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「小さな達成感」から「貢献」へ

仕事は基本的に「生計を立てるために会社で働く」という考え方を持っていた私が「何かを成し遂げるための行動」でもあるという考え方に、シフトすることができた出来事を書いていきたいと思います。

それは、チームワークを支援するためのグループウェアを開発・提供をしている「サイボウズ株式会社」が、同社の主力製品のkintoneを活用して、今年の10月下旬まで同社の株主に向けて提供してきた「株主kintone」を利用してきたことがキッカケです。

株主kintoneのコンセプト

そもそも、この株主kintoneとは、 サイボウズの社員の方が会社の理念に共感して集まった株主の人たちと「チーム」として、日常的に気軽なコミュニケーションができる場所を作りたい思いで立ち上げられたプラットフォームで、SNSのように自由に意見を書き込むことができるので、サイボウズについて意見交換したり、何か一緒に行うためのコミュニティにしたいと思って作られたそうです。
だから、この株主kintoneを利用したことも含めて、会社の株主なのに「株主は面倒くさい存在だ」と考えている自分にとって、サイボウズという会社は、私が会社の株主になることで私にとって面白い体験をすることができたと感じた数少ない会社です。

株価上昇の対抗手段?


ただ、このサイボウズは「株」に関して物議を醸すような発言をすることもあって、会社のアンチの人たちにしてみれば「この人たちは一体何を言っているのか、またアホみたいなことを言っている」と思う人たちもいるかもしれません。
例えば、過去には株価がしつこく上昇したことでそのことに言及したら、それがキッカケで炎上したこともありましたが、この件に関しては会社が業績の発表や、会社にとってよい発表(例えば、先日発表された株式会社リコーとの資本提携契約などがこれに当たります)を行って、それが好感されることによって上昇するのならともかく、何もないのに会社の株価が急激に上昇し続けることは、いわゆるモノ言う株主といわれる人たちが会社の株を買い集めて、会社に対して都合の悪い何らかの株主提案を投げかけてくる可能性があるかもしれません。
また、株価が上昇することによって傲慢になることで、逆に会社の雰囲気が悪くなるなど、会社にとって経営上の何らかの悪影響を及ぼすことになり兼ねないかもしれないからだと考えています。

で? あなたは会社に対して一体何をしてくれるの?

他にも、自分のお金を出して会社の株を購入した株主に対して「あなたたちは会社に対して何をしてくれるの?」という類の発言したこともあったみたいですが、それはお金だけの関係で完結することなく、さらにもう一歩踏み込むことで会社と株主がチームになって、いい社会を作るための何かができればおもしろいということであって、「もう一歩踏み込む」とは「お金では完結しない、さらなる一歩先の関係」であり、それは会社と株主がお互いに「ギバー」(人に惜しみなく与える人)である関係が好ましいと考えています。

株主はSNSのフォロワーのようなもの?

しかも、私は「会社の株主はSNSで例えるとフォロワーのようなものではないのか?」と考えています。
しかし、株主はほとんどの人が「テイカー」(真っ先に自分の利益を優先させる人)なのではないのかとも思っているので、だからこそ、株主も「テイカー」ではなく「ギバー」のような人たちであるのが理想だと思っていて、自分たちのできることでお互いに貢献するためには、会社と株主同士でチームワークを発揮することが重要だと考えています。
だから、私は会社側の株主に対する発言に対しても「面白くない世間の常識を覆すような考えをしているので面白い」と思っているだけに、これらの発言に関しては、発言の真意を理解する読解力がなければ、会社側が真に伝えたいことを捉えることは出来ないのかも知れません。

株主って面倒くさい。

そして、なぜ私が「株主は面倒くさい存在なのか?」と考えているかと言うと、株主の中には少数だと思いますが、極端な自分だけの利益を主張する人がいるので、そのような株主は本当に面倒くさい存在だと思うからです。
なぜなら、いくら株主だからと言ってお店のお客と同様、何をやっても許されると言う訳ではない(株主は神様ではない)ので、お金を払っているからといって、会社に対して必要以上に無理な要求をしたり、それこそタチの悪いクレーマーみたいな人に対して嫌悪感を抱きました。

