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"統制"から"信頼"の経営へ~トップダウンじゃ続かない~

皆さま、初めまして。ゆこゆこのみんなには、改めまして。
徳田和嘉子と申します。6月末日より、ゆこゆこの代表取締役社長になりました。元々旅行は大好きで、国内はもとよりバックパッカーとして世界一周をしていた冒険愛好家です。
どうぞよろしくお願いいたします。

まずは会社のご紹介を。
ゆこゆこは平日のお宿さんの稼働率を上げるべく、温泉の宿泊予約事業を営んでいます。
平日に温泉を楽しんでいただける方は60歳以上のご夫婦が多く、シニアを中心とした約750万人の利用者がいらっしゃいます。

経営理念は「おとなの毎日に、愉しみを。」
 “おとな”とは、あらゆる意味がありますが、人生の酸いも甘いも知っている年輩の方々という定義で、まずは温泉を、それから派生して毎日を愉しめるサービスをご提供する会社です。

社長をお引き受けしたのは、ゆこゆこが、温泉宿泊を通じて全国の地域振興に貢献するというDNAを持っていること。そして、“おとな”の皆さんに毎日を愉しんでもらうことで高齢社会と向き合っていること。
地域振興、高齢社会という日本の大きな課題に“愉しみ”をキーワードとしてポジティブに向き合っている会社に大変心惹かれて、着任いたしました。

さて、初回は経営スタイルについて書いてみます。

約20年前に生まれたゆこゆこのこれまでの歩みを鑑みると、創業以来、非常にトップダウンの傾向が強かったと感じています。途中、リクルート傘下で10年を過ごして変容はありましたが、まだ残っている気配がします。管理職と議論を重ねていますが、これからどういう企業文化にしていきたいのかは一考の余地があります。

事業を取り巻く環境を考えると、インターネットでの予約の多様化や新型コロナに代表されるように不確実なことが多く、複雑性が増して単純に白黒をつけにくい、さらに変動も激しい、というのが私たちの直面している状況です(よく“VUCAの時代”と言われます)。

この中を私たちは生き抜いて未来に向かっていく。

戦略を立て、臨機応変に調整をかけながら、あらゆる部署で有機的に対応していく。
それが求められています。

もはや単純に戦術が立てられる時代ではありませんし、考慮する範囲が多岐に渡るので、トップダウンに頼ってやっていくには限界があります。ただ、昨年のコロナ到来当初は迅速に会社を守るためにトップダウンでやらざるを得ず、私もCOOとしてそのように振る舞いました。
一方で、ワクチン普及により、ようやく夜明けが見えてきました。

ここから、意識的に会社のギアを変えます。

支配や統制は求めません。ゆこゆこの皆さんも、それを期待しないでください。
皆さんを信頼して、任せます。

実は、信頼して任されるということは、その分、責任も増すということなのです。ゆこゆこの皆さんには、その信頼に応えて頂きたい。会員のこともお宿さんのこともよく知る皆さんにその力はあると思います。
「真実は現場にあり」という鉄則に胸を張ってください。
ゆこゆこで頑張ってきた社員は一朝一夕では手に入らない宝です。
伸びしろのあるところは補助輪もつけていきますし、皆さんが学んでいきやすい環境も整え、責任を果たす力をつけていただくために大いにサポートしていきます。
皆さん一人一人が自分の頭で考えて、学んで力をつけていきながら、ワクワクして仕事に取り組んでほしいのです。

統制から信頼へ。

今の状況から冷静に判断して、私が行いたい経営は「信頼の経営」です。
皆さん、Afterコロナの成長に向けて、一緒に頑張っていきましょう^^


【オマケ】
我が家にはお二人の殿下がおられます。第1殿下は5歳、第2殿下は1歳にお成りあそばされました。第1殿下御誕生の際、あまりにも顔をくしゃくしゃとさせて真っ赤な顔で泣くのが興味深いと新米の母として発言したら、知人が「ウメ星デンカ」(偉大なる藤子・F・不二雄の名作)と命名してくれまして、それ以来、殿下とお慕い申し上げております。今は両殿下となられ、母は日々お二人に尽くす毎日です。

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