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鹿児島大学混声合唱団ポリフォニー・コール第70回定期演奏会

開催、終演のご報告

 鹿児島大学混声合唱団ポリフォニー・コールの第70回定期演奏会が、2024年2月23日にかごしま県民交流センター県民ホールにて開催され、無事に終演しましたことをここにご報告します。(写真は許可を得て掲載しています)

出演者みんなで記念撮影!

OBと現役との架け橋に


 H16年入学、H18年度正指揮者である私ももちろんOB。現役生と昨年から交流があることもあり、今回の記念定演では、少数で日々励む現役生と、参加を楽しみにしている70年分のOBOGとの間に入り、事務局としてお手伝いをさせて頂きました。
 至らぬ点ばかりでかえってご迷惑をおかけしたようにも思いますが、参加者の笑顔と豊かな歌声、そしてお客様の笑顔が、大きな喜びです。

衣装で行ったんだけども


 当日は、事務局を務めつつ「愛唱曲」ステージは歌おうと思って衣装を着て行ったのですが、とにかく演奏会を円滑に盛大に執り行うために、結局はステマネや写真撮影など不足していた裏方に専念したのでした。自身は歌えなかったわけですが、全然後悔はありません。あの日、普段表に立ってステージの感覚を持ち合わせているからこそできた手伝いがたくさんあって、我ながら良い働きをしたと自賛しているのです。現役もOBOGもお客様も喜んでくださいました。満足。

熱く愛しき先輩方


 70年もの歴史があれば、先輩方の年代も実に幅広く、私なんてまだまだペラペラのペーペー。今回事務局としてお手伝いする中で強く感じたのは、年代問わず共通するポリへの思い。ポリに育ててもらった、ポリで育った、そしてポリを応援したいという思い。表出する形は少しずつ違えど、根底に皆がそうした気持ちを持ち、そしてこの日一つの歌声として重なり合い響き合った、喜び。裏方としてでしたが、私もこの喜びに加わることができたことが本当に嬉しいのです。ステージではもちろん、打ち上げでもわちゃわちゃとはしゃいで歌う大先輩方のお姿は愛おしく、輝いて見えました。

衰えない熱量と歌声!
ポリフォニー・コール、ばんざい!

今を直向きに歩む、現役生たち


 定演直前にはレッスンにも入り、日本語の表現を深めるお手伝いをしました。一応これでも合唱指揮者なので、歌声と対峙すれば彼らがどんな合唱団であるかは分かります。少人数なんて関係ない、彼らは彼らの今を、直向きに懸命に歌っていました。私はそれだけで感激なのですが、ステージに向けてあと少し何ができるのか、決して手を緩めようとしない彼らに向き合った時間でした。

2/19レッスンを終えて


日吉先生と現役のリハーサル

勇者たちの歩みの上にある

 打ち上げの席でも僭越ながら申しました。
 今回の70回定期演奏会は、現役生の努力の上にあるのだ、ということ。
 コロナ禍で、全国の大学合唱団は甚大な被害を受け、維持が困難と解散してしまった大学合唱団も複数聞いています。そんな社会においてでも、歌うことを諦めなかった彼ら。少人数だろうと歩みを止めなかった彼ら。そして70回の節目を盛大に開催しようと決めてくれた彼ら。なんて誇らしい後輩たちでしょう。今回得た喜びは、「勇者」とも言うべき彼ら現役生たちのおかげによるものであることを、私は強調したいのです。その言葉を聞いたOBOGから盛大な拍手が起こったことも書き添えておきます。あなたたちの頑張りに、みんなが本当に感謝しています。ありがとう。

日吉先生と共に、新時代のはじまり


 ポリは、長きにわたって部長として支えて下さった濱崎先生のご退官に伴い、日吉武先生を部長に迎え、新たなスタートを切りました。この新時代の始まりがちょうど節目の70回定演となったことも、私は密かに嬉しく思っています。楽しみで仕方ないのです。

やりきった現役生のみんな

御礼


 定期演奏会にご来場くださった皆さん、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。「いた?」といろんな方に聞かれましたが、いたんですよ、舞台袖に笑。お楽しみいただけて嬉しいです。
 これからも力強く進んでゆくポリを、どうぞよろしくお願い致します。

 ご参加くださったOBOGの皆さま、そして何より「勇者」現役生たち。ありがとうございました。

70年の思いを「草原の別れ」に込めて




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