模様替えのレシピ〜知ってる?視線と子どもの”いけず”な関係
子育て家庭のための模様替えのレシピ。
もしも、1〜4歳のお子さんがいる家庭で、キッズスペースがソファの後ろ側にあるとしたら。
リビングがオモチャだらけになってしまう原因は、それかもしれません。
「せっかく広いキッズスペースを用意してあげたのに、全然そこで遊んでくれないんです」
と、産まれてきたわが子のために準備したスペースが無駄になってしまったような気がしてしまう。
「オモチャの棚が悪いのかな?」「スペースが使いにくいのかな?」色々と考えますよね。
もしもお子さんが1〜3歳くらいでまだ小さいのなら、親の視線の先にキッズスペースがあるかどうかをまずは気にしてみて下さい。
親の視線の先で、子どもは遊びたがる
例えばこのような家具配置だった場合。
洋室3に当たる部屋がキッズスペースになります。
お子さんが小学生以上で、ひとりでじっくりと遊ぶ時間を楽しめるようになってくればこれでも構いません。
でも、小さいお子さんの場合はオモチャをわざわざソファの前に持ってきて、そこで遊びます。
「いや、わざわざこっちに持ってこなくていいよ。オモチャ置き場の目の前で遊べばいいじゃん!(しかも片付けるのが遠くて面倒だし!)」
と、親は思いますが関係ありません。
だって、「親の顔が見えないと不安」ですから。
と、言うことでその場合はこのようにしてみます。
視線がズドンと、キッズスペースに向きます。
このいいところは、もちろんキッズスペースで遊んでくれやすくなることもありますが、ソファの前まで持ってきても片付けしやすい点です。
片付けをするための動線上に、それをさえぎる物がないのです。
リビングの”横”がキッズスペースの場合
他にもこんなケースもあります。
このパターンは結構多いんじゃないでしょうか?
視線って難しくて、テレビに向くのは誰もが思うのですが、何となく壁に向いてしまう傾向もあります。
つまり、大きな壁面にテレビ台を置く傾向があるということです。
逆に、洋室や和室との出入り口などに目線が直接行くような配置にはし辛い。落ち着かないわけです。
これを解消するにも方法があるのですが、ひとつはこんな感じ。
ソファの背面が、必ず壁際にないとダメってことはありません。
なんとなく部屋の中央に置くのをためらってしまいがちですが、そうすることで視線のコントロールがしやすくなります。
これだと、キッズスペースにも、テレビにも目が向きますし、外の景色がきれいなら外を眺めたっていいわけです(あんまいないか、そんな人)。
お部屋がコンパクトな場合でもやりようはある!
こちらも同じような間取りですが、さっきのお部屋よりも幾分コンパクトになっています。
この場合、ソファをなくしちゃうってのもいい方法ではありますが、ソファと同居させつつ、キッズスペースにも視線が行くようにするには。
こうなります。
で、気になるのが視線が間仕切り扉に向いちゃって落ち着かない問題。
これを少しでも軽減させてくれるのが、間仕切りパーテーション。
これを出入り口の前に立てちゃう。
そしてその前に、絵本棚を置いたり、テレビ台を置いたりするのです。
それだけで、視線も落ち着くしスッキリと見えます。
余談ですが、この間仕切りパーテーションって実はものすごく使い勝手がいい。普段あまり意識していないかもしれませんが、壁がないと実は収納家具って置けないんです。
このパーテーションっていわば即席の壁になるわけです。
と、その話はまた後日。
まとめ
今回は親の”視線”と子どもの関係についてでした。
視線って実はとても大切で、それを感じられないと小さい子は不安になっちゃう。なので、今回紹介したみたいに同じ階にキッズスペースがあることも大切。戸建てなんかの場合、スペースの関係や将来子ども部屋にしようと思っている関係で、1階がリビングで、2階の洋室とかにオモチャ置き場を作っていたりすることも多い。
でも、それだと結局オモチャは1階に集まってきてしまう。
全ての間取りで、視線の先にキッズスペースを作れるわけじゃないってところが難しいのですが、そんな場合でも一つの方法として子育て家庭にお勧めしているのが”ソファ前広場”。
これについても、おいおいご紹介してまいります。
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今後も、模様替えのレシピとして間取りの使い方やら、テーブルの選び方やら、もうちょっと専門的に”ゾーニング”ってなに?みたいな話やら、していきます。
特に、子育て中のご家庭に向けて「こうするといいよ!」っていうレシピを色々と紹介していきますので、よかったら”子育て家庭のための模様替えのレシピ”マガジンをフォローお願いします!
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