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スペイン留学中に2回ぶっ倒れた話

最近「健康第一、長生きしたい」気持ちが高じて、オートファジー(16時間断食)を実践している東京の女です。健康から派生しまして、本日はスペイン留学中2回ぶっ倒れた話でもシェアしたいと思います!


先にお伝えしますと、中長期問わず海外滞在される(身体的に)女性の方、出発前に歯医者だけじゃなくて婦人科検診も行ってほしい!というメッセージになります。


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第1部「到着から2週間、大学構内で派手にぶっ倒れる」

9月末に留学先に到着し2週間がたった頃の平日、朝からとっても体調が悪かったのを覚えています。理由は2つあって、1つは単純に生理が近くて体中が重ダルかったこと。2つ目は、当時なぜか中上級に割り振られスペイン語が全く分からず、かなりストレスがかかっていたこと。今思えば(そこまでメジャーではない)同じ苗字の日本人が1人いて、留学センターが誤って割り振ったのだと思っています。その後無事初級に移りました。笑

そんな日の授業中、どんどん体調は悪くなってきて、とにかく気持ち悪く吐き気がして、座っているのも辛くなってしまいました。当時はスペイン語でそれを先生に伝えることができず、「トイレに行ってくる」と言うのが精一杯。
教室を出て2~3歩、「ああもうだめだ貧血だ」と自覚するほどに血の気がサッと引き、その場に倒れました。
たまたま本科生の休憩時間と重なったため、気が付いたスペイン人学生が駆け寄って来てくれました。気が付けば周りにたくさん人がいて、みんなに何か話しかけられているのですが、わからない。具合悪いこともあり、拍車をかけてスペインゴワカラナイ。とにかくお腹痛い、気持ち悪い、貧血だと思う。
アジア人でスペイン語話せないので留学生だと分かったのでしょう、すぐに私のクラスの先生を呼んでくれました。が、「どうしたの!?」とスペイン語で言われても説明できない。先生、日本語わかる人連れてきて…。

願いが通じたのか、すぐに1人の日本人留学生が来てくれました。彼女は私よりずっとスペイン語堪能です。ようやく周りと意思疎通でき、警備員さんが持ってきた車椅子で看護室に運ばれました。ぶっとい注射器で腰に注射を打たれ、「痛い痛い!」という泣き言を経てようやく落ち着きました。
体調が悪いと本当に外国語が出てこないのを、身をもって実感した瞬間です。

小話「スペインは貧血が多い?」

留学当時、私以外に日本人が何人かいたのですが、女性は全員一回は貧血を起こしていました。段々と慣れてくるもので、貧血の予感がしたら「ちょっとコーラ買ってきて」とお願いしあったものです。
※血糖値を一気に上げるためです。学生が具合悪くなったらスペイン人先生も炭酸飲料を買ってきて!と言っていたので、スペインではメジャーなのかもしれません。

また、大学構内で倒れた後やっと落ち着くと、シャツの胸ポケットに何本もスティックシュガーが入っていることに気が付きました。助けてくれた日本人留学生に聞いたところ、倒れた私に駆け付けたスペイン人学生たちが、「貧血私も良くなるの、砂糖なめると落ち着くから入れとくね!」とのこと。
優しい~と思うと同時に、「え、砂糖持ち歩くほど頻繁に貧血起きるものなの?」と驚いたのも覚えています。食文化が関係しているのでしょうか。

大学の広さを感じる写真。看護センターも車椅子で10分程の遠さだった。

第2部「謎の腹痛発症。初めての病院に行くも…」

留学してから半年程たった頃、スペインの友達の友人のお店でパーティーをしました。店員さんが手を滑らせてオリーブオイルを肩にかけた以外は楽しく、海外でよくあるピンポン玉を使った謎のゲームなどで楽しんでいました。
12時を過ぎた頃、腹部に違和感を感じ始めます。いわゆる「お腹を下した」痛みではなく、チクチクと、まるで細い針で刺されるような痛みです。その時間のそのエリアはすでに公共交通機関が終わっており、一人でタクシーに乗るのも気が引けました。友人らが帰る時間まで、木の椅子を並べて横になって耐えていたことを覚えています。

