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大人の歌、恋と不倫、人生の歌

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2024年4月の記事一覧

歌っておくれよ演歌うた

日本人の旋律には哀愁がありますね。

私は「怪しい霊能者」である。

私は「怪しい霊能者」である。

私は「怪しい霊能者」である。どこかのテレビ局の番組視聴者コーナー
に、そう書きこまれていた。

自分ではまともと思っていた私は、傷心の、それでなくても重い胸を抱えてテレビに出まくった。「怪しい?霊能者」? はその後。多数の出演依頼をいただいていたから。

失恋よりおおきな心の痛みを長年のパートナーにも隠して、番組で、さわやかで美しい?笑顔を振り巻いて解説してたら、プロデューサーに言われてしまった。

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女郎花3 怨みぞ深し

女郎花3 怨みぞ深し

死者の告発シリーズ第四弾 女郎花3
誰を恨めば良いのやら。「人 トレード」

これは何もスエさんだけの問題じゃありません。
昭和の初期にも存在していた悪習です。おなごを
家畜のようにトレードしてもいのか?

「山椒大夫」のおとぎ話を知っていますか?
売られて、ばらばらになった姉と弟。弟は復讐の鬼に
なって出世して、壮絶な苦労から盲目となっていた姉を
引きとるんでしたね。

若い人たちやZ時代

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死者の告発シリーズ第三弾 女郎花2

死者の告発シリーズ第三弾 女郎花2

死者の告発シリーズ第三弾 女郎花2
げに恐ろしきは人間である。

スエさんは、言っていた
「私は六歳で生まれたの」彼女はそう言い張った。客の一部は「面白いやつ」と苦笑い、一部の客は「頭の悪いくるくるパー子」と笑い、残りの客は気持ちが悪いと引いて、他の子に変えたらしい。

貧しい農家生まれのスエさんに父親はいつも言った。
「飯食う地蔵は要らねえ。役に立たねえ」
邑の外れの地蔵さんを拝んでいたような気

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死者の告発シリーズ第二弾 「女郎花」この怨み 来世に持って行けるのか

死者の告発シリーズ第二弾 「女郎花」この怨み 来世に持って行けるのか

お女郎伝 二つの怨念
私の従兄は、継母に虐待されて育ちました。ちょっと味噌汁でもこぼそうものなら夜でも上半身を裸にし、竹の物差しでしたたかに打った後、裸のまま雪の戸外にほうりだしたそうです

虐待が「しつけ」と言い換えられた時代です。父親に告げ口しようものならさらに激しい「しつけ」が待つていました。従兄は死ぬまで継母を許せなかったようです。90年も傷は体に心に残りました。
私には義伯母にあたるスミ

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新 女郎花の歌

新 女郎花の歌

女郎花(おみなえし、と読む)

抱かれた数など おぼえちゃいないが
その名も 哀し女郎花
花の盛りは とおにこえたか
小さな酒場で 窓に咲く

だましたんだか だまされたんだか
その名も 侘し女郎花
その気にさせたは 女のさがか
すがって甘えて 見せたは昔さ

ドアがきしめば 店先を見る
その名も 愛し女郎花
帰って行った 男の顔を
思い出させぬ すすけたグラス