タンザニアのごはん
海外在住メンバーで執筆している共同マガジン「VACILANDO」では、ただいま、リレー企画を行っています。
今回はイギリス在住りったんさんからのバトンを受け取り、『タンザニアの食卓』について書いてみます。
実はインド料理
タンザニアにきてまず驚いたことは、レストランに行くと、たいてい中華とインド料理はメニューにあるということ。なぜなら、タンザニアには中国人とインド人の移民が多いからです。
中華料理がだいたいどこででも食べられることは、日本人の私にはありがたいことでもあります。
タンザニア料理の中にも「これはインド料理では?」というものがけっこう含まれています。カレー味のものだったり、インドの香辛料をふんだんにつかったものなど。
「あなたの国であるタンザニアに、インド人や中国人がたくさんいて、変な感じがしない?」なんて野暮な質問をした私に「彼らもタンザニアに長く住んでいるタンザニア人だよ」とタンザニア人の友達はさらっと答えました。
レストランのメニューを見て、タンザニアが私が予想していた以上に国際的なのだと実感します。
トマトが基本
タンザニア料理は日本人の口にあう料理が多いですが、バラエティはそれほどありません。週2回ほど、お手伝いさんに夕食でタンザニア料理をつくってもらいますが、すぐに一巡してしまいます。
味付けはトマトベースが多く、チキンのトマト煮込み、ごはんの上にのっけて食べるとおいしいトマトのサラダ「カチュンバリ」などが一般的。
他に代表的なものはウガリというトウモロコシの粉を練って作ったパンのようなもの。これは、ご飯のような役割をしていて、おかずと一緒に食べます。
日本人がよく食べるお米や豆も食べるので、日本人が食べやすいものが多いです。
私が大好きなタンザニア料理は香辛料をたっぷり使った炊き込みご飯「ビリヤニ」なんですが、これはインド料理だったのですね…
癖になるドリンク
タンザニアではまったドリンクがあります。それは「しょうが」。
そう、ドリンクの名前が日本語に訳すとそのまま「しょうが」なんです。
その名も「Tangawizi(スワヒリ語でショウガという意味)」
ジンジャエールの、ジンジャー風味を強くした感じ。これは癖になります。
タンザニア在住の日本人は、タンザニアに遊びに来た日本人のお友達の反応を見ると、日本人のうち85%は好き!というイメージです(ジンジャー味が強すぎという少数派の声も)。
アフリカ東部でしか飲めないようなので、ぜひケニアやタンザニアを訪問したら、これは試してみてください!
油たっぷり
タンザニア料理は、油っぽいものも多いなという印象。チャパティ(ホットケーキのような揚げパン)、揚げドーナツ、チキンのから揚げ、フライドポテト、フライドポテトのオムレツなど、揚げた食べものも多いです。
お手伝いさんにタンザニア料理を作ってもらうようになってから、家のサラダ油の減り具合が突然に多くなり、びっくりしました。
こういう油たっぷりの食べものは子供たちは大好きではあるのですが…
しっかり手洗い
アフリカの風景でよく見る手で食べるシーン。あれは、タンザニアでも見られます。
「衛生上どうなの?」とよく聞かれますが、タンザニアの人たちは手洗いもしっかりやっています。
地元のレストランに行くと、お店の人が小さな桶とお水の入ったやかん、ソープを持ってテーブルに来てくれます。食前と食後にはこうやって手を洗うんです。
日本のレストランではだいたいウエットティッシュが置いてあるので、これにはかないませんが、アメリカなどの他国に比べて、よっぽど食卓は清潔ではないかと思います。
まとめ
タンザニアの食事について、食事にまつわるあれこれ、印象に残った点をまとめてみました。
ちなみに、タンザニアにも「日本食レストラン」はありますが、日本人が経営しているわけでもないので、私はあえて行っていません。タンザニアにいる間は、タンザニアでないと食べられないものを楽しみたいなと。
また、外国の食卓事情を知ると、日本の食事がどれだけバラエティーに富んでいるか、旬のものなどを意識しているかなど、日本の食事の良さを改めて実感します。
#ご当地グルメ
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