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ホットドッグが魚肉ソーセージだった頃。

朝ごパン派の我が家。食パンをトーストにすることが多いのですが、最近ちょっとお気に入りなのが、こんなメニュー。

ホットドッグです。


🌭我が家のキャベツ

近ごろテレビで見かける機会が増えた、メジャーリーグのイメージなのか、スポーツを観ながらビール片手にぱくつく姿にも憧れますが、朝ごはんとしてもなかなかいいなと思います。

そんなホットドッグ、構成はシンプル。基本、細長いドッグパンにソーセージを挟めばOKですが、ちょっとは野菜も欲しいよねということで、ソーセージの下にレタス系の野菜を敷いたり、薄切りのトマトを挟んだりと、ベジタブルアレンジされた姿も見慣れたものです。

我が家のホットドッグ、定番野菜はこれ。

千切りキャベツをカレー粉で炒めたもの。

しんなりして、カレー粉がからめば準備完了。

🌭さて、メインのソーセージは

ドッグパンを用意します。

そこにスライスチーズを1枚。パンの切込みに合わせて差し込むようにすると、ぱっくり大きな口を開いて、具材を待ってるみたいな感じに。

カレーキャベツをたっぷり広げます。

そして、ここにメインの具、ソーセージとなるわけですが…。

ここで登場したのは、ちらりと覗くオレンジのフィルムでおわかりてしょうか。

そう、魚肉ソーセージです。

え、ウインナーソーセージじゃないの。といわれるかもしれませんが、もちろんそのとおり。普段はウインナーです。でも、たまにこの魚肉スタイルもつくるんです。

🔥こんがり焼き上げます

なぜ、我が家のレシピにそんなスタイルが存在するのか。その話はのちほどしましょう。いまはホットドッグをつくらねば。朝の時間は貴重です。

隙間にバターを挟みます。バターの香りは朝の香り。

すこし挟んで焼くだけで、いい香りがしますよね。

あとはオーブントースターにお任せです。

5分ほどして、パンの表面にすこし焼き色がついて、隙間から顔を出したチーズがパリパリしてきたら、焼き上がりです。

ほら、バターの香りが漂ってます。この香りをかぐと、朝ごはんだなって気分になります。

🌭ケチャップとあれ

シンプルイズベスト。でも、このまま食べるのではなく、もちろんあれをかけます。

ケチャップ。ホットドッグといえば、この赤色。

そしてフレンチマスタード。この赤と黄のコントラストが、ホットドッグを飾る彩りです。

さあ、かぶりつこうじゃありませんか。

ぱくり。

表面がパリッとなったドッグパンの食感、いいですよね。その中にもちもちの魚肉ソーセージ。

ウインナーのときは皮を破る、パキッという食感がありますが、魚肉にはそれはナシ。もちっとした弾力系の噛み心地です。

そこに加わるシャキシャキしたカレーキャベツのアクセント。うん、おいしい朝です。

🐟魚肉ソーセージの謎

ところで、なぜ我が家のレシピに、魚肉ソーセージホットドッグがあるのか。

それは子どもの頃に遡ります。

母がつくってくれるホットドッグ、それが魚肉ソーセージだったんですよね。でもそれはなぜだったのか。

そこでいろいろ調べてみたのですが、もしかしたらこれが原型なのかもという、そんな素材にたどり着きました。

これ。ポールウインナーって、わかりますか。

たぶんというか、関西の人じゃないとなにそれってなると思うのですが、要は魚肉ソーセージみたいな感じのおやつソーセージなんですけど、豚なんです。お肉屋さんのレジ前に、いまでいうところのコンビニのガムみたいに置いてました。お買い物についてきた子どもが、おやつにおねだりする、そんな姿が浮かびます。

ちなみにポールは豚肉。英語だとポークですが、末尾の子音を発音しないフランス語だと、porcの発音はポール。

🌭伝説の大阪ドッグ

これを挟んだホットドッグがあったようなんです。

その名も大阪ドッグ。おお、これが原型だ。間違いない。

それが我が家に伝わったとき、ポールウインナーが魚肉ソーセージに変化したのでしょう。そして生まれたのがギョニソドッグ。

あの頃。ホットドッグが魚肉ソーセージだった子ども時代を懐かしく思うのは、いつの間にかおとなになっていた、自分のそんな記憶のひとつなのです。

🌭魚肉ソーセージドッグの材料

🌭分量(1本分)
・ドッグパン…1本
・魚肉ソーセージ…1本
・キャベツ…1/2枚
・カレー粉…小さじ1
・バター…5グラム
・ケチャップ…適量
・フレンチマスタード…適量

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