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ともみの部屋 #2

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伊佐知美の、世界一周の旅とエッセイ。2016年10月〜
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2018年2月の記事一覧

旅人による旅人のためのシェアハウス「えいとびたー」を、はじめます!

旅人による旅人のためのシェアハウス「えいとびたー」を、はじめます!

たしかあれは、失恋したばかりの時。モロッコの青い街シャウエンで、「どこかに帰りたいな」って、少しだけ疲れたなと思いながら坂をひとりで登ってた。

けど、すぐに「一体、どこへ?」ってひとりで自問自答した。「そっか、私には帰る場所がないんだな」「それを、自ら選んで旅に出たんだ」って、ひとり坂を登りきった時に確認した。

自由は楽しくて、世界は広い。美しさには限りがなくて、私はどこまで行っても新しい人や

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2/17のうちにできればひっそりと更新したかった、私の日記のようなもの。

2/17のうちにできればひっそりと更新したかった、私の日記のようなもの。

「バタン」と音を立ててキッチンの扉を閉めてしまった時、私はいつも「あぁ、ごめんねマックス」と異国の地で暮らす彼に、どうしてだか想いを馳せる。

スペイン(それはいつかスペインでなくなってしまうかもしれないけれど)のバルセロナ。たしかあれは、Monumental駅の近く。歩けばすぐにバルセロナ凱旋門が見えて、爽やかな風が吹き、海も山も見えて。そう、世界穏やかな2017年4月の頭、私はマックスの家です

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もう一度だけ眠って覚めたら、「昨日までの出来事」になってしまうのが怖くて。

もう一度だけ眠って覚めたら、「昨日までの出来事」になってしまうのが怖くて。

白い壁に、ときおりターコイズ。観葉植物が静かに息づく気配に、毛並みのよい猫がタルタル、と気だるそうに歩くのが視界の隅にとまる。世田谷のすこし古いマンションを、リノベーションして美しくした住まい。

窓の外には、遠くスカイツリーや東京タワー、新宿の街並みや、この街で暮らすひとたちの灯りが見えた。約2年間に渡る「家のない暮らし」「旅と生きた期間」の最後のさいごの夜に私が選んだのは、なんてことない、そん

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