実際に見てきた面倒くさい人たち。


例えば、実際に株主総会で目にしてきた人の中には、株主総会のおみやげを「ハーゲンダッツ」の引換券にしてくれだの、雑誌のインタビューの記事を引き合いに出してその内容にツッコミを入れたり、社長以下その場にいる役員の人たちに対して恫喝に近いような叱責をしたり(もっとも、その人の名誉のために申し上げますと、役員以外のスタッフの人たちにはとても優しかったです)、会社側から「質問を簡潔に述べてください」と言われているのにも関わらず、自分の主張を長々と話したことで周りの株主の人たちから大ブーイングを受けたり、質問をしている株主の人に対して罵詈雑言を浴びせるなど、それは見ていて楽しいものではありません。
しかも、それ以外にも株主提案で会社名に「自分の苗字を入れろ」と言ったり、「自分は会社と密接に意見交換をしているから自分を取締役に選任しろ」などという提案をする人もいたので、全ての人たちがこのような人たちではないとは言っても、会社側は相手は株主だから塩対応をするわけにはいかず、会社側はこのような主張してくる人を相手にしなければならないので、会社側にしてみれば株主総会は面倒くさいと感じてしまうと思っています。

もっとも、会社側にも問題があることも。


しかし、それは会社側も同じことで、社長が「自分の会社の従業員のことを大事だ」と言っておきながら、実際には会社のお金を私的に流用していたり、創業者が会社を私物化(高級外車やマンションの私物化)していたという事例もあるので、株主は会社の行うことにただ黙って従うというのも好ましいものではありません。
だから、そうならないためにもサイボウズのように会社が情報をオープンにすることによって、外部の人間が会社をわざわざ監視する必要がないような状態であることが理想であると考えています。
もちろん、株主は基本的に「株」を通じて利益を追求することが株を購入する本来の目的であり、それが当たり前なので「株で金銭的な利益を優先しない」という考え方は、なかなか理解されづらいとも考えています。
だから、私も株主なのにもかかわらず、「株主」はある意味会社のアンチの次に厄介な存在(もちろん、人にもよりますが)だという偏見にも似た考え方をしているので、「株主はとても面倒くさい存在だ」という旨のメッセージを会社のIR担当者の方たちに発信したこともあります。

キッカケは青野社長のひとこと。

しかし、そんな株主が面倒くさい存在だと考えていた私が、株主向けに提供された株主kintoneに以前よりも頻繁に書き込みを始めたキッカケは、今年の3月にサイボウズの本社で開催された株主総会で青野社長が仰った 「株主の人たちもサイボウズのメンバーになって欲しい」という類の発言を受けたことで「自分は会社に対して何か出来ないかな?」と思ったからです。
だから、そのためにはこの株主kintoneで会社と株主の間で共通していると思われる 「サイボウズ」 に関するトピックと 「株」 に関することを発信することによって、そこから何らかのコミュニケーションを取るキッカケになることで「お互いの距離を少しでも縮めることが出来ればいいな」 と思ったので、自分の出来る範囲で約半年間発信をしてきました(約半年間しか出来なかった理由はサービス自体が閉鎖したためです)。
もちろん、書き込みについては会社から直接頼まれたわけではないのですが、今年に入ってから以前に比べるとなかなか会社側からの発信が無い状態だったので、利用者の方から「株主kintoneが放置状態になっている」という指摘もありました。
しかし、株主kintoneがそのような状態になっているのは「社員の方たちがそこまで手が回らないくらい忙しいのかな?」 と推測したので(この推測が正しいとは限りません)、とりあえずほとんど一人で書き込みを続けました。
だから、従業員の人たちが忙しいなどの理由でそこまで手が回らないのであれば、株主も含めた会社のステークホルダーの人たちが、自分のできる範囲でもいいので、何らかの形でお互いを助け合うことも「チームワーク」のひとつだと思うので、それが会社と株主がチームになるための第一歩だと考えています。

