見出し画像

ステーキハウス・マイホーム

去年の暮にスキレットを買いました。

それから早や半年。いろんなメニューを試したものです。マガジンにまとめた記事を振り返ると、けっこういろんなメニューに使えて、いい買い物をしたなとあらためて満足しています。


🥩ステーキを焼こう

そんな中、まだやってなかった、スキレット系ジュージューメニューの大御所がいることに気付きました。

そう、ステーキです。

そもそも、鉄板プレートで料理を供するスタイルのお店といえば、その看板メニューはステーキかハンバーグというのが、ほとんどでしょう。それなのに、ここまでなぜやってなかったのか。我ながら不思議です。

こんな感じで、チキンとポークといっしょにミックスグリルはつくってますが、ビーフだけの王道ステーキはない。

となるとこれはやらねばなりません。妙な使命感に燃えはじめました。いや、自分が燃えてる場合じゃない、肉を焼け。

🥩赤身が美味しい

というわけで、今回はスキレットでステーキハウスみたいなステーキをつくっていただくお話です。

今回のビーフはもも。あらかじめ冷蔵庫から出しておいて、だいたい2〜30分。冷たいまま焼くと、中まで熱を通すのに時間がかかって焼きむらができるので、まずは室温に戻します。それから包丁の背で格子状に叩いてスジ切り。

焼くお肉の部位の好みは人それぞれですが、肉そのものを味わうのには、ももとかランプ、ヒレみたいな赤身の多いお肉がおいしいなとと思います。

ステーキ肉って買うと、専用スパイスの小袋が付いてますよね。それを両面しっかりまぶします。

■牛脂で焼くと本格的

まずはフライパンに牛脂をいれて、火にかけます。このときは強火でガンガンでOK。煙が出てくるまで熱します。

牛脂もスパイスとおなじく、ステーキ肉を買うともらえたりしますよね。お肉を焼くときは普通の油を使うより、断然親和性が高いので、嬉しいサービスです。

煙が出てきたら弱火に落としてお肉をイン。

じっくり焼いて焼色が付いたら、返します。

両面焼けたら、トングで挟んだお肉を立てて、側面も焼き固めます。

全体に焼き色を付けて、ここでスライスしたにんにく1片分を投入。香りを移します。

すこし加熱したらお肉をアルミホイルにとって、包みます。このまま7〜8分。余熱を中まで行き渡らせつつ、肉汁を落ち着かせます。

🍳スキレットスタンバイ

さあ、お肉を休ませている間に、スキレットの準備です。

オリーブオイルを敷いて、もやしを広げたら火を点けます。

細く切ったピーマンと、刻んだにんにく1片も載せて、もやしに焼き色が付きはじめるまで強火にかけます。

焼き色が付いてきたら、折りたたむように底から返して、ピーマンとにんにくをもやしで包みます。そのまま端に寄せて、コーン投入。弱火に落としておきます。

💧ソースは和風で

続いてソース。ステーキのソースもフレンチっぽい赤ワインソースから、パセリを練り込んだバターとか、いろいろありますが、今回は醤油系。

ステーキハウスのソースって、にんにくの効いた和風ソースが人気のような気がします。ごはんに合うからでしょうか。

お肉を焼いたあとのフライパンに残しておいたにんにくの上から、自家製の万能だれをじゅわーっ。

万能だれは冷蔵保存が効くので、作り置きしてあります。もしなければ、みりんと醤油でOKです。

さっとひと煮立ちさせたら、こしょうを加えてソースは完成。このあと、スキレットでお肉と合わせるので、注ぎやすい器に移しておきます。

🥩さて焼き上がりは

さてさて、休憩中のお肉の様子はどうでしょう。

カットしてみるとこのとおり。大成功。

お肉の焼き方はこちらの記事で詳しく紹介してます。よかったら、読んでみてください。

今回はここからが本番、クライマックス。

お肉をスキレットに並べます。狙ったかのようにジャストサイズですね。  

このとき真ん中の1切れを立てて、断面が見えるようにセットすると、ちょっとオシャレな感じしませんか。

ここにソースをじゅわーっ。

仕上げにバターを載せて、その上から刻みパセリを振りました。バターを溶かしながら食べると、コクが出るんですよね。バター醤油は正義。

🥩ステーキハウス、マイホーム

熱々のスキレットの縁で、ソースがじゅわじゅわしてます。この光景、テンション上がりまくりです。ステーキハウスのひと皿が、我が家の食卓にやってきました。

余熱が残るスキレットから口に運ぶお肉は、熱々のはふはふ。合間に食べる付け合せのもやしには、お肉の旨味を取り込んだソースがからんで、これまたおいしい箸休め。

食べながらも加熱されていく、スキレットの上のお肉と野菜は現在進行系でクッキング中。時間が経つにつれ、旨味が渾然一体となって、それぞれ味の深みを増していくのがわかります。

ステーキハウスの味を我が家の食卓に。これが実現できたのも、スキレットのおかげ。やっぱり買ってよかったな。スタミナをスキレットメニューで補充しつつ、暑くなりそうなこの夏を乗り切っていこうと思うのです。

🥩スキレットステーキの材料(1皿分)

・牛ももステーキ用…1枚
・付属のステーキスパイス…小袋1
・牛脂…1個
・もやし…ひとつかみ
・ピーマン…1/2個
・コーン水煮…大さじ1くらい
・にんにく…2片
・醤油…大さじ2
・みりん…大さじ1
・バター…5グラム
・刻みパセリ…適量

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

お読みいただきありがとうございます☺️いただいたサポートは新作メニュー作りに役立てさせていただきます🍴🙏