そのおにぎりは台湾式
最近気になる食べ物があります。それがこれ。
ファントァンという、台湾のおにぎり。
🍙いま気になる具だくさん
ころんとしたごはんの中に、これでもかとばかりに詰め込まれた、具がみっちり。これ絶対おいしいやつです。食いしん坊のアンテナが受信しまくってます。
というわけで現地にいったことはないままに、またまたアレンジ再現はじめます。
まずとにかく、具はたくさんいれたい。いろいろ調べてアイディアを固めていきます。
煮玉子を真ん中にいれるのが断面映えのポイントなのね、メモメモ。お肉の味付けを中華っぽくすると雰囲気出そうだな。ああ、そうそう揚げパンね、これ台湾っぽいなぁ。
🍙握ってみよう台湾式
そんなこんなで考えることしばらく。今回はこんなメンバーで挑みます。
🍙材料(1個分)
・ごはん…お茶碗軽く1杯
・魯肉飯のアタマ…大さじ1くらい
・煮玉子…1個
・揚げパンの耳…食パン1辺分
・ほうれん草…1把
・細切りたくあん…適量
ごはんは本来、もち米を使うのですが、ふだん家にないので、普通のお米でアレンジしてみます。
🐽メインの具は魯肉風
まずは具のメインでもあり、台湾ぽさを演出するお肉。魯肉飯のアタマ、すなわち豚バラ肉の中華風甘辛煮をつくります。
🐽材料(おにぎり約4個分)
・豚バラブロック…200グラム
・醤油…大さじ2
・砂糖…大さじ2
・水…1/2カップ
・八角…適量
豚バラのブロックを厚めにスライスして、それをサイコロ状にころころ切り分けます。
お鍋にいれて火にかけて、豚バラ自身から出てくる脂で軽く炒めます。
そこに砂糖と醤油をプラス。中華風の香りのポイント、八角をいれます。スターアニスとも呼ばれるスパイスですね。
ちょっと薬膳っぽい甘い香りがして、これをいれるだけでなんともエキゾチックな風味になるのが魅力。昔は香りの強さに苦手意識があったのですが、食べ慣れてくると中華風の角煮なんかには、これがないと物足りなく感じる、そんなクセになるやつです。
水を注ぎ、強めの中火で煮詰めていきます。
水分がほぼなくなればできあがり。これをごはんにかければ、台湾の人気屋台グルメ、魯肉飯。今回はもちろん、おにぎりの具にします。
🍞揚げパンはひと工夫アレンジ
続いて揚げパンをつくるのですが、台湾のお粥にはいってる本格的な揚げパン、油條はちょっとつくるのも大変そう。そこでこんな代役アレンジをします。
食パンの耳。
これを多めの油で揚げ焼きに。
うん、けっこういい感じ。キッチンペーパーに載せて、油をよく吸い取らせます。
👊さあ、おにぎりタイム
さあ、ここからおにぎりタイム。
バットにラップフィルムを敷いて、その上にごはんを広げます。
まず真ん中に卵をどどーん。
その周りに魯肉飯のアタマを載せます。ここまではみごとに白と茶色、うん、茶色は絶対おいしい色。
たくあんとほうれん草も載っけます。一気に彩りが鮮やかになりました。
ラップフィルムごと、くるくる巻いて、筒型に。長細くなりますが、このあと整形するのでご安心を。
ラップの両端を持って、ぐりぐりぐり。捻りながら、大きな卵みたいな形にまとめます。
これでおにぎりできあがり。このまましばらくおいて、形を落ち着かせます。
🕛できたら断面チェック
3分、5分、10分。
そろそろいいかな。
ラップフィルムに巻いたまま、真ん中を包丁でスパッ。さあ、断面やいかに。
おお、いい感じ。具がみっちり。
真ん中に卵の白と黄。その周りに茶色い魯肉飯のアタマ。そしてほうれん草の緑、たくあんの黄色。
色とりどり、おにぎりの宝石箱誕生です。
🍙あなたはいつ食べますか
現地では朝ごはんの定番という、このおにぎり。けっこうボリュームもあるし、なんだか朝からパワーがつきそうです。
といいつつ、個人的なライフスタイルとしては、朝はパン食派なので、食べるとしたら朝ではないシチュエーション。いつにしようか。いつが合うだろう。
そうだ。ウォーキングのときにこれを持って出て、たくさん歩いたあと、お天気のいい公園なんかで食べるのもよさそうだなと思ったり。
たっぷり具だくさんの台湾式おにぎり。みなさんなら、どんなタイミング、どんなシチュエーションで食べますか。
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