株主kintoneで学んだ文章の投稿方法。


そして、株主kintoneのような自分の意見を自由に書き込むことができるプラットフォームも、SNSなどで文章を投稿する時と同様に投稿する内容だけではなく、投稿する時間にも気を配る必要があると考えただけだはなく、やりとりする相手が「人」である以上言葉遣いにも気をつける必要があり、しかも、株主kintoneで利用者の人たちとやり取りをする時に失礼のないように敬語を上手に使うことが大事なのですが、それまで、敬語を使った文章を発信する機会がほとんどなかっただけに、その度その場面に相応しい敬語を学ぶ必要があり、何回か「それ」を行うことで多少は敬語を使うことが出来るようにはなり日常的にも会話の中で敬語が自然に出てくるようになりました(もっとも、今よりももっと上手に 敬語を使いこなす必要がありますが)
しかも、発信内容に気をつけるだけではなく、発信する時の時間を統一するとはいっても当たり前ですが、自分が伝えたいと思っている相手に届かなければ意味はなく、SNSなどは多くの人がスマートフォンなどの電子機器を利用しているであろう時間帯、例えば通勤時間帯や昼休憩も含めた休憩時間、終業後の空いた時間や土日祝日の休日などに狙って発信したほうが、自分の発信に気づいてもらうことができるかもしれないと思ってはみたものの、私は会社の人たちに対しては発信する時は、会社の業務の邪魔にならないように基本的な会社の定時の時間であろう18時に発信することを心掛けて、会社の人たちの業務が終了してから時間があれば、少しでも確認してもらえればいいかなと考えていました。

文章では伝わりにくいことがある。


しかし、仮に自分の発信が届いたとしても自分の文章で伝えることになるので、文章でのやり取りを頻繁に行うことがある人であればなんとなく理解してもらえることだとは思うのですが、口頭での会話では話し方に抑揚をつけることで同じ内容でも相手に対して自分の感情をなんとなく伝えることができても、それが文章になるとそれだけで自分の感情を伝えることはなかなか難しいので、主に文章の末尾に顔文字を交えることで、自分がどのような感情で伝えたいのかを表現したかったから顔文字を使用することで相手に誤解を与えないように心がけました。
もっとも、いくら顔文字を使って自分の感情を伝えたところで、出来るだけ内容を簡潔に書かないと、それだけ相手の時間を奪ったあげく何を言いたいのか分からなくなります。
しかも、こちらの都合で配信するので極力配信の時間を統一することで、相手を振り回す機会を少しでも減らすだけではなく、時間を統一することのメリットもあり、あらかじめ発信する時間を決めることで、発信をルーティン化するだけではなく、投稿する前に投稿内容をキチンと確認して投稿することができるというメリットもあります(感情にまかせた投稿を極力控えることができる)。
もちろん、時間や労力はかかりますし、Twitterのように自動で投稿することのできるツールがあるわけでもなく(自動投稿は何らかの宣伝などに行うのであればともかく、そうでなければ控えた方がいいと思います)
そもそも、時間を統一するとは言っても、忙しい日々の生活の中ではつい忘れるなどして、なかなか思うように実践すること自体難しいことかも知れないのですが、こういう考え方もあると思っていただければ幸いです。

株主が得をしない会社?


そして、このサイボウズは「経済的に株主が得することを理念に置いていない」会社なので、私の勝手な解釈をすると「サイボウズ」が株主の利益を第一に考えないのは、株主軽視というよりは、会社の過度な成長と業績の拡大を目的にしたところで、それはサイボウズのカラーではなく得意分野でもないと思うので、自分たちの苦手なことをしたところで、逆に株主に対して損失をもたらすことにもなり兼ねないと思っています。
だから、それよりもサイボウズの理念でもあり、強みである「チームワーク」を重視することの方がよほど重要で、お互いに力を合わせることで、1+1が2ではなく、1+1が3、場合によっては5や10以上にすることだって可能だと思っています(逆に力を合わせないと1+1が、2どころか0、ましてやマイナスにもなり兼ねません)

