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2023下半期ふり返り⑤リノア、海を渡る

まだまだ続くよ2023ふり返りシリーズ。書き終わるのが先か、年が明けるのが先か…

海を渡る音楽2023


「海を渡る音楽」シリーズとは、「鹿児島県の離島に暮らす子どもたちに、生の音楽体験を届けよう!」と実施している学校派遣事業で、「認定NPO法人かごしまアートネットワーク」が懸命に力を注いでいます。今年度は、「令和5年度鹿児島県地域貢献活動応援プロジェクト対象事業」として、ふるさと納税で寄せられた寄付を元に、我々ensemble Linoahが世界遺産の島・屋久島にお伺いしたのでした。

ensemble Linoah


「アンサンブル リノア」は4人組のアカペラコーラスグループ。アカペラにこだわり、「最も小さな混声合唱」を追求しています。これまで、市役所ランチタイムコンサートや様々なイベントへの出演、学校公演などを行ってきました。
 コロナ禍で活動を断たれた時期がありましたが、この公演で久々の機会を頂きました。
 

弾丸!屋久島日帰りツアー


 今回は屋久島町立中央中学校での1公演ということで、高速船を使っての弾丸!日帰りツアーとなりました。屋久島って日帰りで行けちゃうんだ…幸い天候に恵まれたので高速船も安心安全、無事に行程を終えました。
 港と学校を往復するばかりのスケジュールでしたが、海や川の美しさ、振り返れば悠々とそびえ立つ山々と、屋久島の雄大さは垣間見ることができました。

屋久島の自然は雄大。構えたカメラの後ろには美しい海が広がる。

声だけでつくるコンサート!


 中央中学校で実施したのは「声だけでつくるコンサート!」。リノアが学校派遣で実施する、オール・アカペラ、声だけで、4人だけで描ける音楽の世界を堪能してもらうプログラム。合唱アレンジの唱歌・民謡・歌謡曲のほか、宗教音楽や現代の合唱曲まで幅広くお聴き頂きました。また、今回は生徒さんとのアカペラ体験も実施することができました。生徒さんは練習無し・ぶっつけ本番だったはずなのに、見事に4声カノンをやりとげ、その綺麗な歌声におじさんの心が洗われるようでしたよ。屋久島は人々の歌声も美しいのね。
(サプライズでアカペラアレンジして演奏した彼らの校歌には「世界遺産の」との歌詞が。長年歌ってきましたが、「世界遺産」と歌ったのは初めてでした。さすが屋久島!)

じっくりと、瞳を輝かせて聴いてくれた中央中学校の皆さん。

リノアの思い


「声だけでこんなことができるんだ!」
「たった4人でこんなにいろんな音楽を奏でることができるんだ!」ということと同時に、
これは決して特別なことなのではなく「自分たちにもできるかもしれない音楽なんだ!」ということを感じて欲しくて、このコンサートを実施しました。届いたかな。届いていたら嬉しいです。

「ぜんぶ」をめぐる嬉しいお話


 現代日本を代表する合唱曲にさくらももこ作詩・相澤直人作曲「ぜんぶ」があります。今回演奏したこの曲をめぐって、この公演をきっかけにしてとても嬉しい出来事がありました。それはまた別の記事にて報告します。お楽しみに。

テレビ番組で放送されました


 今回のコンサートと取り組みは、南日本放送の県政番組に取材して頂きました。ぜひご覧ください。

御礼


 この機会に、リノアがステージ復帰を果たせたことも嬉しく。ここからまた少しずつ歩んでいけたらと思います。
 中央中学校の皆さん、そして鹿児島県やかごしまアートネットワークをはじめ今回のためにご尽力下さった皆さま、ありがとうございました。
 たくさんの離島を含む鹿児島に暮らす演奏家だからこそ、またこうした機会に関われるよう引き続き励みます。リノアは最も小さな合唱グループです。お気軽にお問合せください♪(PR)

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