プレゼンで意識している3つのこと
私は広告会社で企画営業として働いています。
前職の銀行と比べ、自ら規模の大きい企画を行い、提案する回数が格段に増えたことでプレゼンの質もこれまでより求められるようになりました。
ただプレゼンの経験は大学文化祭のゼミ発表くらい(ほとんど原稿に頼っていた)だったので、日々試行錯誤しながら改善していました。
その中で大切にしている3つの要素を今回プレゼンを控えている方や新社会人の方などに向けて書いていきたいと思います!
✅つかみ
相手に提案をする時、まずは「話を聞いてみたいな」と思われるように興味を持ってもらわないといけません。そこで私がよく使っているのがつかみです。
例えば、私が通勤時間を減らしたいと思ってる人に対して、どこでもドアを提案したいとします(相手はどこでもドアの知識がない前提です)。
当たり前ですが、商品の説明から入ってしまってはせっかくのプレゼンが台無しだと思うので、プレゼンの序盤で数字と質問をバランスよく使います。
「11,200」
この数字は何を示しているでしょうか?
実は日本における生涯通勤時間を示しており、期間にすると1年3ヶ月相当に及びます。
このように、数字を使ってインパクトを与えることで相手に興味や関心を持たせることができます。
もっと分かりやすい表現でいうと東京ドーム○個分、世界一周○回相当などがありますが、本当に色々な切り口から考えられます。
私の場合、ニュースや本などで気になったことは忘れないよう、どのような場面で使えそうかとメモに記入しています。
✅結論ファースト
つかみの後は相手にわかりやすく伝えるために結論を頭に持ってくることが大切です。
なぜならビジネスの場面では要点を端的に伝える力が求められるからです。
プレゼンの場面では限られた時間で課題→原因→解決策→効果という流れをまとめて感情と論理でバランスよく伝える必要があります。
この中でどの部分をフォーカスして伝えるかは人によって変わってきますが、ほとんどの人は解決策が一番伝えたいメッセージなのではないかと思います。
先ほどの例で言うと通勤時間を短くしたいというニーズに対して、どこでもドアを使うことで往復の通勤時間をなくして家でゆっくりと休養する時間を作れたり、ストレスの多い満員電車から解放される等と顧客によって様々な解決策を提示できるでしょう。
後は伝え方、言葉遣いを意識して取り組むと更に良い結果が得られると思います!
✅マジックスリー
突然ですが「NTT」「JAL」「ANA」などと聞くと、真っ先に企業が思い浮かぶことでしょう。
また、海外サッカーを観ている方は分かると思いますが、チームスコアに「FCB(バルセロナ)」「MCI(マンチェスターシティ)」「BVB(ドルトムント)」などとよく3文字のアルファベットで書かれています。
これらは3文字のアルファベットでイメージを与えて覚えてもらいやすいようにするためです。
プレゼンや人に何かを伝えたいときも同様で3つに絞って話すことがとても有効です。
実際にプレゼンをしていると自分としては手応えがあったとしても、相手は結論に伴う根拠や理由は何だったのかというのがイメージしにくい時があります。
そこでピラミッド構造とも言いますが、結論を言った後にその根拠、理由を3つに分けて話すことで論理的に伝えることができますし、相手にとっても今何の話をしているのかというのがイメージしやすくなります。
そして、解決策の担保となるようなデータを用意しておくと望ましいです。
例えば、アンケートの調査結果だけでは心理や感情のフィルターが少なからず入っています。他社との比較、実績となる数字を上手に伝えることで信頼を得ることができるでしょう。
自己紹介や面接でも3つに絞ることは有効です。
ダラダラ話してしまうと結局この人は何を伝えたかったのか分からないということになりかねません。
そんなときには分かりやすく、どのようなイメージを与えたいかを意識してみてください!
最後に、最近読んだ「世界最高の話し方」という本にはプレゼンの極意が詰まっていました(もっと早く読めばよかったと後悔)。
1000人以上の社長・企業幹部の「話し方」をお手伝いされた著者の方が、人の心を掴むプレゼンをすぐに取り入れやすいかたちでまとめています!
ちょうど期間限定キャンペーンでかなりお求めやすくなっているので、今回の記事と合わせてぜひ読んでみてください。
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