株主kintoneを利用してよかったこと。

だから、私は同社の株主なのにも関わらず株主kintoneを利用してよかったことは、普段やり取りができないような会社の人たちや、株主の人たちとやり取りができただけではなく、同社のIRチームの田中さんから、私が行動した「色々な情報の共有や他の株主の方とのやり取りなどが自分たちの理想としているイメージだ」とおっしゃってもらったこと(なぜなら、会社と自分の考え方が相違していると、お互いに違う道を歩むことになるので、それはお互いにとって不幸なことだからです)
そして、サービスの閉鎖間際には、Youtuberマネジメント会社「Zeppy」の創業者でもある井村さんが、会社に対して今まで温めていたアドバイスをしてくれるなど、確かに株主kintone自体は閉鎖してしまったとしても、お互いに次につながる一歩になるのではないのかと思ったので、それは会社次第にもなるとは思いますが、それでも会社側が頑張ってきたことは決してムダではなかったのではないのかと感じました。

信頼しているからこそ。


だから、自分も日々の生活に余裕がないとは言っても、それでも「自分が信頼している人たちの力になりたい」という人によっては綺麗だと思われることでも、会社も含めた周りの人たちを信頼しているからこそ、その人たちのために行動してよかったと思います。
もちろん、可能であればもっと会社に対してアイデアを提供することができればよかったのですが、アイデアは狙って出すことができるものではなく、会社に対して少ししか貢献することができなかったとしても、一緒に仕事などをするなら、自分が心の底から信頼することができる人たちと一緒に「何か」を創っていきたいので、そのためにはチームワークが不可欠です。

溝が広がらないためには。


そして、サイボウズはチームワークを「チームのメンバーが、目標(理想)を達成するために役割を分担し協働すること」定義していますが、それは株主も同じで「株主は神様です」という行き過ぎた株主主義では、会社と株主との溝はますます広がっていくと思うのですが、だからといって、会社側も株主を軽視をすることで、株主から反発をくらうこともあると思うので、それはお互いに歩み寄っていくことが大事だと思います。

ほぼ先例がないサービスだから。


もっとも、株主kintoneのような会社と株主がプラットフォームを通じてやり取りをすることができるサービスは、ほぼ前例の無い取り組みだと思われるので、担当者の皆さまは株主kintoneの運営に関してハードルが高かったのでは?ということと、しかも、それが「株」に関することなので担当者の方によってはIR(インベスター・リレーションズのことで、企業が株主や投資家に対し、財務状況など投資の判断に必要な情報を提供していく活動全般)を学び直したり、人によっては他の部門と兼任をしていたりと、これらも含めて会社の方々はとても大変だったと考えているので、サイボウズという会社は会社の考え方を理解しない株主の人たちに忖度するよりも、サイボウズの理念である「チームワークあふれる社会を創る」に基づいて、今以上にチームワークの向上に努めていくことに注力した方がサイボウズ「らしい」と思うので、今回の株主kintoneの閉鎖にともない、サイボウズ「らしい」、会社と株主との関係性を改めて考え直す良い機会なのではないのかと思います。

会社に対する私の要望。


しかも、サイボウズという会社は「まさにわが道を行く」という感じがしている会社だと思うので、会社の理念である「チームワークあふれる社会を創る」を極めるためにも、周りの声に惑わされることなくさらに理念を追求することで、会社の理念に共感する顧客、従業員、パートナー、株主の人たちが、可能な限り全員幸せになれるような状態を目指してほしいと考えています。
なぜなら、世間の常識を覆すようなアイデアを実行するサイボウズだからこそ、他の会社とは違って会社と株主がチームになって会社の理念である「チームワークあふれる社会を創る」ことも不可能ではなく、お互いに協力していくことで、サイボウズという会社は今よりももっと良い会社になっていくと考えているので、そのためにも、会社の人たちだけではなく会社を支える周りの人たちも、会社に対してアイデアを出したり、会社のために行動することは、もはや会社のファンではなく、会社のメンバーとして会社側が受け入れることが可能ではないのかと考えています。

