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【最終回】人口で未来をみる 人口で語る世界史③


今回は人口で語る世界史につて今まで書いてきた2本の記事で書ききれなかった重要な部分と、他の本や資料などと絡ませたりもして考えた人口から考える未来について書きたいと思う

アメリカの人口構成

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アメリカ国内で白人の人口比率が年々下がっている。
またヒスパニック(メキシコなどのラテンアメリカからの移民)やアジア系の割合は増えている。

ヒスパニック(ラテン系移民)の人口の増加は1960年代までほとんどが移民によるものだった。
しかし若い層が多く出生率が高いヒスパニックは自然増していた。

現在はヒスパニックの移民は減少傾向にある。
それはメキシコの経済が急速に発展しアメリカに来る必要が少なくなったからだ。

またこのことは大統領選とも深く関わっているようだ。
人種差別が残る有色人種と仕事を失った・労働者層の白人の人々この複雑な社会は国の方向性を大きく変えてきた。
(もしかしたらこの後アメリカ大統領選についての記事を書くかも)

アフリカの人口増加

今までイギリスをはじめとしたヨーロッパ諸国・アメリカ、日本や中国・インド、南アメリカ諸国などほぼ全ての国が近代化による急激な人口増加を経験してきた。
しかしアフリカ諸国のほとんどはそれを経験していない。
そして今アフリカで急激に人口が増えている
ナイジェリアは2050年ごろには世界で3番目に人口の多い国になっているという予想もある(世界人口推計(国連)2019)

そしてこれらの国々は非常に若い人が多い。(アフリカの他にも若い人が多い国はたくさんある)
国内の年齢層は若ければ変化・改革を好むようになりイノベーションがおきやすい傾向にあるようだ。
逆に年齢層が高いと治安がよくなるといったこともある。

リープフロッグ現象

これは人口で語る世界史には書かれていなかったがアフリカの今・未来を考える上での非常に重要な要素であると思うので書く

インフラが整っていないアフリカなどの発展途上国では、新しい技術=テクノロジーが普及しやすい。
(例:医療環境が整っていない国でドローンを使って応急処置をする技術が使用される)
(例:Mペサの普及)
逆にインフラが整った先進国では新しいテクノロジーが普及しずらい

アフリカでは貧困・内戦などが大きな問題となっているが発展途上国のイノベーションが起きやすいということを生かし今後大きく発展していくだろう。
またアメリカや中国など企業がアフリカで多くのビジネスをしており、
アフリカは今後大きな市場となるだろう

そして個人的に経済・インフラ面で(アフリカのみならず)他国の会社などにシェアを独占されることによってある意味植民地状態になってしますのではないかという懸念もある。
自立と外国から技術を持ち込むとことを両立させることがアフリカなどでは特に重要なのではないだろうか

人口と環境

環境に優しい(緑の)社会になるチャンスはいくらでもある。これは人類はいまだ地球を破壊する 人口爆発のさなかにあるという社会通念には反しているかもしれない。たしかに人口が爆発的に 増える一方、生活水準が大幅に向上したことが、環境に大きなダメージを与えた。人類は生活空 間や食料生産のために地上の土地をどんどん占領し、近代の生活様式によって大量の環境破壊物質が生まれたのは間違いない。炭素放出が問題になっているのは、生活水準の向上ばかりではなく、人口の規模が大きくなったことも原因である。それで一部の環境活動家の間で子どもを減ら すことを勧める声が、特に先進国で高まっている。一方で、そのような影響を抑える、あるいは 逆転させるのに、これまで人間の創造力が大きな役割を果たしてきたし、今後もそうなる可能性 は高い。人口の増加率が低下したことで一過去四十年ほどで、全世界で年間二パーセントだっ たのが一パーセント前後にまで低下 より環境に優しい星になるチャンスが生まれている

人口が増えるこの世の中で、近代化が進む世界で、環境問題は加速するだけなのだろうか、
テクノロジーによって環境問題とそのほかにも食料問題などいろいろな問題が一気に解決する可能性もある。
また今以上に環境問題についての意識を高くすることができたらより良いだろう。

世界人口は減る

高齢化は近代化をした国ではほとんどの確率で起きる。

アフリカや東南アジアなどでも人口減少は起きるだろう。

この人口減少による労働者不足は、人工知能などのテクノロジーの発達などと結びつき、人の働き方・働く意味を大きく変えるだろう。

-終-

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