とこたコト

物書き初心者です。 ショートショートガーデンにも投稿してます。 それより長い物語をこち…

とこたコト

物書き初心者です。 ショートショートガーデンにも投稿してます。 それより長い物語をこちらに投稿していこうと思います。 宜しくお願いします。

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「字書きさんに訊きたい10の質問」に答えてみました

Twitterのタグで見つけました。自己紹介代わりに。 ①字書き歴 創作自体は子どもの頃から好きでした。自分はお絵かきじゃなくて、遊びは物書きだったなあ。 こうやって投…

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毎年の風景?

ここは、万年雪に包まれた不思議な土地。 ぽつんと建つ一軒のコテージには、いつも暖炉に暖かい火が灯っています。 その暖炉の前で、おじいさんがソファーに腰掛けて、な…

見つけてほしかった

この市営プールでは、1時間に1回、5分の休憩を入れる。 一度プールから全員を上がらせて、子どもたちの体調の管理と、プールの安全を確認するためだ。 休憩中に見回ってい…

馬と鹿はどちら?

また『キングダム』読んでるの? こないだも後輩に「何度も同じの読んで面白いっすか?」ってツッコまれてたじゃん。 え?してないしてない、馬鹿になんて。私だって気に入…

捨てられない

「お。そのサングラス、イイじゃん。よく似合ってるよ。どこで買ったの?」 買ったばかりのサングラスを掛け、一人夕日を眺めていると、後ろから1番仲良くしている同僚から…

挨拶と先生

「先生、こんにちは」 10時の休み時間。廊下で友達と話していると、相田先生が来られたので挨拶をした。 すると、 「まだ午前中なのだから、おはようございますでしょう…

心躍る○○

「密室殺人!」 ここは、某探偵事務所。 事務所自体はなかなかに繁盛している。 探偵たるもの、ミステリ小説のように殺人事件を鮮やかに解決!…な〜んてするわけはなく、…

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鏡を見るのは昔から好きだった。 と言っても、見るのは自分の顔ではない。 自分の目では見ることの出来ない自分の顔ではなく、 自分の目で見えるものを、鏡に映して見るこ…

ドキドキする理由

「最近、急に胸がドキドキするんです。なんだか息もしづらくて…」 私はS女子校に通う17才だ。今は保健室で白衣の女保健師と向き合っている。 打ち明けたとおり、最近突然…

河原での再会

弟が来たから迎えに来い、という連絡を受けた。 迎えに行くような年齢じゃないでしょうが、と内心舌打ちしながら河原へ向かう。 あの河原へ行くのは自分がここに来た時以来…

イメージをぶっ壊せ

「こんな格好したいなあ…」 ファッション雑誌を眺めながら、もう何度溜め息を吐いたことだろう。 ページの中の女の子は、ショートパンツにニーハイソックの姿で元気に微笑…

TIME AND POWER

「あー!またやっちゃったぁ…」 どうしてこう、ゲームしていると時間が経つのが早いんだろう。 今日もまた、気が付くとあっという間に短針が2回りしている。 まだ洗い物…

ハルとハル

私は死んだ。 23才で、交通事故にてあっさりと生涯を終えてしまった。 まあ、死んでしまったものは仕方がない。 そんな私の手を引いているのが霊界案内人だという、白い着…

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「字書きさんに訊きたい10の質問」に答えてみました

Twitterのタグで見つけました。自己紹介代わりに。

①字書き歴
創作自体は子どもの頃から好きでした。自分はお絵かきじゃなくて、遊びは物書きだったなあ。
こうやって投稿を始めたのはつい最近です。

②初めて書いた作品について
子どもの頃のお遊びはおいといて。
田丸先生の『ショートショートガーデン』の存在を知りましたので、そこに初めて投稿したのが『美女の失くしモノ』という作品です。
400字以内

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毎年の風景?

ここは、万年雪に包まれた不思議な土地。
ぽつんと建つ一軒のコテージには、いつも暖炉に暖かい火が灯っています。

その暖炉の前で、おじいさんがソファーに腰掛けて、なにやら手紙を読んでいますよ。
「ふむふむ。みんな良い子にしていたんじゃなぁ」

「あなた」
おや、向こうの扉から、おばあさんが出てきました。
「何をやってるんです?」
「何って、そろそろプレゼントの準備をせなならんじゃろ。それで…」
「世

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見つけてほしかった

この市営プールでは、1時間に1回、5分の休憩を入れる。
一度プールから全員を上がらせて、子どもたちの体調の管理と、プールの安全を確認するためだ。

休憩中に見回っていたアルバイト管理員の青年は、まだプールに残っている人影を見つけた。どうやら小さな女の子のようだ。
「こら、キミ。休憩中だよ。プールから上がって」
女の子は顔を青年に向けた。そのままじっと見つめている。
(こんな小さい子をたった一人にし

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馬と鹿はどちら?

