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「対物から対人へ」

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記事一覧

薬局でSlackを導入したら良かった話

薬局でSlackを導入したら良かった話

今日は、Slackを薬局で導入してみたらとても良かったというお話です。
あくまで無料プランのライトユーザー目線ですので、もう使っているよという方のお役には立ちません。

昨年、いろいろと仕事を任せてもらえるようになってきたことで、現状のメールソフトやメッセンジャーでは大変になってきたのをきっかけに、店舗や採用チームに導入をしました。

それまでは、LINEとDr.JOYとGmailを使用していまし

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急な配薬を減らす方法

急な配薬を減らす方法

先日clubhouseで在宅(主に施設)における「今すぐ持ってきて!」を減らす方法について話題になっていました。

みなさんも夕方5時頃にFAXが流れてきて、施設スタッフさんに電話をすると即日持ってきて欲しいとご希望されることは経験があると思います。
もちろん抗生剤などの緊急性が高いものもありますが、中には医療的に緊急性が低いと考えられる整腸剤や外用剤などである場合もあります。

これらが集中した

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先服薬指導が変える患者との関係

先服薬指導が変える患者との関係

先日ウェビナー形式で先服薬指導についてお話しさせていただく機会をいただきました。
そこでお話しさせていただいた内容をこちらでもシェアしたいと思います。

僕自身は先服薬指導の設計には関わっていないため、あくまで現場のいちプレーヤーとしての感想です。

1)法令遵守

まず再認識しておきたいのは"先確認"の義務です。

確認項目をご覧いただくとお気づきだと思いますが、"そもそもこれをやるくらいなら、

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ファインプレーかスーパープレーか

ファインプレーかスーパープレーか

noteやTwitterを始めてから、時々ある体験なのですが、自分的にはこれは良いの書けた!と思った記事がそんなに伸びなかったりします。
はたまた思いつきで発信したものが思いもよらない反響を頂いていたり。

こちらのtweet、とても大きな反響をいただいています!
改めて本件について解説&考察したいと思います。

何を伝えたいかというと、本件は属人的な(僕だからできた)事柄ではなく、標準化できる(

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あなたに出会えて良かったと言われるためには

あなたに出会えて良かったと言われるためには

患者さんからタイトルの言葉をもらったことはありますか?

医師、看護師はよく言われる印象がありますよね。
外来の患者さんから「××先生(医師)のおかげで良くなったのよ~」なんて言葉はよく聞きます。

もちろん逆もあります。
「あそこの先生は全然ちゃんと診てくれない」「あの看護師さんは冷たい」のような。

つまり医師、看護師は良くも悪くも顧客からの評価対象になっているわけです。
医師や看護師が良い

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対人業務に取り組む中で工夫していること

対人業務に取り組む中で工夫していること

今回はこれまでに僕が対人業務に取り組む中で効率的に業務を行うために講じてきた工夫をご紹介します。
別に特別なことは書いていないので、あまり期待しないで下さい笑

以前こちらで”対物から対人へ”シフトしていくと仕事にどのような変化が起こるか"について書きました。

薬を渡すまでの仕事だと、薬歴を書いてしまえば一旦完結します。
一方で渡した後をフォローすると、仕事の終わりが無くなります。少し極端か

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薬局パートナー(非薬剤師スタッフ)の紹介

薬局パートナー(非薬剤師スタッフ)の紹介

先日Twitterで「今日はいつもの1.5倍の人数の往診同行だった。薬局パートナー3人のおかげで残務なし、定時退社。」というようなことをつぶやいた所、「4人で訪問しているのか!?」的なリアクションをいくつかいただきました。

パートナー制度や薬局パートナーに対する認知度はそこそこあると思っていたので少し驚きました。
というわけで、今日はそんな薬局パートナー(非薬剤師スタッフ)について紹介したいと思

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対物から対人へを実践する方法

対物から対人へを実践する方法

今日は「対物から対人へ」を実践する方法について書きます。

今日の記事は正に僕が実践してきたことですし、また現在進行形で挑戦している内容です。
前回の記事では対物から対人へを実践する際に必要なマインドセットの整理方法について書きました。続いて対物業務の整理方法について紹介したいと思います。

1)業務を言語化・図表化する前回の記事と同様に自分が今行なっている業務を全て言語化して4象限に仕分けしてい

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対物から対人へに必要なマインドセット

対物から対人へに必要なマインドセット

今日は昨日に引き続き「対人から対人へ」シフトさせていく際に僕が大切にしているマインドセットの整理方法について書きます。

対物から対人へ(P→DからP→D→C→Aへ)シフトすると昨日も書いたように以下のような変化が起こります。

P→Dで完結していた時は単なる小売業とも言えるでしょうが、C→Aにシフトした時、それは第3次産業の中でも医療業種の多くが該当する感情労働と呼ばれる業務内容に変貌すると考え

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「対物から対人へ」の考え方

「対物から対人へ」の考え方

今我々薬剤師の置かれている環境は激動を求められています。
それは0402通知や薬機法の改正、2020調剤報酬改定を見れば明らかですが、これらすべての改革の源流は2015年10月23日に厚生労働省が公表した「患者のための薬局ビジョン」にあります。
この時ビジョンとして挙げられたのは「立地から機能へ」「対物から対人へ」「バラバラから1つへ」という3つのキーワードでした。

今日は「対物から対人へ」にフ

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