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インテグリティとわたしたち

本日から下半期がスタートします。この上半期はnoteの更新がご無沙汰になってしまい恐縮でしたが、全社的にとても濃密な時を過ごし、コロナ禍に入ってから初めて毎月すべて黒字の半年という結果を出すことができました。

各都道府県の県民割キャンペーンという需要喚起のご支援を頂きつつもようやくコロナの夜明けの兆しを感じることができ、何よりもこれまで頑張り続けた社員に、そして同じくコロナで苦しんだ宿泊施設様やクライアント様、期待してくださった各地域の皆様、サポートしてくださったステイクホルダーの皆様に、やっと報いることができ始めたようで少しホッとしています。

各地のお祭りも3年ぶりに再開
(社員が下呂温泉まつりの盛り上げを手伝いに。左端の法被はゆこゆこ宿泊営業部長)

結果の出始めたこの上半期は、困難と大変さがありつつも、社内のカルチャーが短時間でぐんぐん成長しているのを肌で感じていました。
しかも、加速度的に。
“統制”から“信頼”の経営をnoteに書いたのは昨年7月でしたが、その後しばらくして今年2月、7月、9月のそれぞれのタイミングで企業文化が変容しているのを認識しましたので、そのスパンが短くなってきているのです。

どのように企業文化が変容してきているか。
具体的には、当社が参画した44通りの都道府県民割に対処する宿泊予約事業オペレーションの混乱への対処と、マーケティング支援へと舵を切ったシニアリーチ事業の前進、新しく昇格したリーダーたちの必死の思考の末に、トップダウンからボトムアップの仕事の進め方が増え、より責任への自覚が生まれ、権限移譲されていったのですが、それらを通じて根幹の価値観が進化してきているように感じています。


それは、西洋の言葉で言えば「インテグリティ」、東洋の言葉で言えば「五常(仁義礼智信)」に近いものが、重視されるようになってきたのではないかと思うのです。

高潔という意味を含んだりと少し難しい概念なので、和訳を踏まえて私なりの解釈で表すと、その価値観は

「誠実」「真摯」「人格」そして「健全」

です。

「誠実」と「真摯」は、私が入社する遥か前から、ゆこゆこという会社がずっと持っていた優れた資質です。私が”素直”という言葉で表現していたもの。一人ひとりの社員が持っていた特性であり、私がゆこゆこに入社したいと思った決め手の一つでもありました。

ただ、その「誠実」と「真摯」が、困難を通じてアップグレードされたように感じているのです。

自身の責任と向き合い、他責にせず、他者との間で不具合があれば直接”いい会話”を通じて解決するという姿勢を続ける「誠実」さ。

何をやるべきかを客観的に考えた上で、仕事に対してひたむきに行動する「真摯」さ。


さらに、そこに「人格」と「健全」が加わり始めたように感じています。


優れた人間性を持ち、気持ちのよい人柄という意味での「人格」。

健全な向上心を持ち、健全な効率性を追求するという意味での「健全」。
スパイ11か条に陥らない。)


日々実践、日々成長であり、私自身未熟な部分が多く、恥ずかしいと思い反省しながら進む毎日です。
ただ、ゆこゆこの社員が危機の中にあって自分たちの努力でこれらを獲得してきていることは間違いありません。私はそれに深い感動を覚えていて、まさに今、当社の歴史においてとても素晴らしい瞬間に立ち会わせてもらっていると感謝しています。

最後に、一つエピソードをご紹介します。
私はある上場企業の社外取締役も務めているのですが、先日、副社長が退任なさるときこのようなご挨拶をされました。

「昨晩寝る前に、ああ自分は幸せだなとしみじみ思いました。これまでも自分は幸せだと思ってきました。どうしてこんなに幸せなのか考えてみると、人間として正しいことをやっているという実感でした。人間として正しくあることをずっと奨励してくれた会社に心からお礼を申し上げます。」

ゆこゆこもこのような会社でありたい。
ゆこゆこの一人ひとりにこのような仕事人生を送ってもらいたい。

どのようにすべきなのか常に思考し、何よりも仕事と毎日を愉しみ、一緒に進んでいきましょう。
下半期もよろしくお願いします!


【土門画伯の個展に行ってきました】
銀座のOギャラリーで色鉛筆画家・土門大士画伯(昼間は当社シニアリーチ事業部社員)の個展があり、仕事帰りにCCOチームと行ってきました。
えっこれ色鉛筆!?緻密さと発色、積み上げた時間に驚きです。
最近、社内のとある会議室に土門大士画伯の絵が飾ってあります。探してみてね♪

【ゆこ役員ってこんな人】
コロナ禍の再建フェーズにて事業再生のプロフェッショナルである潮さんに執行役員として会社を支えて頂きました。外で飲めない期間はオンライン”BAR 潮”のマスターとしても活躍。ありがとうございました!

コロナ禍で大変なのが資金繰り。銀行さんへのご挨拶回り出張の合間の昼食にわんこそばで気合を入れる執行役員の西嶋さん(右奥)。「ハイどうぞ~♪ハイまだまだ~♪」と食べる食べる、なんと65杯食べていました。


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