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【読書感想文】比べず、とらわれず、生きる


まえがき


分かりやすいタイトルと可愛らしい装丁に
心惹かれて手に取りましたこちらの本📖

テルテルてる子さんと読書感想文の
書き合いっ子をして4回目になる今回。

私が本を推薦する番でして、
オススメをした理由は
『ホッとするから』です🌸

微笑ったり泣けたりもするのですが、
最後にはホッと出来たからそんな時間に
なったら嬉しいなとオススメしました🤲


簡単に説明と感想文


本書を読むのは昨年の6月以来、2度目。

久しぶりに読み返したくなった事や、
上記の理由から推薦させていただいた。

帯に、あなたをらくにする、34の禅の知恵
ある様に、34の禅語に沿ったエピソードが
綴られている。


禅語と言ってもエピソードがメインの為、
とっつきやすく読みやすい。

想像しやすく比較的身近に感じるお話の中で
さらりと禅語が登場し、とても勉強になる。

禅語は簡潔に説明がされており、
中には日常で使う言葉の由来を
知ることが出来るものもあり、楽しい。

ここからは、大きく影響を受けた
第1章すべては自分の心から現れている
から内容を3つ取り上げたい。


01より、『一切唯心造いっさいゆいしんぞう』すべての現象は、
私たちの心がつくりだしているもの、という意。

これを知って、実感して、衝撃だった。

今まで(今も)自分がそのように見ていたのだな、
自分で苦しくしていたのだな、と苦笑い。

それが分かったのと、 
人間には〜立ち向かうだけの力が与えられている。という著者の言葉に強く励まされた。

そして、
いちばんいけないこととして挙げられている
心配ばかりつくりだして、自らは何もしない〜こと
は、自戒として生活するようになった。


06より、『水急不流月すいきゆうにしてつきをながさず
どんなに川の水の流れが速くても、
水面に映った月影を流すことはできないという意。

とある夫婦のお子さんは話すことができずとも
眼で感情を表現し、一生懸命に心を伝えようと
していることに夫婦が気付いて我が子に感謝する
場面は涙無しで読めない。

誰かと比べることの無意味さ。
比較からは、けっして幸福感は得られない。

それが、夫婦の辿り着いた答え。

比較することや世間の流れに飲み込まれずに、
水面に映る月影のような心を持つことの尊さに
胸がいっぱいになった。


07より、『喜捨きしゃ』心に抱えている執着心や
こだわりを捨てる意。

一聞すると難しい事に思えるが、
人間の心には移ろいがあり〜あるからこそ、
人間は前を向くことができる
(以下略)
という言葉から、無理に捨てる事とは
違う様に受け止め、幾らか楽になった。

締めの一休さんのエピソードで、
ウナギの匂いなぞ〜店の前に置いてきたぞ
と聴き、敬服と共にクスッとしてしまう。


第2章自分で自分を育てる
第3章この一瞬を生きる、ということ

これらはぜひ、
お手にとってみていただきたい。


あとがき


何となく疲れてしまったとき。
虚しい気持ちが込み上げたとき等、
そんな状態からリセット出来るような
1冊。

この本こそ、紙の本として手にとって
読みたいなと感じる1冊です。

様々の日々の中でも、心の静まるコツを
提示してくれている本のように思います。

34の項目に分かれているため、
取り入れやすいものから実践が出来るのも
魅力に思いました。

最後に、禅即行動ぜんそくこうどう
あれこれ考えずに、まずは行動に起こすこと。

禅の基本的な考え方を共有しておしまいです🙏
最後まで、ありがとうございました👋


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