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歯が生えてきた!

うまれる前から体が小さめだった息子は、いまもなお身長や体重の発育曲線が、平均の目安の下限ギリギリをいっている。
毎日元気に過ごしてくれているから、成長スピードは特に気にすることもないよねと思っていたら、ある日ぐずぐずいう息子の口の中に白いものが見えた。

「これは!………歯⁈」

そう。乳歯が生えてきたのである。え?もう⁈そんな時期なの?

調べてみると、6~9か月ごろから生え始めるとか、8か月ごろからだとか、6か月までには生え始める子が多いとか、やはりネットには色んなことが書かれている。それらを総合して考えてみるに、5か月になるちょっと前くらいで生えてきたうちの息子はどうやらちょっと早めのような気がする。
体の大きさとかとはまた別に、細部もそれぞれのペースで育っていっている。発育っておもしろいですねぇ。

そもそも、歯の生える順番が下からだなんて知らなかった。これも、中には上の歯から生えてくるって子もいるようだけれど、多くは下の歯かららしい。しかも時間差も結構あるようで、上の歯は未だに生えてきそうな気配もない。

この、ちょこんと生えた歯が見え隠れするのが、またたまらなくかわいいのだ。見えるのはたいていグズっているとき。だから半べそかいて不満を訴えてくるときも、しばらくその表情を眺めていたくなっちゃう。
おっぱいちゅぱちゅぱの子どもに歯が生えるのなんてまだまだ先のことだと思っていたから、歯を発見した瞬間はちょっと戸惑ったけれど、今はこのちょろちょろ前歯がかわいすぎるから、他の歯よ、どうかゆっくり生えてきてくださいって気持ち。


近ごろ離乳食もスタートした息子。
はじめこそ口に入ったものを訝しげに確かめていたものの、数日すると自分から口をさじに近づけて食べるようになってきた。
まだ歯はいらないほどトロトロのものばかりだけど、やがて咀嚼しいろいろな味や食感を楽しむときがやってくるのだなぁ。一緒に同じものを食べて「おいしいなぁ」って言い合うときがくるのだなぁと思うと、楽しみで仕方がない。

子育てって、「早く大きくなってね」と「ゆっくり成長してね」の矛盾した感情が、心の中をいったりきたりする日々だ。

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