また『キングダム』読んでるの?
こないだも後輩に「何度も同じの読んで面白いっすか?」ってツッコまれてたじゃん。
え?してないしてない、馬鹿になんて。私だって気に入った本は何度も読み返してるもん。
本当に気に入った本って、結末知ってても楽しいもんね。もう、文章まで覚えちゃうくらい読んでるものあるし。

そういや、馬鹿で思い出したけど、この言葉もキングダムー始皇帝が関わっているって話、知ってる?まあ、

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捨てられない

「お。そのサングラス、イイじゃん。よく似合ってるよ。どこで買ったの?」
買ったばかりのサングラスを掛け、一人夕日を眺めていると、後ろから1番仲良くしている同僚から声を掛けられた。
「褒めてくれてサンキュ」
褒め言葉に素直に礼を言って、サングラスを外す。彼の手に渡しながら、質問に答える。
「これ、新しく出来た眼鏡屋で買ったんだよ。ほら移転してた。」
「ああ、向こうでも人気だったもんな。そうか、いよい

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挨拶と先生

「先生、こんにちは」
10時の休み時間。廊下で友達と話していると、相田先生が来られたので挨拶をした。
すると、
「まだ午前中なのだから、おはようございますでしょう」
と叱られてしまった。
「すみません。おはようございます」
「おはよう」
言い直すと、先生は『よろしい』と言うように大きく頷いて、また歩き出された。

午前中の挨拶は『おはようございます』なんだ。
覚えておこう。

その後3時間目が終わ

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心躍る○○

「密室殺人!」
ここは、某探偵事務所。
事務所自体はなかなかに繁盛している。
探偵たるもの、ミステリ小説のように殺人事件を鮮やかに解決!…な〜んてするわけはなく、専ら人探しだったり、素行調査だったり。
ま、現実なんてそんなものだ。
ただ、私が助手として付いている探偵だけは、ちょっと、いやかなり変わり者だ。
今日も今日とて、「A市で殺人 密室か?」の不確かな一報だけで警察署へ飛んで行った。
密室殺人

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鏡を見るのは昔から好きだった。
と言っても、見るのは自分の顔ではない。
自分の目では見ることの出来ない自分の顔ではなく、
自分の目で見えるものを、鏡に映して見ることが好きだったのだ。
何故なら、どんなものでも、鏡の中では綺麗に見える。
鉛色の曇り空は、鏡に映した途端に綺麗に輝く銀色になる。
現実には目を背けたくなるような生ゴミでさえも、鏡に映せば静物画のアートのような気がする。
つまり、鏡に映した

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ドキドキする理由

「最近、急に胸がドキドキするんです。なんだか息もしづらくて…」
私はS女子校に通う17才だ。今は保健室で白衣の女保健師と向き合っている。
打ち明けたとおり、最近突然動悸が早くなる。ドキドキが止まらない。
突然やってくるので困る。顔もぽうっと熱くなって、熱かと思って計っても平熱。
ここ数日ほど、そんな日々が続いていた。
「突然とはいいますが、じっくり考えてみましょう。どんなときに多いですか?」
言わ

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河原での再会

弟が来たから迎えに来い、という連絡を受けた。
迎えに行くような年齢じゃないでしょうが、と内心舌打ちしながら河原へ向かう。
あの河原へ行くのは自分がここに来た時以来だ。随分懐かしい気もするが、つい昨日のことのようにも思える。
そういえば自分が辿り着いた時は、先に来ていた母親が来てくれたっけ。

相変わらず、流れが早いのか遅いのか、そして長いのか短いのか分からない川が見えてきた。辿り着いた河原には、久

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イメージをぶっ壊せ

「こんな格好したいなあ…」
ファッション雑誌を眺めながら、もう何度溜め息を吐いたことだろう。
ページの中の女の子は、ショートパンツにニーハイソックの姿で元気に微笑んでいる。
私は脚が太い。これが長年のコンプレックスだ。こんな格好、したくても人からどう思われるか、笑われるのではと思うと、怖くて恥ずかしくてできやしない。

「本当、羨ましいわね。」
ふと気が付くと彼女が来ていた。彼女は気まぐれに現れる

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TIME AND POWER

「あー!またやっちゃったぁ…」
どうしてこう、ゲームしていると時間が経つのが早いんだろう。
今日もまた、気が付くとあっという間に短針が2回りしている。
まだ洗い物もしていないし、お風呂も入ってない。また今夜も寝るのが遅くなるなあ。

こうやって後悔するくらいならゲームになんか手を出さなきゃ良いのに。
でも、意志の弱い私は、いつだってこうなって、繰り返しばかりなんだ。
「時間を巻き戻す、そんなことが

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ハルとハル

私は死んだ。
23才で、交通事故にてあっさりと生涯を終えてしまった。
まあ、死んでしまったものは仕方がない。
そんな私の手を引いているのが霊界案内人だという、白い着物を着た女の子(?)だ。ちなみに名前はハルと言うらしい。
「私もミハルっていうんだけどね。」
「知ってる。だからアタシが来たの。」
名前が似てるから、かな?
「でもさ、死人って、獄卒が迎えに来るんじゃないの?」
自分が知っている『死んだ

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