翌日もそのチクチクした腹痛は消えず、留学センターに相談して、いわゆる「国際病院」にタクシーで行きました。国際病院といえどもちろん日本語は通じません。(フランス語やドイツ語を始め、ノルウェー語、デンマーク語など北欧言語、英語、ロシア語などは通じるようでした)
具合の悪い中、問診表記入し問診が始まるも、そうです。ここでもうまく意思疎通できなかったのです。「お腹が痛い。キウイアレルギーがあるが食べていない」ことは伝えられるものの、糖尿病・血圧・持病など知らない単語のオンパレードです。緊急だったので一人で行きましたが、ホストマザーにお願いして同伴してもらうべきだったと強く思いました。

診療が終わり、診断書と処方箋が出ました。診断書に何か書いてありますが全く読めません。私は結局なんて診断されたのか分からないまま、街中の薬局へ薬をもらいに行きました。とにかく痛みから解放されたかったのです。

恐らく薬の名前が書いてある紙。この文字以上に繋がった字で診断書は書かれていました。

薬局に行くと、なんと薬剤師さんが日本語を勉強しているとのことで、とても親切な人でした。なんて書かれているかわからない診断書を差し出し「なんて書いてあるの?」と聞いても、残念ながらスペイン人の薬剤師さんも読めないとのこと。あの医者、ユーキャンのボールペン習字でもやった方がいいわ!と心で毒づきました。

家に戻り、ホストマザーに顛末を伝えました。ホストマザーも診断書が読めなかったのですが、なんとか解読してくれて「婦人科系の生理前症状」と書かれていたようです。
私の中で生理痛が重いことは自覚していたのですが、それとはまったく異なる痛みでした。「帰国したら絶対に婦人科へ行こう」と心に決め、当時は処方された薬を飲み、1週間ほどで痛みは和らいでいきました。
幸い帰国までこのチクチクした腹痛が再発することはありませんでしたが、生理が来るたびにびくびくして過ごしていました。

帰国後、どうなった?

帰国してから婦人科へ行くもあまり良い医者ではなかったようで、根本解決には繋がりませんでした。
3年後、通勤中仕事に行けないほどの痛さと吐き気で別の婦人科にかかり、そこでやっと「子宮内膜症・チョコレート嚢胞」と診断されます。すでに手術適用の状態になっていたので、大病院へ移り投薬を経て3か月後に摘出手術をしました。今思えば大学構内で倒れた貧血も、ここに起因していたんじゃないかと考えています。

伝えたいこと

これらの経験から、体調不良時はそもそも外国語が出てこなくなるし、専門的な言葉もわからないし、意思疎通が普段よりもずっとできなくなることを実感しました。「チクチク」なのか「ズキズキ」なのか「ビリビリ」なのか、痛みのニュアンスって日本語でも伝えるのが難しいですよね。

また、歯科治療は海外では高額だから、中長期海外滞在前に歯科検診される方は多いと思います。しかし、婦人科検診をする方は多くないのではないでしょうか?もしPMSや生理痛が重いことを自覚されているなら、絶対に日本で検診を受けることをお勧めします。

最後に、本当に困ったとき、日本人留学生や友人は本当に助けになります。「海外行くなら絶対日本人とは話さない!」という流派もありますが、個人的には自身の経験から困ったときに頼れる関係は「必要」だと思います。

というわけで、本日は留学先スペインで体調不良で倒れた話でした。健康診断を定期的に行い、健康に楽しく長生きしましょう!長文お読みいただきありがとうございました!







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パリと東京で頑張る女たちー東京の女ー

パリと東京で頑張る女たちー東京の女ー

東京生まれ東京育ち。英語、スペイン語を経て、中国語を学習中。現在はウルトラトラディショナル日本企業で会社員。飽き性を活かし日々色々なことにチャレンジ!Spotifyでpodcastもやってます。 パイセンのパリの女→https://note.com/parisjo_ayu/


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