曽木時人

鹿児島県鹿児島市で活動している、合唱指揮者です。フリーランスの音楽家として、子どもから…

曽木時人

鹿児島県鹿児島市で活動している、合唱指揮者です。フリーランスの音楽家として、子どもから大人までたくさんの方々と合唱を楽しむ日々を過ごしています。

最近の記事

第25回鹿児島マンドリンフェスティバル

「ゲスト指揮者」として 2024年6月22日(土)、川商ホール第2で開催された「第25回鹿児島マンドリンフェスティバル」に、「ゲスト指揮者」としてお招き頂き、出演して参りました。 「鹿児島マンドリンフェスティバル」 今回は、鹿児島でマンドリン合奏に励む5団体の演奏と、第25回を記念しての合同演奏という内容でした。合唱界隈でいうところの「県合唱祭」のような位置付けのイベントだと理解しています。  ・マルゲリータ・マンドリーノ鹿児島  ・鹿児島マザーズマンドリンアンサンブル  

    • 2024芸術家派遣プロジェクト「声だけでつくるコンサート!」@小山田小学校

      鹿児島市立小山田小学校へ 鹿児島市の委託を受けて、認定NPO法人かごしまアートネットワーク(以下KAN)がマネジメントして実施している「芸術家派遣プロジェクト」。KAN正会員であり理事も務める私、毎年大切に参加しており、今年度1校目の機会を先日頂きました。  今回お伺いしたのは鹿児島市立小山田(こやまだ)小学校。鹿児島市北部に位置し、甲突川の清き流れを感じる小規模校。6月11日、全校児童54名と先生方があたたかく迎えてくださいました。 「声だけでつくるコンサート!」  お

      • 第75回鹿児島県合唱祭に出演しました

        毎年恒例、合唱祭 毎年、6月の初めの日曜日に宝山ホールにて開催される「鹿児島県合唱祭」。県合唱連盟主催のイベントとしては最大規模なのではないでしょうか。50を超える合唱団の熱演が朝から夕方まで響き続けるこのイベントに、6月2日、今年も混声合唱団こけけとともに出演してきました! 森山至貴作品にチャレンジ 今回演奏したのは、  ♪どのことばよりも(牟礼慶子作詩、森山至貴作曲)  ♪この世界のぜんぶ(池澤夏樹作詩、森山至貴作曲)  ここ近年、森山作品の持つ和声の色彩感にハマって

        • 5/31ランチタイムコンサート出演

          帰還 鹿児島市役所みなと大通り別館にある「市民アートギャラリー」にて、毎週金曜日のお昼休みに開催されている「ランチタイムコンサート」。700回を越えて実施されているこのコンサートは、市民が気軽に音楽に触れることができる機会として、また鹿児島で励む演奏家たちの披露の機会として、長きにわたって大きな役割を果たしています。  私もこれまでに、何度も、様々なグループで出演してきました。また、コロナ禍においては歌の演奏が制限されていたこともあって、司会者兼スタッフとしてお手伝いを続け

        第25回鹿児島マンドリンフェスティバル

          大学に伺うことになりました。

          新年度スタート。 2024年4月、新年度が始まりました。みなさんいかがお過ごしですか。  私は、児童合唱団の子どもたちが一つずつ進級したことと、筍料理を毎日モリモリ食べていること(今年は祖父の竹山が大豊作!)で春を実感しております。  2024年春、新しい音楽の機会を頂きました。 「合唱」の非常勤講師を務めることに  昨年度末に急なご依頼を頂き、身に余るお話にとても悩んだのですが、チャレンジさせて頂く決断をしました。  4月より、鹿児島国際大学にて「合唱」の非常勤講師を務

          大学に伺うことになりました。

          さよなら、城西ユングフラウ

          解散という選択 指揮者を務めていた、城西公民館の自主学習グループ「城西ユングフラウ」が、2023年3月を持って解散となりました。 ご一緒した10ヶ月 2023年5月に前任者の離鹿に伴い引き継いでから、月2回のペースでご一緒したこの10ヶ月。立ったステージは鹿児島市の公民館音楽祭と城西公民館での地区文化祭の2つ。懸命に練った曲は2部合唱での「少年時代」と「埴生の宿」。毎回の練習の頭では季節の童謡や唱歌をのびのびと歌い楽しんでいた、かわいいおかあさま方。合唱団には約30年の歩み

          さよなら、城西ユングフラウ

          地元にあたたかく響く歌声

          谷山北公民館スプリングコンサート  合唱団の指揮者として、また公民館講座の講師として、かねてよりお世話になっている鹿児島市の「谷山北公民館」で、「スプリングコンサート」が開催されました。令和6年3月2日のことです。 コールたにきた  公民館の自主学習クラブ、シニア混声の「コールたにきた」は、   ♪糸(中島みゆき作詞作曲・佐井孝彰編曲)   ♪ジグザグな屋根の下で(やなせたかし作詩・信長貴富作曲)  を演奏。かの名曲「糸」は、たにきたにしては短期間で仕上げる必要があり、さ

          地元にあたたかく響く歌声

          鹿児島大学混声合唱団ポリフォニー・コール第70回定期演奏会

          開催、終演のご報告 鹿児島大学混声合唱団ポリフォニー・コールの第70回定期演奏会が、2024年2月23日にかごしま県民交流センター県民ホールにて開催され、無事に終演しましたことをここにご報告します。(写真は許可を得て掲載しています) OBと現役との架け橋に  H16年入学、H18年度正指揮者である私ももちろんOB。現役生と昨年から交流があることもあり、今回の記念定演では、少数で日々励む現役生と、参加を楽しみにしている70年分のOBOGとの間に入り、事務局としてお手伝いをさせ

