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懐かし恋愛日記(21)「職場の後輩」

こんにちはトクです。

本日もnote訪問くださりありがとうございます(_ _)

今回は、職場の女の子から告白された時のお話しとなります。

いつものように「ちえ」を車で迎えに行きました。

車の中で「あのさあ⋯。ちょっと話があるんだけど⋯」

「なあに、話って」

「アパートに着いたら言うよ」

アパートに到着後、「ねえっ?話ってなに?まさか別れ話じゃないでしょうね?」

「う~ん。実はさあ⋯。ちょっと困ってることがあって⋯」

「えっ、なに、なに困ってることって?私にできることならなんでもするからね」

「あのさあ⋯。職場の後輩の女の子から付き合ってくださいって言われてるんだけど⋯」

「えっ、マジで?それ本当?」「まさか、またバスケ部の女の子の時のように断れないでいるわけ?」

「だかさあ⋯。職場の女の子だからね。断りにくいんだけど⋯。仕事に影響出ても困るでしょう⋯」

「ふ~ん。なんだか言い訳臭いんだけどなあ⋯」

「その女の子って何歳なの?」

「確か〇年年下だから、今年で二十歳かな」

「やっぱ、△ちゃんでも若い子が良いわけ?私のようなおばさんよりも⋯」

「そんな「ちえ」は、おばさんじゃないし⋯。十分に可愛いしね」

「だったら、ごめんなさい、彼女いるから無理です」で終わるんじゃないの?

「う~ん。できるだけ傷つけずに断りたいんだよな⋯」

「それに、その子さあ、超積極的で職員名簿で俺のアパートの電話番号と住所も知ってるんだよね⋯」

「それでね。周りでも〇〇さんは、△△さんが好きだって噂がたっちゃてるんだよね⋯」

「△ちゃん、そう言うのは優しさじゃなくて優柔不断って言うんだよ」

「うん⋯。分かってるんだけどね。一度、電話では断ったんだけど⋯そしたら⋯」

「そしたら、どうしたの?」

「お願いですから、1度で良いから、どこかに連れてってくださいだって」

「やっぱり無視するしかないのかなぁ⋯」

「私は△ちゃんのこと信じてるからね。本当に1度だけで良いなら、どこかに連れてってあげても良いよ」

「本当?本当にそう思ってる?」

「うん。本当は嫌なんだけどね」

「分かった。もう、俺の車の助手席には「ちえ」しか乗せないから、ハッキリ断るよ。やっと決断できた」

「う~ん。悩み解消!なんだか腹減ってきたな⋯」

「本当に、本当にハッキリ断ってよね」

「了解です!この話は、ここまでで終了!また、回転寿司でも行きますか?」

「△ちゃん。最近、お金使ってるから、このサイフの中身も残り少くなくなってるよ。今日は外食じゃなくて私がなにか作ろうか?」

「それじゃあ夕飯は「ちえ」の手料理で決まり!」

「いつもみたいに、辛~いカレーをお願いします」

「なんだか私がカレーしか作れないみたいじゃん⋯」 

「そう?そんなことないと思うけど⋯。だったらおまかせコースにしておきますか?」

「うん。じゃあ一緒にスーパーに買い出しに行こう」

という訳で、後輩の女の子には、断ったのですが⋯。

それからもすんなりとは行きませんでしたで⋯。

その後のことは「ちえ」にも内緒にしておきました。

それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。




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