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こうして引きこもりになる

私が、うつ病で引きこもっていたことをブログに書いてFacebookに投稿したことで、「清水引きこもり研究所」の原科さんとのご縁ができました。

そして、原科さんの引きこもりライヴにも何度か出演者させて頂きました。そこで改めて、引きこもりライヴついて考える機会がありました。

★引きこもりので定義とは

引きこもりの定義について改めて調べてみました。

【引きこもりとは、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6ヶ月以上続けて自宅に引きこもっている状態ことです。近年は引きこもった当事者の高齢化も社会問題になっています。】

ようするに、半年以上続けて自宅に引きこもった場合に始めて「引きこもり」になるんですね。

★引きこもりたい理由

引きこもりたいと思う方は、「人見知り」や「人と接する事が苦手」な人とばかりではありません。普段から「明るくて人と話すことを苦手としない」ような性格の方も引きこもりたいと思う場合があるんですね。

こうした人達に共通するのは「もう人と接したり関わりたくない」という気持ちです。ではどうして、人と関わりたくないと思ってしまうのでしょうか?

例えば同僚や上司等、職場関係の人と上手くいっていない場合は「人と関わって辛い思いをするのは嫌だ」と感じる事が多くなりますよね。その対人不安の気持ちが、引きこもりたいという気持ちを強くしていきます。

 自分自身を開けっ広げに生活している人となどそうそういません。みな、多かれ少なかれ「優しい自分」や「明るい自分」の仮面を被っているのではないでしょうか?

それでも、大抵の人達は仮面を被った自分と本当の自分との差が大き過ぎてしまわないように、上手く折り合いをつけて生活しているのが現実です。

しかし、中には仮面を被った自分と本当の自分の差に戸惑ってしまう方もいるんですね。被っている仮面のストレスに耐え切れずに「もう何もかも捨てて引きこもりたい」と思ってしまうケースがあるんですね。

自暴自棄の状態になっているので、かなり精神的に参っているのです。

★朝が苦手


私はうつ病の経験があるので、朝が苦手な方の気持ちはよく分かるつもりです。朝が苦手な方の場合、「起きたくないから今日は仕事を休みたい」と思うことが1年に何度もあることでしょう。

朝早起きをして慌ただしく仕事に出かける。こういった生活に嫌気がさしてきてしまうんですね。特に「夜更かしの癖がある方」の場合は、「いっそのこと引きこもりたい」と感じてしまうこともあるでしょう。

★自分が嫌になる

仕事で毎日、ミスをしてしまうと仕事ができない自分が嫌になり自己嫌悪に陥ってしまいがちになりますよね。それが高じると引きこもりたいと感じてしまう方もいるんです。

真面目で責任感が強い方や、気が弱くて人の目を気にし過ぎてしまう方の場合は、より、引きこもりたい気持ちが強くなりやすいことでしょう。

「仕事ができないことで、同僚から嫌われいるかも・・・」と、被害妄想に苛まれることさえあるんですね。

★パワハラを受ける

職場で上司や先輩職員からパワハラを受けていたり同僚から無視されるなどのいじめを受けている場合は、人との接触が苦しくなってしまうことでしょう。

「出勤するのが怖い」「職場にいることが怖い」という感情が強くなるあまり「いっそ引きこもりたい」と逃げ場を探してしまうのも無理からぬことですね。

こうなってくると、何もかも悪い方へと考えてしまい完全にマイナス思考に陥って行きます。仕事が休みの日でも、次の出勤のことを考えてしまので心が休まらず気分も塞ぎがちになってしまいます。

現状を変えなければ、いつまで経っても引きこもりたい気分を抱えたままになってしまいます。完全に逃げる気力さえも失ってしまいますよね。

★面倒に 感じる 

熱しやすく冷めやすい方の場合は、突然何もかもが「面倒だ」と感じてしまう場合があります。(私は、このタイプです)順調に進んでいた仕事でさえも興味を失ったり辞めたくなる・・・。

友人にも会いたくなくなる。引きこもりたい、1人になりたいという感情に取り込まれてしまうのです。こういった「面倒臭くなって人生を投げたしてしまう」方は、実はそう珍しくはないのです。

特に器用で何でもそつなくこなせる方だと、突然すべてが面倒臭さくなってしまう場合が結構多いのです。

★マイナス思考になる

1つミスをしただけで、すぐに「自分は何をやってもダメだ、何もかも上手くいかない」とマイナス思考に陥る方がいます。(私は、このタイプです)

こうしたマイナス思考に陥りやすい方は、いくら周りが「そんなことないよ」と励ましてもそれを素直に聞き入れる余裕がありません。

それどころか、「裏では自分のことをバカにしているんだろう」と、どんどんマイナス思考に考えてしまうのです。

このマイナス思考が強すぎて、対人不安が大きくなる、物事に対して自信がなくなるせいで、引きこもりたいと思うようになってしまうのです。

精神的に傷つきやすく、物事を深く考え込みやすい方は、こうなってしまう場合が多いことでしょう。

★精神的に不安定になる 

仕事や家庭などの人間関係でストレスが溜まり過ぎてしまうと、そのストレスに耐え切れずに精神的に病んでしまう場合があります。

こうなってくると寝ても醒めても精神的に不安定な状態が続くので、無気力や自己嫌悪で耐えられなくなってしまうケースも起きるのです。

この状態はまさにうつ状態ですね。私がパワハラによりうつ病を発症したパターンそのままです。

こうなると何に対してもやる気が起きないので「引きこもりたい」気持ちが強くなります。引きこもりれば自分が傷つくことはない、引きこもって自分の好きなことだけをしていたいと感じてしまいます。 

もっとも、うつ状態が進んでくると自分の好きなことさえできなくなってくるんですが・・・。

以上、引きこもりになるまでの過程を書いてみましたが、ここまで書いてきて「引きこもりになる」原因と「うつ病」の原因がほぼ同じだということに気がつきました。

ほぼというか、まったく同じといっても良いと思います。と言うことはうつ病から引きこもりになるケースが多いということでしょう。事実、私はうつ病のために最長で2年間、通算で4、5年も引きこもって いましたから。

当たり前の話ですが、心が引きこもるから体が引きこもるのですね。常に心が先で行動が後です。心の解放なくして、引きこもりからの脱出はないと思います。

しかし、うつ病が原因での引きこもりであれば、本人の意思さえあれば、必ず引きこもりから脱出することが出来ると思うのです。それは、私自身が、引きこもりから脱出した経験があるからです。

具体的な脱出方法については、また別の機会に書きたいと思います。

今回は、引きこもりになる原因について考えてみました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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