![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78507184/rectangle_large_type_2_69de611a46f3df654dc5b90668f1b56e.png?width=800)
【最果ての地】鶴見線の終着地・扇町駅まで歩く。辺境の駅には猫しかいなかった【動画あり】
浜川崎駅周辺のアポカリプティックな光景に心を揺り動かされた私が次に目指したのは、扇町駅だった。
扇町駅は鶴見線の終着駅で、鉄道ファンの方々の間では有名だと思う。
私は鉄道ファンとは違うので、同じ辺境駅を目指すのでも彼らとは趣向・アプローチの方法が異なる。
私は「散歩の変態」なので、「一切の交通機関を利用せず、歩いてそこへと辿り着きたい」という性癖がある。
電車や車で行くんじゃあ意味が無い。自転車?それも甘え。
重要なのは、「己の肉体一つでどこまで行けるか」。
いくつもの街を渡り歩き、各地が「地続き」である感覚を身体に刻み込みながら、目的地を目指すのだ。
徒歩だけで辿り着いた知らない街の知らない光景を目にした時、自分が何を感じ、何を考えるか。自分の心が揺れ動く音に耳を傾ける。
幸い、扇町駅は最果てと言っても川崎市内なので、歩いて向かうのにもそこまで難儀しない。東京から気軽に出かけられる範囲内にも、十分に興味深く、多くの者からは知られざる光景というのがまだまだ潜んでいるのだ。
かねてから地図の端っこの方が気になってしまう私が扇町駅への訪問を望むことになるのは、必然だったように思う。
ここから先は
6,594字
/
64画像
¥ 600
よろしければサポートをお願いします。記事執筆と活動のために活用させていただきたく思います。