株主kintoneを利用して、改めて感じたこと。

そして、私にとって 「株主kintone」 とい うスペースは、ただ利用者の人たちとやりとりをする場所だけではなく、購入した株式以外のお金を出すことでは得ることのできない 「学びの場」 でもありました。
なぜなら、株主kintoneでサイボウズの人たちやサイボウズの株主の人たちと株主kintoneでやり取りすることがとても楽しかっただけではなく、サイボウズなどが提供するグループウェアとは主に企業向けに提供されていて、会社などの組織内のコンピュータネットワークを活用した情報共有のためのアプリケーションソフトウェアなので、自分が所属している企業などにそれが導入されていなければ、なかなか触れる機会がありません。
だから、「株主の特権」というわけではないのですが、同社の製品に触れたことで「グループウェアとはどういうものなのか?」というイメージを持つことができました。
しかも、このkintoneはプログラミングの知識がほとんどない人でも、ドロップ・アンド・ドラッグだけで簡単にアプリを作成できるのが魅力で、私もkintoneでアプリを作成して、スマートフォンで撮影した写真をアプリ内に共有しました。
そして、それだけではなく、普段から仕事上で文章でのやり取りをする機会がほとんどなかったので、文章の組み立て方の他にも、会社の人と株主の人たちにどのようにして伝えれば、上手になおかつ簡潔に伝えることができるのかと試行錯誤(投稿を繰り返した結果、序論に記事の概要、本論に記事のリンクのシェア、結論に「私の感想を顔文字を交えて一言を述べる」に落ち着きました)したり、もし私が自分の所属している会社のことを、外部に発信するとしたらどのように行えばいいのか(単純に会社のことだけではなく、株主kintoneに関わる社員の方たちに関するトピックなどを発信することで、その内容を利用者の方たちに知ってもらうだけではなく、その内容に関することで、お互いにコミュニケーションをとってもらうという狙いもありました)を試すいい機会にもなりましたし、会社に対して使える使えないは別としてアイデア(会社独自の統合報告書の作成や、株主の人たちからアイデアを募った株主総会の開催の提案など)を考えることで、自分にとっても何らかのアイデアを考えるよいキッカケになっただけではなく、単純にアイデアを考えること自体が好きだということもあって、それ自体が楽しかったからです。

お互いの「これから」を一緒に創りたい。

だからこそ、「サイボウズの人たちや株主たちの人たちと一緒に「仕事」も含めて、お互いの「これから」を一緒に創っていきたい!」と思えたのは、会社が用意してくれた株主kintoneを利用することで、少しではありますが「人に貢献する」を自分なりに体現することができたと感じていて、今回のやり取りで感じたことは、「これからの仕事は働き方も含めて、改めて「自分以外の誰か」に、自分のできることで貢献していくことが大事だ」と思いました。
なぜなら、今までは会社で働いていても、自分の行っていることが、一体誰のために役に立っているのかわからずやりがいを感じる事はほとんどありませんでしたし、会社で働いている人の中にはそのように感じている人も居ると思っています。
しかも、私の行ってきた株主kintoneへの投稿は仕事ではなく、会社の人たちから頼まれたわけでもなければお金をもらっているわけでもないのに、ましてや会社の株主がその会社のために何らかの行動するという考え方自体が普通に考えてみると特異な考え方であり、しかも、周りの人たちにしてみれば、その規模は小さいかもしれません。
だけど、それは自分の目で見ることができる貢献であり、自分以外の誰かに貢献することができる場所は、何も会社だけに限ったことではなく「学ぶ」ということも、何も仕事だけから学ぶことができるというものではないということを認識しました。

さいごに

しかし、いくら私がサイボウズの株主だからと言っても、人間としてまだまだ未熟な私は株主という「立場」など関係なく1人の人間として、持続可能な観点で、多様性を重視して、自分の理想を実現するための働き方や、「人」としての生き方や「ひと」の育て方、コミニュケーション能力の高め方、そして、チームワークなど、偉大な企業を作り、偉大な人を育てるためにふさわしい偉大な人間になるためには「サイボウズ」という会社や、サイボウズの社員の人たちから学べることはまだまだたくさんあります。
もちろん、隣の芝生は青く見えると言われるように「ここ」よりも「あそこ」がいい場所だと言うことではなく、人はどんな場所で自分が今どのような状態であっても、それが人であれ物であれ、常に何かから今の自分に対して必要であると思われることを学び続けなければならないと考えています。
だからこそ、本当であれば出会うことが無かったかもしれない人たちとのこのご縁を、これからも大切にしていきたいです。

#2022年のわたしと仕事


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