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何がどうなってどう悪いのか~「甘いものは脳に悪い」~

甘いものの食べ過ぎは体に悪いと分かっているけどやめられない。

おやつなどの間食も止まらなくなってしまうため、最近はお昼ごはんをバナナとチーズだけに変えてみました。

これが良いのか悪いのかわからないものの、午後からの仕事モチベーション維持と、なんとなく体に良いイメージで実験的に継続中。

そして、このなんとなくという感覚で甘いものはダメと思っているので、実際のところ、何がどうなってどう悪い影響を及ぼしているのか知るために読んだ本書。

脳にどんな影響を与えるのか。


○よく言われる血糖値についておさらい

なにか体に不調があったり、健康診断であったり、重要視される血糖値。

甘いもの、糖質の多いものを食べると急激に血糖値が上がる。

脳はこれをスッキリしたと勘違いする模様。

そして、この急激に上がった血糖値を下げるため膵臓が大量にインスリンを分泌し、今度は血糖値が急激に下がる。

これによって、疲れやダルさを感じてしまうそうです。

何冊か同じジャンルの本を読んでようやく理解した血糖値のしくみ。

甘いものを食べてその瞬間は幸福感に包まれるものの、その後反動が来てしまうのが、食べ過ぎは良くないと言われる所以なんですね。

糖尿病の人がインスリンをうつ理由もわかったし、血糖値の重要性も理解できました。

○脳に良い栄養は何?

前向きな考え方、集中力・決断力を上げるためにはどんなものを食べて、どんな栄養を摂ればいいのか。

・たんぱく質

簡単にまとめると、うつ病は脳内のセロトニンの動きがにぶくなり、ドーパミンやノルアドレナリンの放出をうまくコントロールできていない状況で生じてしまいます。

そして、このセロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンからつくられるので、たんぱく質をしっかりとる。

体の疲れにも起因するそうなので、日頃からしっかりとっておきたい栄養素。

肉や魚、ベーコンやソーセージなどの加工品ではない良質なたんぱく質推奨。

・酵素

たんぱく質の一種でもある酵素。

消化を助けたり、身体の隅々まで栄養を運んでくれたり、代謝し排泄したりするのは酵素が全て関わってくれています。

果物、加熱されていない生の食べ物、納豆などの発酵食品などにたくさん含まれているそうです。

身体が万全でないと脳もしっかり働いてくれませんよね。

○飲み物について

少し話が逸れますが、飲み物は食べ物と違い吸収されるスピードが早いため、甘いジュースは余計にダメ。

コーヒーもカフェイン一時的に覚醒するものの、利尿作用で水分が失われ、ダルさが続いてしまう。

こうなってくると、水や麦茶が一番いいんだろうな…

コーラとか美味しいですけどね。

○まとめると

集中力向上、疲労回復のために甘いものをとっても一時的なものにしかならず、長い目でみると逆効果でしかない。

気持ちを整えることにも、疲労をとることにも関係してくるたんぱく質が大事。

腹持ちもいいですしね。

体をつくっているのは栄養素なんだと実感できました。

今までたまにやっていた子どもたちもいない1人の時間のお楽しみ、お菓子爆食いは血糖値がエライことになっていたんだなと恐怖を覚えました……

なんとなくしか知らない食事、栄養素について学んでみようと思える一冊でした。

これも今から13年前に発行されたほんとうなので、今は新たな情報がどんどん出てきていると思うので、どんどんアップデートしていかないと!

最後までお読みいただきありがとうございました。


おしまい。

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