4児ママ助産師ともこ

三男一女を子育て中の助産師。3人を助産院、1人を自宅で出産。基本的に自然な育児、子ども…

4児ママ助産師ともこ

三男一女を子育て中の助産師。3人を助産院、1人を自宅で出産。基本的に自然な育児、子どもの力を育てる子育て。 助産師+自身の育児経験からの気づきを綴ります。自分で自分のカラダを整えて、妊活妊娠出産育児をもっと楽ちんに楽しく! #大阪 #箕面森町 #出張専門助産院 #産後ケア

最近の記事

陣痛がきてからの過ごし方

陣痛がきてから、初めてのお産だと平均して10時間以上、2回目のお産でも5-6時間はかかることが多いです(個人差が大きいので、もっと長い場合も短い場合ももちろんあります。) 産まれる直前は、自分自身と赤ちゃんのことに集中するのがおすすめ。というか、陣痛の間隔も短く強くなり、動きにくくなるので、自然にそうなります。 ですが、そこまでの何時間かは、動いて過ごす方がわたし自身は過ごしやすかったです。 じっとしていると、痛みに集中しすぎてしまうので、動いていた方が気がまぎれました。

    • お産と夫とくすっと笑い

      夫は4回ともお産に立ち会いってくれています。お産の時の夫は、わたしの中では、助産師さんの笑いの記憶とセットです。 身構えない、自然体で、あるがままに家族で過ごすお産。 1度目のお産、産まれる前、助産師さんに言われてわたしの腰をさする夫。 どうしたらいいのかわからなかったのかもしれないですが、全く心配する様子なく、他人事でやる気なく腰をさするので、その様子に助産師さん笑う(笑) 彼曰く、「痛いのは俺じゃないし」 一見冷たいように聞こえるかもしれないですが、一緒に不安になった

      • お産の後の穏やかな記憶

        深夜1時頃に長男が産まれた後、しばらく分娩室で過ごして、産後の部屋に移動しました。 お産の後は、ホルモンの影響で興奮して眠れないこともありますが、深夜だったし、元々睡眠命な人なので、助産師さんが退出したあと、いつの間にか眠っていました。 予定日超過で助産院で産めないか不安になっていたところで、ちゃんと陣痛がきて、元気に産まれてきてくれたことに、心の底からほっとしていたのだと思います。 時々目が覚めて、小さな産まれたての長男が、ちゃんと息をしているか、何だか不安になって、様

        • 予定日超過にやきもきした

          妊娠出産育児は思い通りにならないことばかり。産まれる日についてはその最たるものですよね。 長男の陣痛が来たのは、妊娠40週5日でした。 助産院では過期産(妊娠42週)になると出産できないのですが、41週をすぎると胎盤の老化など、リスクが上がってくるので、41週で提携先の病院に転院となることが多いです。 だから、その日は、転院先の病院を受診して、入院と誘発分娩の予定が決まったところでした。 受診中からいつもと張りの強さが違う感じでもしかして?と思っていたら、本陣痛になり、そ

        陣痛がきてからの過ごし方

          陣痛の時に不安を軽くしてくれたもの

          長男のお産は、本当に教科書通りのお産で、子宮口がぐっと開いて、お産が進む加速期(子宮口3~8cmぐらいの時期)にぐんぐん陣痛が強くなりました。 助産師としてお手伝いする側はたくさん経験していても、いざ、自分が陣痛を体感となると、今まで体験したことのない痛みに、急に不安になってきました。 助産院についた後、助産師さんが部屋から一旦退出されて、夫と2人。 夫はいるのですが、どうもわたしの中では、お産の時に頼れる人認定されてなかったようです。彼も、何をしたらいいのか、わからなか

          陣痛の時に不安を軽くしてくれたもの

          赤ちゃんに負担の少ないお産

          赤ちゃんにとって負担の少ないお産ってどんなお産だと思いますか? 4人出産していますが、実は、一番産まれた直後のお肌の色が良かったのは、一番時間がかかった長男でした。 助産師としてお産にはたくさん立ち会いましたが、その中でも、ベスト3に入るぐらいの綺麗なピンク色で産まれてきました。 長男を見た時、自然なお産って、本当にすごいな、ヒトの身体って本当に上手にできているなと感動したのです。 陣痛中に心音が全然下がらなかったのも長男。彼は、狭い産道をゆっくり広げながら、外の世界に出

          赤ちゃんに負担の少ないお産

          お産の時に言われて肩の力が抜けた言葉

          「今は助産師だということを忘れて、自分と赤ちゃんのことに集中していいからね」 1人目のお産の時に、助産師さんから言われた言葉。 助産師ではなくて、ただの産婦になれた言葉です。 助産師だから○○しなければとか具体的に何か思っていたわけではなかったのですが、それでも左脳を使ってしまっていたのだと思います。 お産は、人間の本能の部分を上手く使うことでスムーズに進みます。逆に、頭で考えすぎることはブレーキになります。 この言葉を聞いた後、安心して、肩の力も抜けて、赤ちゃんと2人の

          お産の時に言われて肩の力が抜けた言葉

          産まれる

          1人目の出産の時の暖かな空気を今でも肌で覚えています。 「赤ちゃんが自分の力で産まれてくる」ことを、あんなに感じた経験はありません。 赤ちゃんの心音をどこか遠くで聞きながら、ひたすら自分のカラダの感覚に集中した、あの静かな時間。 陣痛の波が来ているときは、痛くて、必死なのに、同時に、大きな波の中に気持ちよく揺られている感覚もあり。 鎮痛とともに気分を高揚させる作用を持つ、エンドルフィンがめちゃくちゃ分泌されていたのだと思うのですが、その作用で、ものすごく眠たくて。 半分眠っ

