの対応が会社のファンを作るかもしれないし、減らすかもしれないという話

          いくつかの会社に転職するとわかるのは、同じ職種であっても仕事の考え方・価値観って各社さまざまで、合う場合もあれば合わない場合もありますよね。ということ。 中でも「この考え方・価値観はすごいな!」と思ったことが過去にあり、その考え方を知った時は衝撃だったんですが、時間が経つにつれてじわじわとボディブローのように効いてきたことがあります。ぜひ、バックオフィス業務をやっている方には知っていただきたく、共有したいと思います。 相手が悪いのに!?クレームしちゃだめってなぜなのかと

          あなたの対応が会社のファンを作るかもしれないし、減らすかもしれないという話

          バックオフィスの別れ道〜承認者のスケジュールを制する者だけが見える世界とは

          こんにちは。今日は、仕事を進めるためにラクになる、あるポイントの話をしたいと思います。特に、人事労務担当者や経理担当者など、自分が行った業務を承認者に承認してもらう必要がある仕事をしている人には基礎スキルとなってほしく、書き記しておきます。 承認者って忙しい承認者と呼ばれる人の多くは、自分の上長だと思います。上長ってどんな仕事をしているか知っていますか? もし、あまりわからないという方は上長のスケジュールを見てみましょう。多くのMTGに埋め尽くされていませんでしょうか? そ

          バックオフィスの別れ道〜承認者のスケジュールを制する者だけが見える世界とは

          個人情報を日常的に扱う人の「振る舞い」とは?

          こんにちは。SmartHR 人事労務 研究所の副島です。私のバックオフィス関連の経験が20年目を迎えました。(ピエーーー)長く人事・労務を生業としてきた人間が大事にしてきたことがあるので、今日はそれを皆様に共有したいと思います。 人事などバックオフィス関連の仕事についている方は、ありとあらゆる「個人情報」を日常的に取り扱います。住所や生年月日、家族情報、人事評価の結果、給与情報、マイナンバーといった、非常に特別で重要な情報に触れる生活を送っていますよね。クラウド化によってさ

          個人情報を日常的に扱う人の「振る舞い」とは?

          Slackで読んでもらえる全社告知文4つのポイント

          こんにちは。SmartHRの副島(そえじま)です。前回公開した「全社告知」に魂を込めた結果」は大変多くの方にお読みいただきました。告知に悩んでいる方が多いことを知れて、また実際に行動を変える方も現れて、とてもうれしく思いました。あの記事の内容はVtuberが登場するなど、若干ぶっ飛んでるところもあったのでw、今回は純粋なテキストによる告知について、日頃私が意識していることをまとめてみました。 リモートワークによってテキストコミュニケーションが課題となる場面も多いかと思います

          Slackで読んでもらえる全社告知文4つのポイント

          「全社告知」に魂を込めた結果

          人事労務などバックオフィス系の仕事をやっていると、1:Nの複数人に向けた告知や依頼をすることがあります。「なかなか見てもらえない」「期日を守ってもらえない」といった悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 約20年前(ピエーーー)、かつて新人バックオフィス担当者だった私は、こんな経験がありました。「管理部からのお知らせ」という件名のメールを毎週all@で送信していたのですが、それに対する返信やリアクションは皆無。当時はSlackといったチャットツールはなかっ

          「全社告知」に魂を込めた結果

          締め切りを過ぎても対応してしまうあなたは、業務の本質を理解していないのかもしれない

          過去に勤めていたとある大手企業でのこと。給与計算のメイン担当の方がいました。その方は、締切後の対応を絶対に受け付けないのです。ベンチャー企業出身の当時の私は、「なんて融通の効かない人なんだろう」「これだから大企業は・・・」と思っていたのです。 しかし、数カ月後に自分が給与計算のメイン担当になってわかったんです。その方の対応はとても正しいものであるということを。 「給与を支払う」という業務にどれだけコミットしているのかこの会社で私は、給与に関しての強烈な原体験を2つ持ってい

          締め切りを過ぎても対応してしまうあなたは、業務の本質を理解していないのかもしれない

          課題を解決しようとしたら、プロダクトマネージャーになって、Vtuberになって、人事労務研究所所長になってた話

          こんにちは。長いタイトルにしてしまいました。2019年も終わりを迎えようとしております。今年はいろんな意味で転機な年で、社内外の両方にいろいろな発信をさせていただき、SmartHRのことはもちろん、私のことも知っていただく機会も増えたように感じております。 2020年はSmartHRに入社して5年目を迎えることもあり、これまでのことを少し振り返っていたら自分の特徴を整理できたので、「実はこんな考えでやっている」ということを書き記してみたいと思います。 結論から言うと、課題

          課題を解決しようとしたら、プロダクトマネージャーになって、Vtuberになって、人事労務研究所所長になってた話

          バックオフィスのキャリア、大企業がいいのか?ベンチャー企業がいいのか?

          SmartHRの副島です。私のキャリアはラッキーだったなあと思っています。それは、大企業とベンチャー企業の両方の経験をしていること。特に、人事労務クラウドソフトを開発する側を今はやっているので、両方の環境の経験はとても役立っています。 どちらの環境もそれぞれの良さ、意識しておくとよいことがあります。私の経験則で恐縮ですが記してまいります。 なお、私の”主な”キャリアの順番は ベンチャー企業 → 大企業 → 大企業 → ベンチャー企業 → ベンチャー企業(8人→140人:イ

          バックオフィスのキャリア、大企業がいいのか?ベンチャー企業がいいのか?