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究極の玉子サンドをつくってみる。

玉子サンドはサンドイッチのエース。近頃のサンドイッチは昔からの定番の玉子にハム、ツナ、カツ以外にもいろんな具をはさんだものがありますが、それでもやっぱり玉子サンドは人気が高いですよね。

そんな玉子サンド、一般的にはゆで卵をマヨネーズであえたフィリングをはさんだものが、王道といえると思います。もちろん自分も大好きです。


🥪もうひとつの玉子サンド

ところが、子供の頃、親につれられた日曜のお昼に喫茶店で食べていたお気に入りは、まったく違うスタイルの玉子サンドでした。

それがこのスタイル。ふっくら焼き上げた厚めのオムレツとも玉子焼きとも呼べる、焼いた玉子をはさんだ玉子サンド。実は関西ではわりとよく見る定番でもあります。

もともと京都の老舗洋食屋さんの人気メニューでもあり、お店の閉店後もそれを受け継いでいる喫茶店があるほどです。

ここのところ、京都風とも呼ばれて、注目されているようですが、マヨ系のゆで卵サンドとはまた違ったよさがあるんですよね。

🥪究極の玉子サンド設計図

ある休日の日に、ふと玉子サンドが食べたくなったとき、こんなことを思い付きました。

ゆで卵マヨネーズスタイルと、京風オムレツ的スタイルをあわせれば、究極の玉子サンドができるのじゃないだろうか。

さっそく設計図を書きます。うん、いけそうだ。

というわけで、今回はダブル玉子のサンドイッチ作りのお話です。

🥪さあ、つくろう

🥚茹で玉子を究極に

まずは全国定番の茹で玉子フィリングを準備。といっても、ただ普通に茹で玉子をマヨ和えにするのではなく、その中身にも究極ならではのこだわりを加えたい。

🥚玉子フィリングの材料
・ゆで卵…1個
・マヨネーズ…大さじ1
・こしょう…ひとつまみ
・溶かしバター…5グラムくらい

その究極ポイントとはこちら。

電子レンジで15秒ほど加熱した溶かしバターです。これで卵にコクと香りをプラスします。

ちなみにバターは電子レンジにかけると、びっくりするくらいあっという間に溶けるので、最初は短めの時間で加熱して、溶け具合にあわせて追い加熱するのがおすすめです。

フォークの背で潰した茹で玉子に、マヨネーズとこしょう、そして溶かしバターをあわせます。

この時点で、香りが違う。バターのまろやかな香りがなんともいえません。

🥚オムレツにもひと工夫

続いてもうひとつの卵。こちらにも重要な隠し味を用意しました。

卵にプラスするのは砂糖。

🥚オムレツの材料
・卵…1個
・砂糖…小さじ1
・バター…5グラムくらい

この甘味がいいんですよね。

こちらも焼くときはバターを使って、香り付けします。

オムレツの要領で手早く混ぜて。

あとはふたつにたたんで完成です。いうならば、お弁当に入れる玉子焼きの甘いバージョンを醤油抜き、だし抜きで焼いてみた感じです。

今回は茹で玉子と2段重ねにするので、本家ほどの厚みにはせず、卵1個でつくりました。

🥄ソースのポイントは

続いてオムレツサンドのオリジナルソースづくり。

🥄ソースの材料
・お好みソース(中濃でもOK)…大さじ1.5
・ケチャップ…大さじ1
・フレンチマスタード…小さじ1
・砂糖…小さじ1

本来お店では洋食屋さんならではのデミグラスソースをベースにしていたようですが、今回はおうちごはん。簡易版のオリジナルソースにします。

ポイントはまたまた砂糖。コクのある甘味をきかせることで、ちょうどカツサンドに使うソースのような風味になります。

これで準備完了。

🥪サンドイッチ構築

🥪材料(1皿分)
・食パン(8枚切)…3枚
・レタス…1枚
・ピクルス…6枚
・マヨネーズ…適量
・フレンチマスタード…適量
・卵フィリング
・オムレツ
・オリジナルソース

あとは挟むだけです。

しゃきしゃき食感のレタスに、酸味のアクセントには自家製のピクルスを使います。レタスの下にはスライスチーズも敷きました。

玉子2種類をのせて、最後に蓋になる1枚にソースをたっぷり。

一番左の茹で玉子フィリングパンの上に、オムレツをのせたパンを載せます。

そして、ソースを塗った1枚を上から蓋に。

あとは切って盛り付けるだけ。

🔪切り方のポイント

サンドイッチの切り方って、いろいろありますよね。十字に切り込むと正方形に近い形で4つになるし、平行に2本切り込めば、長方形が3つ。斜めに切れば、三角サンドにもなります。

そんな切り方ですが、今回はちょっとおしゃれに見えるアレンジを加えます。

まずは1/3くらいのところで長方形にカット。このまま残りを縦半分に切れば、長方形×3切れになるところですが、ここでひと工夫。

残りを斜め切りします。

どうでしょう。手前に横たわる長方形、その奥に控える三角サンドが2つ。

🥪ダブル玉子のサンドイッチ

ひと口食べると、茹で玉子に混ぜ込んだバターの香りがふわっと漂い、マヨネーズに続いて、オムレツ側に塗った甘酸っぱいお好み&ケチャップソースの味わいがやってきます。

なんともいえない満足感。そして、玉子サンドって2種類どちらも、なんだかほっとします。子どもの頃に戻れるような、ノスタルジックな安堵感。そういうの、ありませんか。

これは玉子サンド好きであれば、一度は試してみてほしい贅沢サンドイッチです。

ダブル玉子の食感の違いも楽しめる、究極の玉子サンド。これからの秋の行楽シーズン、お出かけのお弁当にもよさそうです。

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