          鹿児島大学混声合唱団ポリフォニー・コール第70回定期演奏会

          第57回「春の祭典」をめぐるお話

          2024年も走り回ります!新年が明けてもう1ヶ月が過ぎようとしていますね。はやい…! 今年も様々な合唱の場を走り回ろうと思います。よろしくお願いします! 「春の祭典」とは  鹿児島県中学校音楽コンクールのこと。主に合唱部門のコンクールとして開催される、言うなれば「クラス合唱」の祭典であり県大会!  具体的には、県下の各中学校で、校内合唱コンクールを勝ち上がったクラスが学校代表として出場する合唱コンクール。今年は79校が2日間に渡って熱演を披露していました。  このイベント、

          第57回「春の祭典」をめぐるお話

          良いお年をお迎えください。

          怒涛のふり返り記事、いかがでしたか。 多いし長いし、忙しい年末に読んでいられませんよね。 私もそう思います。 いいんです、今年のことは今年のうちに。自己満足のふり返りです。 2023年、たくさんの音楽の機会を頂き、ここ数年の悔しさを取り返すかのように忙しく充実した日々を過ごすことができました。 ご一緒してくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。 2024年はさらに音楽の喜びに溢れますように。 来年もどうぞよろしくお願い致します。 良いお年をお迎えください。 20

          良いお年をお迎えください。

          2023下半期ふり返り⑧だいやめ、アンコンに参上!

          男声アンサンブル「だいやめ」 私が歌うグループのひとつに「だいやめ」があります。  「だいやめ」とは、鹿児島弁で言う「晩酌」のこと。お分かりですね?そうです、男声カルテットです。定期的にメイン活動として飲ん方を行う、マジメな男声カルテットなのです。 全員が「先生」  だいやめの4人は全員が「先生」。全員が合唱団員たちから「先生」と呼ばれる立場にある男たちなのです。  バスを歌うは本県合唱連盟理事長であられる盛山先生。2ndテノールは松陽高校や合唱団うたおりさんを率いる今村先

          2023下半期ふり返り⑧だいやめ、アンコンに参上!

          2023下半期ふり返り⑦地域への貢献と、地道な活動

          コツコツと  ここまでのふり返り記事にまだ登場していない合唱団がいくつかあります。それぞれがコツコツと歩みを進めた下半期でした。 地元地域への貢献 私は、鹿児島市の谷山地域の生まれ育ち。合唱指揮者として地元に貢献したいという思いは常々持っていて、現在2つの合唱団がこの地域で活動しています。 復活した「谷山北地域総合文化祭」  谷山北公民館を拠点に、自主学習グループとして活動するシニア混声合唱団のコールたにきた。7月にコーラス・エクスポin鹿児島2023に出演したのち、公民

          2023下半期ふり返り⑦地域への貢献と、地道な活動

          2023下半期ふり返り⑥広島へ!コーラス・サミット

          コーラス・サミット  広島の合唱指揮者、縄裕次郎さんからお誘い頂きました。 「コロナによって断たれた若者たちの合唱のつながりを、改めて結び直したいんだ」と。その熱い思いに心打たれ、私はQとともに広島へ向かったのでした。 南は鹿児島から北は兵庫まで、熱き若者たちから成る合唱団たちが集った大イベント「コーラス・サミット」のお話。 縄さんと私  広島でご活躍の、縄裕次郎さん。彼は私の少し歳上で、出会いはひろしまユース合唱団。2012-2013にかけて私も指揮者として機会を頂いた「

          2023下半期ふり返り⑥広島へ!コーラス・サミット

          名曲「ぜんぶ」をめぐるお話

          きっかけは、先述した屋久島での公演。 学校からのリクエスト  混声4名、アカペラアンサンブルのリノアが、屋久島の中央中学校で公演することになったということで、ご担当のM先生とは何度も打合せを重ねました。  その中で学校からのリクエスト曲として挙げられたのは、「ぜんぶ」。  現代日本の合唱界に燦然と輝く名曲。ご存知の方も多いのでは。さくらももこ作詩・相澤直人作曲のあの「ぜんぶ」です。聞けば、3年生がピアノ伴奏つきバージョンの同曲を歌ったことがあるということで、「ぜひこの機会

          名曲「ぜんぶ」をめぐるお話

          2023下半期ふり返り⑤リノア、海を渡る

          まだまだ続くよ2023ふり返りシリーズ。書き終わるのが先か、年が明けるのが先か… 海を渡る音楽2023 「海を渡る音楽」シリーズとは、「鹿児島県の離島に暮らす子どもたちに、生の音楽体験を届けよう!」と実施している学校派遣事業で、「認定NPO法人かごしまアートネットワーク」が懸命に力を注いでいます。今年度は、「令和5年度鹿児島県地域貢献活動応援プロジェクト対象事業」として、ふるさと納税で寄せられた寄付を元に、我々ensemble Linoahが世界遺産の島・屋久島にお伺いした

          2023下半期ふり返り⑤リノア、海を渡る

          2023下半期ふり返り④おかあさんたちと

          おかあさんコーラスとの日々現在、指揮者を務める「おかあさんコーラス」合唱団が、4つもあります。 狙って増やしてきたわけではないのですが、ポツポツとご縁を頂き、気がつけば最多の部門に。ひと口に「おかあさん」とまとめるのは憚られるような、それぞれに輝く個性があるのです。 新たな出会い「城西ユングフラウ」 ご縁あって、今年の5月からご一緒している「城西ユングフラウ」の皆さん。  城西公民館を拠点に長年歌っておられ、コロナ禍でステージが悉く失われながらも活動を続けて来られました。私

          2023下半期ふり返り④おかあさんたちと