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がんばりどころを見極める力が今、必要とされている

【1%の努力】(ひろゆき 著)という興味をそそられるタイトル。

まさしく「サボる才能」があるかどうかが問われる。 2時間でやるべきことを1時間で終わらせて、1時間を余らせること。 さらに、30分で終わらせることはできないかと考え続けること。

1%の努力より

いつも余裕のない働き方をしていては、チャンスがきても掴むことができない。チャンスを逃さないように心の余白をつくっておくことの大切さを本書から学べました。

そのためには、頑張りどころを見極めて努力することが必要になってきます。そこで、「最後にトクをする人ーー「努力」の話」の章から、そのコツに注目してみました。


○頑張りどころを見極める

一生懸命5時間働いた人より、ダラダラと10時間働いた人のほうが、2倍の給料をもらえる。頑張っている人の時給が100円上がったとしても、長い時間を働いている人には給料で追い付けない。 努力はなかなか報われない。 そうかといって、すべてを諦めて何もせず家で過ごしているわけにもいかない。 頭は働かせるべきだ。人生において、「ここは頑張りどころだ」というポイントがある。 

1%の努力より

明らかに仕事をしていないのにダラダラと残業を続けて、自分の給料をゆうに超えてくる人は僕の経験上ですが、どの職場でもけっこう見かけます。

生きていくために働かないといけないので、ふて腐れてるわけにもいかないし、同じようにダラダラと残業するのもそれはそれでどうかと思う。

「最後に勝つにはどうすればいいか」 それをにらみながら、つねに出方を考えておくようにしたい。

1%の努力より

相手と比べて相手に合わせた戦い方をするのではなく、最後に勝つためにはどうすればいいかを常に考える。相手と比較するよりも自分のことを考える。

自分の能力を睨みながら社会のニーズに合わせられる人のほうが、世の中では成功しやすい。優秀な会社員としても向いている。

1%の努力より

難しいことですが、自分の能力は何なのか、社会のニーズと擦り合わせていく。

盲目的にただ頑張り続けるのではなく、努力するポイントを見極めることが重要。

○トップの判断が結果を左右する

下がいくら頑張ったところで、やはり勝てないものは勝てない。 正しい戦略で正しい作戦かどうか。そういった上の判断が先にある。

1%の努力より

会社という大きな組織のなかでは、一会社員である自分の力など無に等しい。トップの人たちの戦略が業績を左右するもの。

しかし、上層部は自分たちの責任を下のスタッフや社員になすりつけてしまうこともしばしば。あるあるネタすぎて激しく共感です。

物事の失敗は、判断する上の人たちの判断間違いのほうが原因としては大きい。 トップがどんな考えを持って、どんなビジョンを描いているのか。 それは一度、気にしておいたほうがいい。監視しておいたり、直接聞けるならそうするのも手だ。 だって、自分ひとりが頑張っていても、上の判断ですべてがムダになることがあるのだから。 あるいは、まわりを見回してみよう。

1%の努力より

自分がどんなに頑張っていても、上層部の考えと全く違う方向へと突っ走っていたら、意味のない努力になってしまう可能性もあります。

そうならないためにも、フレンドリーな職場であれば上の人に確認してみるのもいいし、そうでなくてもどんな仕事に会社が重きをおいているのか観察してみるのもいいかと思いました。


ただ闇雲に頑張り続けるのではなく、まず全体把握につとめて全力を注ぎ込むところを見極めることが重要だと学びました。

そういう意味で全力で余白をつくることが大事。

つい頑張りすぎてしまうと視野が狭くなる方にオススメです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


おしまい。

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