          一番つわりがしんどかった時間帯

          つわりが一番しんどかったのは、わたしの場合は夕方、というか仕事後の時間帯でした。 仕事中は、気を張ってますし、やることや考えることもたくさんあるので、そんなに気になった記憶がありません。 というか、わたしが提供する助産・看護の質が、わたしの体調により低下することは、当然専門職としてあってはいけないので、必死に働いていました。 でも、やることがたくさんあったほうが、つわりに集中しないので、わたしの場合は逆に良かったのかもしれません。 ただし、仕事が終わると、肉体的精神的疲労

          一番つわりがしんどかった時間帯

          4人とも食べづわりだった

          1人目と2人目でつわりの程度も傾向も違うという方もいますが、わたしの場合は4人とも、食べづわり。常にモヤモヤ胃の辺りが気持ち悪くて、眠たいのが妊娠初期の症状でした。 軽かったとはいえ、1か月半ぐらい、常に気持ち悪さが続いていたので、ただただ日々を「生きていた」感じです。 吐くことってものすごいエネルギーを使うので、吐きづわりの方はもっとしんどいと思います。 当時は、マクドナルドのポテトが食べたくなって、でも食べたら食べたで胃もたれして後悔したり。ジャンキーなものが無性に食

          4人とも食べづわりだった

          神経質な人はつわりがひどい?

          重症妊娠悪阻(つわり)、病棟勤務していたときは、「神経質な人はつわりがひどくなりやすい」という根拠のないジンクス?のようなものがありました。 医療従事者の中でも、「根拠のない経験による決めつけ」は知らず知らずのうちにあることが多々あります。 つわりでしんどいからメンタルも不安定になり、周りのことが気になったりするのは当然だと思います。 神経質だからつわりがひどいという科学的根拠はありませんし、むしろ、しんどいから神経質になると考える方が自然です。 ちなみに、つわりのひどさ

          神経質な人はつわりがひどい?

          大人になったら子どもがほしいという長男

          先日、食事中の何気ない会話中。ポロっと小6の長男が「おれ、子どもほしい。だっておもしろそうだから」と言いました。 普段兄弟たちの世話を押し付けられて、イライラしているから、子どもがほしいとか、そういう思いを持っていたことが意外でした。 子どもって、親の思うように動かないし、正直イライラさせられることが多いです。 でも、その小さなカラダで、成長していく姿に、いつもいつもそれ以上に豊かな感情をもらっていると感じています。 子ども達はわたしの人生をより豊かにしてくれています。

          大人になったら子どもがほしいという長男

          20年来の生理痛からの解放、生理痛はカラダからのサイン

          わたし自身、生理痛、10代の頃からありました。 病院に就職して不規則な生活になると、生理痛は悪化して、20代の頃は、1日目~3日目までは市販の鎮痛剤が欠かせない状態でした。 腰痛がひどくて、仕事がなかったら、1日中寝ていました。 当時、生理痛があるのは仕方がないと思っていたのですが、今は、異常な状態だったのだとわかっています。 生理痛がある=内臓が下に下がっているサインです。 子宮・卵巣が正常に働けていない可能性があります。 出産したら経血がスムーズに流れるようになって、

          20年来の生理痛からの解放、生理痛はカラダからのサイン

          妊娠してからカラダを整えたらいいのか

          妊娠に気づいてから、色々気をつけたらすぐにカラダが変わるわけではありません。 妊娠する前のカラダの状態は、妊娠出産経過に関係してきます。 妊娠は女性のカラダにとって、大きな負担をかけます。普段100のところ、150ぐらい頑張らないといけないイメージです。 でも、元々カラダの状態が80ぐらいの状態だったら?トラブルが起こる確率が上がることは、容易に想像できると思います。 もちろん、気づいた時から行動することは無駄ではありませんが、妊娠前から自分のカラダを整えておくことで、様

          妊娠してからカラダを整えたらいいのか

          妊娠中や出産時、産後のトラブルは運なのか

          妊娠出産はヒトの力が及ばない部分も確かにあるとは思います。 赤ちゃんのもつパワーには驚かされたことも多々。でも、反対に、「何でこんなことが起こってしまったのか」と悲しい出来事もたくさん目にしました。 トラブルは運なのでしょうか?わたしは、全てを運で片づけていいとは思いません。 わたし自身は、自分も赤ちゃんも健康で過ごしたかったですし、助産院で出産したかったので、どの子の妊娠中も、冷え対策はしっかり、適度に動いて(もっぱら仕事でしたが)、休息をとる、食事に気をつけるなど、当

          妊娠中や出産時、産後のトラブルは運なのか

          妊娠経過が順調で赤ちゃんが元気に産まれることは尊いこと

          赤ちゃんを望んだらすぐに妊娠できて、妊娠経過も順調、元気に赤ちゃんが産まれてすくすく成長する そんな普通のことが、実はとても幸せで、尊いことをわたしは知っています。 切迫流産、切迫早産、常位胎盤早期剝離、子宮内胎児死亡、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、染色体異常、目にしてきた妊娠中の異常はたくさんあります。 悲しむご家族も、そしてケアをするわたし自身も、やりきれない気持ちになったことも多々ありました。 だから、中々両親に妊娠したことを伝えられなかったのです。 4人の子ども達

          妊娠経過が順調で赤ちゃんが元気に産まれることは尊いこと