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【読書録】プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる(尾原和啓・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容をまとめた記事を書き続けています。

お試し参加もできるので、興味のある方はぜひ!

読書が苦手な方も、読書習慣が手に入ります!
読書が得意な方は、ワンランク上の読書が身につきます。

ビジョナリー読書クラブのお試し参加の詳細はこちら。

今回読んだ本はこちら。


尾原和啓さんの前作も読んだことがあるのですが、Kindle Unlimitedにプロセスエコノミーがはいっていたのですぐに入手。やっぱり、「今」の世代の動きや思考が分かるのはありがたいですね。

それでは早速ご紹介しましょう。

【引用その1】乾けない世代が重要視する幸せの3要素

アメリカ人心理学者マーティン・セリグマンが唱えた「幸せの5つの軸」というものがあります。 その5つとは「達成」「快楽」「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」です。「乾いている世代」は、最初の2つ「達成」「快楽」を重視して働いていました。一生懸命仕事をし、高い報酬や出世という「達成」を、美食や物欲を満たすという「快楽」を追い求めました。 「成功者」と言われるようなワンランク上の生活を手に入れることが幸福だったのです。しかし「乾けない世代」は、「ないものがない」社会で育ったので、達成や快楽を満たすということに重きを置いてはいません。そこに対する飢えが少ないのです。 それよりも、精神的な要素が強いです。

私が社会に出た頃は、物質的な豊かさを求めていました。それは、子供の頃からの流れが関係していると思います。裕福ではない中流家庭で育ったため、家にあるものは普通のもの。もっと大きなテレビがほしい、もっといい車に乗りたい、海外旅行に行きたい。そんな感じで、物欲を周囲からも感じながら生きていきました。

そのため、社会人になり自分で稼げるようになってからは、好きな車に乗ったり、美味しい食事をとったり、お金をかけてきたように思います。しかし、その「満足」って上限がないように思います。そこに気付いて、「あ~~。上を求めても仕方がないなぁ。今が一番!」って思えるようになったのです。

小さい頃から「不足」していたので、一つのコンテンツを何度も見たりしました。遊びも空想で生み出し、兄弟で楽しんでいました。今は、すべてのものが満たされていて、完成された遊びがある。しかもコンテンツは無尽蔵にある。「乾けない世代」というのが言い得て妙ですね。


【引用その2】ローカル・ロークオリティを目指そう!

私たちが生き残っていくためには世界の誰が見ても圧倒的に質が高いグローバル・ハイクオリティを目指すか、知り合いの〇〇さんが作っているモノなら買いたいという、特定のコミュニティにおいて熱い想いで支持されるローカル・ロークオリティを目指すかの2択で、中途半端はないということです。

どこにいてもインターネットがあれば情報が手に入る時代、「誰が語るのか」「誰を応援したいのか」「誰のコミュニティに属したいのか」このようなことがポイントになっています。

ハイクオリティのものを出すよりも、人を売っていくのが一番。農家さんでもそのような傾向が強くなっていると思います。特に差がつけにくい商品なんかはその傾向があるでしょう。


【引用その3】マーケティング4.0!

「近代マーケティングの父」と呼ばれるフィリップ・コトラーは「マーケティング4.0」を提唱しました。プロセスエコノミーについて考えるうえで、コトラーの理論はとても役立ちます。

▼マーケティング1.0=製品中心のマーケティング⇒機能的価値訴求
▼マーケティング2.0=顧客志向のマーケティング⇒差異的価値訴求
▼マーケティング3.0=価値主導のマーケティング⇒参加価値訴求
▼マーケティング4.0=経験価値志向のマーケティング⇒共創価値訴求

(中略)

「すべてのサービスは自分が自分らしくなるためにある」。これがマーケティング4.0の重要な視点です。受動的な消費者に甘んじるのではなく、誰一人置き去りにしない世界を構築するために、消費者もメーカーの活動に参加し社会変革に挑戦していく。

ビジネスメールの研修の業務をやっていますが、これってマーケティング1.0、2.0あたりの仕事です。メールを参加して学ぶというムーブメントを作る。共感、競争型の何かを作る……。

色々と考えられることはありそうです。あるいは、4.0の概念というのは、一般消費者を相手にするサービスなのかも知れませんね。このあたりも含めて、もっと理解を含め、解釈を積み上げていきたいと思います。


【引用その4】Me-We-Nowで考えろ!

「自分の話をして距離を縮める(Me)」「共通点を見いだして連帯感を作る(We)」「自分のやりたいことを説明する(Now)」。まずこの「Me We Now」の骨格を考えて、エピソードを書き足していったと言います。

今まで本を32冊書いてきましたが、自己開示をする、同じような悩みがあった、解決策を見つけた、それをシェアしたい。このような論調だと響くなぁ~と思ったことがあります。

結局「○○さんだからできたんでしょ」っていうとみんな興味をなくします。だから、私もダメだったというのを伝えてスタートすることが得策。ただ、昔っからできた人って、この手法が使えないからどうしているんでしょうね(笑)


【引用その5】アップルの存在価値

アップルの存在理由は、人々が仕事をこなす箱を作るためではありません。それは私たちの得意なことです。場合によっては、他のどこよりもうまく作れていると言えるでしょう。けれど、アップルの存在理由は、そのためだけではないのです。  アップルの中心にあるコアバリューは、「情熱を燃やす人は、世界をより良い方向に導く」ということです。それが私たちの信じていることです。

これは凄く考えさせられますね。

自分のコアバリューは何なのか。

私ができること・学んできたことを皆さんに還元することで、時間効率を高めてもらい、定時に帰れるようになってもらいたい。そのような人が増えたら、幸せな人が増えるし、趣味にももっと没頭できる。そのための思考法や実践方法を伝えるのが、私の役割。

たまにはこうして言語化してみるのも良いですね!


まとめ&宣言

マーケティング4.0をもっと意識し、「みんなで作り上げる」何かができないか考えます。実践塾シェアクラブにしても、メール教育にしても、読書会にしても、その「何か」が見えるようで見えない。

考え続けるしかありませんね!!


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